新曲「Something New」をリリースし、今年の集大成となるLIQUIDROOMワンマンをおこなうNOISEMAKER

新曲「Something New」をリリースし、今年の集大成となるLIQUIDROOMワンマンをおこなうNOISEMAKER

 札幌で結成された4人組ロックバンドのNOISEMAKERが10月10日に、A!SMARTとLIVE会場限定シングル「Something New」をリリースした。上半期は、1月にリリースされたシングル「Butterfly」を皮切りに『TWINTOWER』や『CIRCLE OF US Fes』などの主催ライブ、5月にはフルアルバム『ROAR』のリリースなど勢力的に活動。下半期は、『ROAR』を引っさげ全国ツアーを展開し、Crossfaith主催の『ACROSS THE FUTURE』ではBEARTOOTHやEnter Shikariらと競演し、経験を積んだ。今回のインタビューではこの10カ月を振り返ってもらうとともに、「Something New」の制作話や11月23日に恵比寿LIQUIDROOMでおこなわれるワンマンライブ『“ROAR TOUR 2016” FINAL EXTRA SHOW』の意気込みなどについて話を聞いた。

その日のライブは「かました!」と思った

ボーカルのAG(撮影・Takashi "TAKA” Konuma)

ボーカルのAG(撮影・Takashi "TAKA” Konuma)

――まず今年を振り返ってみたいと思いますが、「Butterfly」のリリースと同時に1月から3月まで月1回開催された『TWINTOWER』ライブが始まりでしたよね。そこで皆さんが得られたものはありましたか?

AG NOISEMAKERのバンド自身が発信する力が試されたし、改めて考えさせられたと感じました。ファンとの距離も近くなったし、すごく強くなったと思ったライブでしたね。

――ジャンルが違う対バンで異種格闘技戦のような趣もありました。そういった経験が楽曲に反映した部分はありますか?

AG 今のところ楽曲ではないかもしれないです(笑)。

――YU-KIさんは今年出演したフェスなどで思い出に残っている事は?

YU-KI 1月から4月まで自分達中心のイベントが続いて、大変だなあと思ったんですけど…。

一同 はははは!

YU-KI 『TWINTOWER』に関しては、あまりジャンルは関係ないなとも思ったし、今までは考え過ぎだったかなと。そこから、個人的には聴く音楽も前より隔てなくなって色々なものに興味が湧いたので、良い企画だったなと思います。

――おこなう前はやはり色々考えていた?

YU-KI 普段あまり聴かないジャンルの人達もいたので、どうなるのかなと。お客さんからしたら関係ないとは思うんですけど、やってみてリアクションを見て、なおさら自分が信じているものに自信を持てたし、よりその気持ちが強くなりました。

――HIDEさんはどうですか? 今年のライブで印象深かった事は。

HIDE 普通だったらCDを出してツアーをする感じなんですけど、それが今回は1月からタワーレコードと『TWINTOWER』という一風変わった企画の見せ方をやって、やっぱり北海道出身という事で『CIRCLE OF US Fes』という、ツアーとはまた別のイベントをちょっとずつ多くしていけた年だなと思います。フェスもあったりして、11月23日のLIQUIDROOMでのワンマン『“ROAR TOUR 2016”FINAL EXTRA SHOW』で締めくくるという一連の流れがあります。激変という程ではないですけど、やる方も見ている方もちょっと変わった雰囲気とか、違うイベントという事は感じると思うので、そういうのをちょっとずつ出来た年かなと思います。

――UTAさんは今年おこなったライブで印象に残ったものは?

