初のグラビアにも挑んだぽこた。新譜は「ロック」と「エロス」の融合をテーマにした

初のグラビアにも挑んだぽこた。新譜は「ロック」と「エロス」の融合をテーマにした

 男性歌手のぽこたが10月19日に、約2年半ぶり通算2枚目となるミニアルバム『ラ・セラヴィー』をリリースする。28歳で会社を辞め、数々の資格を持つ「脱サラ」アーティスト。ニコニコ動画の歌い手4人で結成した次世代型グループ「ROOT FIVE」のメンバーでもある。ソロとしても活動。自身のミュージックビデオ(MV)には、コロコロチキチキペッパーズのナダルなど様々な著名人をゲストに呼んでおり、異色のコラボが話題になっている。今作は、ぽこた初の試みとなるテーマ「ロック」と「エロス」の融合で楽曲が構成。さらに、「TATTOO~刹那の蛇」の作曲には、Janne Da Arcのキーボードのkiyoが参加している。その新しい展開を見せたぽこたに、どのような作品になったのか、初回限定版に付属される初のグラビアDVD撮影への思いなどについて話を聞いた。

テーマは後付けになりましたね

「TATTOO~刹那の蛇」の作曲には、Janne Da Arcのキーボードのkiyoが参加している

「TATTOO~刹那の蛇」の作曲には、Janne Da Arcのキーボードのkiyoが参加している

――1st Album『摩訶不思議Lady Imagination』以来約2年半ぶりとなる2nd Mini Album『ラ・セラヴィー』を10月19日にリリースされますが、今作のテーマは『ロック」』と「エロス」の融合。なぜ、そのテーマでいこうと思ったのかお聞かせください。

 実は、最初からテーマにした訳じゃないんですよね。『ラ・セラヴィー』というタイトルはフランス語で「何とかなるさ!」と意味で、テーマは後付けです。前回のアルバムが『摩訶不思議Lady Imagination』というタイトルだったんですけど、フルアルバムだと10曲以上入ってくるので、アルバム自体にコンセプトをつけやすかったんです。でも、ミニアルバムで7曲というのは実はすごく難しくて、7曲で落としどころがつけられないんですよ。起承転結だけで4つじゃないですか? 3曲しか遊びがないみたいな感じになってしまうので。

――後付けといってもロックとエロスが良いと率直に思った?

 ロックという曲調については自分の声が合っているのはわかっているんですけど、ロックで暑苦しいままゴリ押しするのもあまりキャラじゃないなとも思って。でも、歌謡曲みたいなそういう純粋にメロディーがいいなと思うものをいれてくると少し昭和な感じになってきちゃうんです。古臭くならないようにという所がすごく難しくて。その為にエロスという所を押し出しました。

――ロックだけではなく中和されるようにエロさを取り入れた?

 テーマが明確なんで書きやすいんですよね。世の中の事を漠然に書くということは、刺さる刺さらないは人によって違うと思うんです。でもエロスは価値観の問題ではなくて、生理現象だと思うので。だからテーマにしやすかったというところもあります。

――『ラ・セラヴィー』の1曲目に収録されている「TATTOO~刹那の蛇」の作曲には、Janne Da Arcのキーボードのkiyoさんが参加されています。元々交流はあったのでしょうか?

 いやないですね。僕が好きな方なんです。それこそ本当に、Janne Da Arcさんが出てこられたときは、僕が高校生ぐらいのときだったんですけど、ちょうどバンドをやり始めてた時期だったんです。バンドスコアも買って。インディーズの頃の音源も遡って聴くぐらいにすごく好きなんです。

――ぽこたさん自らがkiyoさんにアプローチしたのでしょうか?

 yasuさんとは何回かご挨拶させて頂いたり、お酒の場でばったりお会いすることはあって。kiyoさんが僕を認知していただいてるレベルではないと思うんですけど、事務所さんに楽曲のお話しをする機会があって、kiyoさんが「曲あるよ」と。それで「それください!」みたいな感じで(笑)。

――ちなみにJanne Da Arcさんの楽曲でお好きな曲は?

