激しく弾き過ぎると手が壊れる

TAKUYA

――とこで氷室京介さんが耳の不調などで現在、ライブ活動を無期限休止中です。そのラスト公演となる東京ドーム「LAST GIGS」に行かれてましたよね? 一つの幕引きに対してどう思いましたか?

 スポーツ選手とかが引退するように、残念ではありますが普通にあり得ることじゃないかなと思いました。やはり耳が聴こえなければ難しいですから。

――実際ライブを観てどう感じましたか?

 どうだろう…。全然人ごとではないから。

――TAKUYAさんも体の不調はあるのでしょうか?

 いっぱいありますよ。手の腱が切れたりとか。色んな故障を抱えて爆弾と付き合いながらやっています。スポーツ選手だったら引退しているような歳なので、そういうのは仕方ないという悲しい話でもありますし、僕はそうならないように普段からトレーニングをしたり、ケアをしたりしているけど「こればっかり人ごとではないなと思って観てた」としか言えないです。

――逆にムッシュかまやつさんのように、生涯現役でやられていたという方もいらっしゃいますが。

 ムッシュさんだって、随分前から病状とか知っているけど、調子悪い時と良い時の激しい波の中でやられてました。それでもステージにいる一瞬は光り輝くのは凄いなと思います。「78歳でムッシュみたいに出来るかな?」という凄いプレッシャーを残して逝かれてしまったという感じです。

――そのような偉大な方が亡くなってしまうという事は悲しい事ですが、それを受けてどう思いますか?

 だんだん順番が近づいてきてるぞ、という事は最近思っています。

――出来れば生涯現役?

 そんな風にも思っていないかなあ…。70歳を過ぎても元気に酒を飲んでギターを弾いてはいたいけど、表舞台にいるのかとか、現役なのかというのはあまり考えたくないなと。

――ムッシュかまやつさんや佐久間正英さんなど、成功した方々を見ていて、サクセスに必要なものは何だろうと思いますか?

 やる事をちゃんとやる事、かな。努力から逃げないで、言い訳をしないでちゃんとやる事。やると決めたらやる、出来るんだからやる、みたいな。

――やり切るという事は簡単そうで難しい事ですよね。

 でも僕は難しいと思った事は無いんですよね。

――長い年数ギターを弾かれていますが、新たな発見はありましたか?

 あまり本気で激しく弾き過ぎると、手が壊れるなという事。

――手の腱が切れたのはギターの弾き過ぎで?

 そうですね。けっこう重症な感じです。ゴルファーや力士だったらこれで引退しますというくらいのもので、TFCC損傷(三角線維軟骨複合体損傷)という症状なんです。

――ギターを弾いていたら激痛が走ったりして?

 ある日起きたらいきなり、でした。

――それはいつ頃?

 2年くらい前かな…。

――そこからは多少セーブをして演奏している?

 日によるかな。この間のももクロの時は100%でやったし。それ以外の時は本気のフォームでやらないようにしたりとか湿布をしたりとか、症状と向き合いながらやっています。

(取材=村上順一/撮影=冨田味我)

 ◆TAKUYA and the Cloud Collectors ロックミュージシャンのTAKUYAが率いるロックバンド。ドラムスはかどしゅんたろう。CHEMISTRYやKAT-TUN、木村カエラなど数多くのレコーディング&ライブに参加している。ギタリストの若菜拓馬は、2014年に亡くなった佐久間正英さんとのセッションワークをこなし、佐久間さんとunsuspected monogramを結成している。他に栄喜(SIAM SHADE)、flumpoolやつるの剛士などの制作にも携わる。紅一点のベーシスト、伊藤千明(Ba)は浦田直也(AAA)や宇徳敬子など様々なセッションに参加。と、メンバー全員が一線のプロとして活躍している。バンドは現在、アマチュアバンドの日本一を決めるコンテスト『EMERGENZA 2017』に出場中。7月8日に東京・渋谷TSUTAYA O-EASTでおこなわれる決勝戦に挑む。優勝すれば、ドイツでおこなわれる3万人規模のライブイベント『Taubertal Festival』に、日本代表として出演することになる。

大会情報

『EMERGENZA 2017』
日程:7月8日
会場:渋谷TSUTAYA O-EAST
前売り・取り置き・当日=3000円+1drink(500円)
開場:15時30分/開演15時55分
T@CC開演予定時刻/Cブロック(18時35分~20時15分辺りにスタート)

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