UTA すごく印象に残ったライブというのはごく最近なんですけど、『ACROSS THE FUTURE』が今年回ったライブの中で印象が強かったです。初めてバスを借りて回ったという事も経験がなかったですし、夜のバスの中がこんなにもうるさくなるんだというのを初めて知って(笑)。僕はずっとイヤホンをして寝ていたんですけど、すごい爆音でしたよ。

YU-KI アメリカのBEARTOOTH(ベアトゥース)とイギリスのEnter Shikari(エンター・シカリ)と回っていたんですけど、アメリカ人はもうずっとパーティみたいな感じで、イギリス人も後ろでもう…。

UTA そういう新しい経験も出来たんです。海外の2バンドはすごくカッコいいライブをしていたし、なにより主催のCrossfaithがかましていたなというところで印象に強く残っています。

――初日のO-EASTでは、ステージ袖でずっとCrossfaithの演奏を観ていましたよね? 腕を組んで真剣に観ているUTAさんを見て、研究熱心だなと。

UTA 世界チャンピオンをずっと観ていた訳ですよ。Tatsuyaはずっと進化していくから、観ていて飽きないし楽しいんです。(編注=CrossfaithドラマーのTatsuyaはサーキット・フェス“Vans Warped Tour”で開催されたドラム・コンテストで優勝)

――そういえば2月にはONE OK ROCKのオープニングアクトもやられましたよね。

AG そうですね。名古屋で。

UTA 忘れもしない、2月3日ですね。

――忘れもしない?

UTA 自分の誕生日の前日なので(笑)。

――それは忘れないですね(笑)。内容の方はいかがでしたか?

AG ONE OK ROCKはやっぱりさすがだなと思いました。もちろん、ほぼONE OK ROCKのお客さんなんですけど、僕らのステージもメチャクチャ反応が良くて、その日のライブは「かました!」と思ったんです。でもONE OK ROCKの「Wherever You Are」が始まった瞬間全てがかき消されました……。これはすげえなと思いました。

――良い経験が出来ましたね。その空気感のすごさは何なのかと考えたりしましたか?

AG やっぱりステージ経験の場数も違うし、視野も広がっていると思うし。

海外のバンドから感じるパワーと“気にしてない感”

ギターのHIDE(撮影・Takashi "TAKA” Konuma)

ギターのHIDE(撮影・Takashi "TAKA” Konuma)

――前のインタビューでも聞いたと思いますけど、NOISEMAKERは海外進出を視野に入れていますよね?

AG もちろん入れています。悔しいというのもあれば、自分達にしか持っていないものや、俺らの方が勝っている部分とかも分かっているので、海外に行った時に自分達がどういう音楽を鳴らせるかなという事を考えながら曲を作っているんです。将来的にはワールドツアーも視野に入れていますね。

――海外のアーティストとコラボレーションもしたいという願望は?

AG はい、機会があるんでしたら。海外では結構そういうのが多いじゃないですか?「ラッパーとバンド」というのも多いし。日本だと「バンドとバンド」が多いと思うんですけど、けっこう思い切った事もやりたいですね。

――「LINKIN PARKとJAY-Z」なんていう組み合わせもありましたね。

AG そうですね。そういうところからまた広がると思います。

――そういえば今年は海外でもライブをおこなっていたんですよね。

UTA そうでした、シンガポールでやりました!

AG 単純に言葉が通じない人達の前でライブをするのが初めてだったので、すごくいい経験になりました。手応えも感じましたし。

――ちなみに海外のバンドと自分達との違いは感じますか?

AG 純粋にパワーと、“気にしてない感”。

――“気にしてない感”とは?

AG 良い意味で“がさつ”というか。あまりオーディエンスを意識していない感じがするし、ライブで盛り上がっていようがいまいが関係ないような。

――日本人がそうある事は難しい?

AG きっとそうですね。例えばツアーのバス移動一つとっても「寝ている人がいるし次の日もライブだから静かにしていよう」ときっと日本人は思うんですよ。でも海外の人だったら関係ない、みたいな。極端な話ですけどね。ちょっとしたニュアンスなんですけど、ステージを観た時にそういう違いを感じます。それは良い部分でもあるんですけど、逆に日本人の方がプロフェッショナルだなとも思います。

――日本の人の方が繊細ではありますね。

AG そんな感じはしますね。

――ドラムのプレイ面などでは海外と日本の違いは? 割と如実に違いが出るのがドラムとボーカルのような気がします。

UTA 俺は身体の重心がブレないように叩くんですよ。でも海外の方々は身体ごといくんです。首でいったり。そういう所じゃないかなと僕は思うんです。

――身体ごといくのは難しい事?

UTA けっこう難しいと思うんですよ…。自分は腰と首がヘルニアなので、ライブ終わってからが辛いので出来ないですけどね(笑)。

――X JAPANのYOSHIKIさんが首にコルセットを巻いているのは、それこそ首からなど身体全体で叩いているからなのでしょうか?

UTA そうだと思います。YOSHIKIさんは海外の人の叩き方に近い感じがします。

――ヘルニアのこともあり、あまり首からいけないという事はある種の制約だと思いますが、そういった制約から何かが生まれる事もありますか?

AG 例えば「Butterfly」だったらPAN(編注=音の定位)を振らないとか。

――なぜPANを振らないという制約を?

AG 自分の好きなアーティストにそういう感じのものが多かったというのがありますね。ほぼモノラルというか。

HIDE 昔風なサウンド。みんな最近サウンドが似ていると感じているんです。最近コンピューターみたいな音ばっかりだから。若い人はそれがすごく良い音に聴こえると思うんです。本当に良い音を聴いた後だと、それがプラスティックのような音に感じると思うんです。

――CDとアナログレコードの違いの感覚に近いかもしれませんね。

HIDE “血を感じない音”が今多いと思うんです。聴いた時に自分の血が沸騰しそうな音、生々しい音というのが無くて。デジタルシミュレートで作ったサウンドとかはすごく綺麗な音なんですけど、ちょっと血が通ってないかなと言いますか…。

――レコーディングもライブも今、モデリングは多いですからね。

HIDE ちょっと嘘っぽく聴こえてしまうかなと。

――では嘘っぽく聴こえないようにするには?

HIDE それはもう生でいくしかないですね。もし生音ではないとしても、そういう風に聴こえさせるように。あとは強弱、ダイナミズムですかね。例えば歌は生じゃないですか? 同じメロディを囁いて歌うのと、声を張って歌うのが全然違うように。いつもUTAやYU-KIに言うのはそこなんです。ずっと「強い」だったら平坦になるし。音の良い悪いは極論言ってしまうと好みの域までいったりするので。最近のLINKIN PARKはめっちゃ良い音で録れているなと思うけど、悪いと思っている人もいると思うんです「パンチが無い」「前の方がいいじゃん」とか。でも俺は生々しくて良いと思うんです。「カッコ良いか悪いか」と「良い音か悪い音か」というのはまた全然違うと思うんです。

「Something New」“多国籍感”が出た

ベースのYU-KI(撮影・Takashi "TAKA” Konuma)

ベースのYU-KI(撮影・Takashi "TAKA” Konuma)

――現在海外だったらどの辺りでやりたいという場所はありますか?

UTA やっぱLAですね!

AG LAは、10代の時にハウスオブブルース(ロサンゼルスの名門ライブハウス)に行ったんですけど、メチャクチャ雰囲気が良かったんです。そこで好きなバンドもけっこうやっていたので、いつかここに立ちたいなと思っていました。

――海外で勝負するにあたって、日本語で勝負するというのも面白いのではないのかと思います。今作の「Something New」のラップ部分も日本語ですし。

AG 今回のラップの部分は最初英語で作っていたんですよ。それで英語のままやっていたんですけど、なんか「普通だね」という話になって。それで思い切って日本語にしてみるかと。

――響き的に変わりましたか?

AG “多国籍感”が出ましたね。海外に行った時にはそっちの方が響く可能性があるだろうし。全部日本語だったら、海外の人は訳が分からなくなるかもしれないけど。ダイ・アントワード(編注=ケープタウン出身のラップグループ)という英語と自国語を混ぜている世界的なグループがいるんです。そういう人達もいっぱいるし、俺らが出来るのは日本語と英語の2カ国語だけですけど、そういうのは一つの武器になるんじゃないかなとだんだん思えるようになってきたんです。

――ちなみに「Something New」はいつごろ作り始めていた曲?

AG アルバム『ROAR』を作って、ツアーが終わってからだから、つい最近です。

――ではこの曲はツアーでの成果が反映されているところも?

AG いや、まだないですね(笑)。成果を取り入れるにはまだ時間がかかると思います。この曲は音的に言えば、「新しくて突き抜けた感じの曲をやりたいね」というところから、自然な流れで出来た曲なんです。ボーカルのチョップ(編注=音の波形を切り刻む編集方法)などを取り入れたりしました。歌詞はもともと書いたものや合うものを使ったりするので、書いている時にLIQUIDROOMが重なってきて、自分達に向けても書いているような曲にしました。

――自分達のモチベーションも挙げていくような感じで?

AG そうですね。

――楽曲のエスニックなシンセのサウンドからも多国籍なアプローチを感じたのですが。

HIDE 気になって使ったシンセがハマッたので。そういう雰囲気を作る所から楽曲が始まったんです。ボーカルチョップの声のサンプルが主役で構成されているという主題なのが「Something New」なんです。

――このサウンドだけでも今までとは違う雰囲気があります。

AG コード進行もメジャーコードで明るくしたしね。最初は暗かったんですけど。NOISEMAKER的に明るい曲は少なかったので、それこそ今までにない新しい感じに聴こえるかなと思います。

――楽器隊のサウンド面でのアプローチも今までと違う?

YU-KI 久しぶりにリアンプではなく、スタジオでベースを弾きました。(編注=リアンプとは、音作りをしていない状態でライン録音し、後で音作りをする録音手法)

――今まではリアンプ?

YU-KI リアンプでした。でも今回やってみて個人的にはリアンプじゃない方が音はイイなと思いました。

――リアンプだと音が劣化する?

YU-KI すると思うんですけどね…。自己満足かもしれないんですけど。

――UTAさんはどうでした?

UTA 俺は音に関してはそんなに困らなかったかな…。ドラミングで言ったら、今回はけっこう細かい事ばかりやっているんです。

――「Point of Origin」的な感じ?

UTA 言ってしまえば「Point of Origin」より難しいかもしれないですね。足も手も細かいし。

――先ほどのお話のシンセの部分など、新たな試みがありましたがギター的に新たなチャレンジはありましたか?

HIDE ギター的にはそんなにないかな…。とりあえず曲の雰囲気を変えるのにどういう風な、そのラップの所とか、後で作っていって自分で知ったんだけど、トラップというジャンルっぽいなと。

――トラップとは?

HIDE そのジャンルはハイハットやスネアが高速で刻んでいたり、ローベースが鳴っていたりするもので、HIP HOPとかEDMやダブステップなど、そっちの方のジャンルから派生したものなんです。ハイハットやスネアの高速の刻みがメインになっている感じです。

(編注=トラップとは、ドラムンベース、HIP HOPから派生したR&B寄り、ブラックミュージックテイストのエレクトロサウンド。トラップ系のトラックメイカーとしてはフライングロータスなどが有名)

――感覚で作っていって、結果的にそういう風になっていったと。

HIDE その時期は確か、ダンス系の映像をすごい観ていて、その映像はいきなりゆっくりになったり、速くなったりとか、1曲の中でテンポチェンジがあるんです。その時に間奏のやつを思いついて、そういうのを入れてみようかなと。

――「Something New」はライブ『ACROSS THE FUTURE』で披露されましたが、オーディエンスの反応はどうでしたか?

AG 反応はすごく良かったです。もちろん自信はあったんですけど、海外から来たオーディエンスがいてさすがだなと思ったのは、2回目のサビになったらもう歌っていたという。

――メロディもキャッチーですしね。

AG そうですね。<We all live through the pain for something new♪>というサビを観客が口ずさんでいて、それが今までに無かった経験でした。今までだったらCDをリリースして、歌詞カードで覚えてきて歌うじゃないですか? でも『ACROSS THE FUTURE』ではそこで新曲発表だったので。

――初披露でしたよね。

AG なのでその場で覚えて歌うというという感覚は、手応えがあったし伝わったなと。

――それは全会場で?

AG そうですね。

HIDE でも実はその時、曲はまだ完成していなかったですからね。最初にやったメロディと今のメロディとは違うんです。

AG ちょっと違うね。

HIDE ツアーの移動中のバスで作っていたんです。

――9月の時点ではレコーディングもしていなかったんですね。

AG していなかったです。そういう、音源にしていなくてライブをやるというのも凄く久しぶりだったんじゃないかなと思います。

――インディーズだとそれが当たり前という事もありますが、メジャーになるとリリースしてからの発表が多いですしね。音源を出す前にライブで披露するというのは新鮮?

AG 最初は不安もありましたけどね。「音源にしていないけど大丈夫?」みたいな。

――知っている曲と知らない曲とではお客さんのノリもまた違うでしょうしね。

AG そうそう。しかもタイム感もすごかったから、自分らとしても今までのルーティンだったら、曲を作って、曲が溜まって、レコーディングに入ってしっかり固めて、出来上がったものを改めて自分達で聴き込んでから、やっとライブが出来るんです。今回はそうではなくて、楽曲が発展途上の中でライブをやるというのは、良い意味で“試せる”というのもあるんですけど。

音源を再現出来ていない

ドラムスのUTA(撮影・Takashi "TAKA” Konuma )

ドラムスのUTA(撮影・Takashi "TAKA” Konuma )

――アルバム『ROAR』をリリースしてツアーをして、印象が変化した楽曲はありますか?

AG やっぱりメインで押している曲はライブでやっても強いなと思いました。「Flag」「Mouse Trap」「Home」…。あと「Butterfly」、「Point of Origin」もそうかな。ライブをやって改めて強いなと思ったのは「Minority」です。ローテンポの曲で、ライブではキッズ達が暴れられない曲なんですけど、逆にどっしりとライブで映えるんです。サウンドの割に「アレ?」と思ったのが「Matador」。

――アレ?って思ったんですか?

AG 俺はライブで「アレ?」って感じ。

――他の皆さんもそうなんですか?

YU-KI そうですね、「Matador」以外はライブで強いと思いました(笑)。

――なぜでしょうね?

AG 単純に音源を再現出来ていないからだと思います。

UTA あれは難しいね…。

――「Matador」はライブで観させてもらったけど、個人的には良かったですけどね…。自分たちのハードルの高さに達していない?

AG 正にそうだと思います。何とか到達したいですね。

UTA あと印象に残っているのが、ツアーファイナルの代官山UNITで「One Way Letter」をやった時にみんなが歌ってくれたのは良かったですね。俺の好きな曲だし!

――あれはミュージシャン冥利に尽きますよね。

永遠のテーマ“ロック”とは何か。

――今年色々経験を積んできたNOISEMAKERに聞きます。「ロック」とは何でしょう?

AG 自分は「気にしない事」。人の意見とか、世の中の「こうしなければいけない」とかを気にせず、どんな状況でも自分が良いと思った事を進める人。そういう生き方が出来る事が「ロック」なんじゃないかなと。音楽も、世間一般的には「うるせえな」と思われる事でも、自分が良いと思えばやっちゃうし、歌詞とかも「そんな事を言っちゃうの?」とか、半分の人は嫌うかもしれないし、「よくそんな事を人前で言えたな!」と思うかもしれないし。そういう“自分”というものを貫ける事が「ロック」なんじゃないかなと思います。

YU-KI 「ロック」は「男」。まあ、女性もロックはしますけど。たくましくもあり、厳しいけど、優しさもある。「男の中の男」です。真っすぐって感じ(笑)。

AG じゃあポップは?

YU-KI なんかちょっと軽いって感じ。

AG おいおい(笑)。

YU-KI ロックは「男」。漢字だと「漢」ですかね。

――確かに女性でもロックをやると「漢」っぽくなりますね。

HIDE ちょっと尖っている音楽ジャンルにそういう事は当てはめられますね。「ポップだな」となると音楽的な意味合いになるけど、「ロックだな」となると音楽的な話でなくとも使われるから、尖っているジャンルとか、そういう人に対して合う言葉。あとは「ちゃんとやっているな」とか、「頑張っているな」とか、そういう言葉でもあるのかなと。HIP HOPもロックもそうだし、そういう歴史があるからジャンルがそういう精神的な言葉に置き換えられると俺は認識しています。

――UTAさんは?

UTA ロックは“自由”だと思います。

YU-KI お、深いトコ行ったな。

UTA なぜかと言うと、例えばポップバンドに「お前らポップやってんだろ?」と言っても、「いや違う。俺らはロックだ」と言ったらそれはロックなんですよ。HIP HOPもそうですよ。「ラップをやっているからHIP HOPだろ?」と言っても「これは俺なりのロックなんだ」と言ったらそれはもうロックなんです。だから「ロック」というのは“自由”なんだなと。

一同 おおっ!

――それでは最後に『"ROAR TOUR 2016" FINAL EXTRA SHOW AT LIQUIDROOM』に向けての意気込みをお願いします。

YU-KI 今年は恵比寿LIQUIDROOMを目標に掲げてやってきたので、何がなんでも成功させたいですね。

――まだ言えないかもしれないけど何か企てている事は?

AG ちょいちょいと。今年最大の目標であって、来年の最大の目標ではないので、どうしてもこのワンマンを成功させたい。これが最終目的地ではないから、もっと大きい会場でやりたいし、もっと先に行きたいが為の「絶対乗り越えなければならない大切なライブ」なので、戦っているところを観に来てほしいと思います。

HIDE 「Something New」は初めて何かに対して書いた曲なんです。それが会場限定で、ライブというのは特別なものなんだよというCDなんです。今回は自分らにとってLIQUIDROOMは大きなハコなので、一緒に今年を締めくくってもらいたいなと思います。今回もまた何かしたいなとは思っています。

――今回のLIQUIDROOMでのライブのテーマはありますか?

AG 一応、『"ROAR TOUR 2016"』の流れではあるんですけど、ただの追加公演という感じではないから、それをちょっとでも感じさせないように、自分達でも感じないようにするにはどうした方が良いかなと考えています。ちょっとした事でも良いんですよね。そのちょっとした事の積み重ねで楽しくなるし、結局、「観に来て楽しかった!」が一番なので。

UTA 今年の集大成なので、滅茶苦茶弾けますよ。1月からたくさんライブをやってきて、その終着地点という大きなライブなので是非とも皆さんに来て頂きたいと思います。

――未発表の新曲や昔の楽曲なども?

AG おお、ぶっこんでくるね(笑)。まあ、来た人にしか分からないと…。

UTA もちろん! 「あの曲もやるのかな?」みたいな曲はもう! 個人的には昔の曲も久々にやりたいですね。

(取材・村上順一)

作品情報

発売日:2016年10月10日
Limited Disc
※LIVE会場&A!SMART限定販売
タイトル:Something New
品番:AZNT-32
価格:1000円 (税込)
<収録曲>
1.Something New
2.Butterfly Remix

ライブ情報

NOISEMAKER "ROAR TOUR 2016" FINAL EXTRA SHOW AT LIQUIDROOM
日時:11月23日(水・祝) 16:30 OPEN / 17:30 START
会場:恵比寿 LIQUIDROOM
出演:NOISEMAKER ※ワンマン公演
チケット:前売 3300円(drink代別)
チケット一般発売中
チケットぴあ:0570-02-9999 [Pコード:307-606] http://w.pia.jp/t/noisemaker-t/
ローソンチケット:0570-084-003 [Lコード:75661] http://l-tike.com/order/?gLcode=75661
イープラス:http://eplus.jp/noise1123/
SOGO TOKYOオンラインチケット:http://w.pia.jp/a/noisemaker/

問い合わせ:SOGO TOKYO 03-3405-9999

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