 「RED ZONE」でハマったんですよ。あと「Heaven's Place」もすごく好きでした。当時、めちゃくちゃ斬新だったんです。他のバンドだとMALICE MIZERさんが好きです。LUNA SEAさんやL'Arc〜en〜Cielさんも流行っていましたけど、そのなかでも異質だったんですよね、演奏も。Janne Da Arcさんはキーボードもゴリゴリに弾くじゃないですか?

――キーボードが入っていたのは当時のヴィジュアル系の中でも珍しいですよね。

 そうですね。クラシカルメタルみたいな感じで、イングヴェイ・マルムスティーン(編注=ロックギタリスト)もすごく好きで。

yasuさんだったらどんな曲書くかな?とか意識して書きました。

ぽこた

ぽこた

――「TATTOO~刹那の蛇」の歌詞にEDENというワードが入っていますが、それはJanne Da Arcさんの楽曲「EDEN~君がいない」とかけていたり?

 そこは意識してますね。

――kiyoさんと制作されてみてどうでした?

 いや、もう単純に嬉しかったですね。イントロでテンションが上がりますし。だから1曲目にさせていただいたんです。ああいう音符の駆け上がり系のイントロがすごく好きなんです。やっぱり、Janne Da Arcさんの曲は全部知っているんで「yasuさんだったらどんな風に書くかな?」とか、なんとなくそういう所は意識して書きました。

――2曲目に収録されている「サヨナラDistance」に引っ掛けてぽこたさんが人生で一番サヨナラしたなという出来事はありますか?

 昔飼っていたペットが亡くなったことですかね。チョン太という名前のハムスターなんですけど。僕が、中学生ぐらいの頃に亡くなりましたね。犬も好きなんですけど、死んじゃうのが辛いですよね。

――今、ペットは飼われているんですか?

 それ以来飼ってないですね。

――もし飼うとしたら何を飼いたいですか?

 毛がモコモコしているのが好きなんですよ。それと後足が短いのが好き。毛が短くないけど、コーギーはすごく好きですね。後、ヨークシャテリアも。ヨークシャテリアは子犬のときって毛が短いじゃないですか? 2パターンあって、長く伸ばして綺麗にするのと、少年みたいな感じに短くしとくのがあって。ヨークシャテリアを少年みたいな毛にしておきたいというのはありますね。

前向きになるきっかけになるための、その楔になる曲は作りたい

曲への想いを語るぽこた

曲への想いを語るぽこた

――4曲目に収録されている「恋唄」になぞらえて、ぽこたさんが恋をしてるときに聴きたい楽曲はありますか?

 うーん。たまたま自分がちゃんと恋愛をしていた時期というのが、EXILEさんの楽曲が流行り始めた頃だったんですね。当時の楽曲を聴くと、そういうセンチメンタルな感じが心情に今でも蘇りますね。なかでも「We Will~あの場所で~」ですね。

――女性歌手で想い入れがある「恋の歌」は?

 その時期に流行っていたのは大塚愛さんですかね。<私さくらんぼ~♪>です。

――「さくらんぼ」がぽこたさんにとっての恋の歌?

 タイミングの問題ですね。曲の内容ではもちろんなくて、当時好きだった女の子がすごく好きで聴いてました。

――ご自身で歌っている曲でも“人の感情に入り込むような曲を”という部分は考えていますか?

 考えますね。僕は恋愛というものに対して入り込みたいとはあまり思わないんです。なんか、自分自身があんまり刺さっている曲がないからなのかもしれないですけど…。時代背景、そのときの記憶の曲というか。自分の人生を変えた曲というのはやっぱりあって。それこそMALICE MIZERさんの「au revoir」とか。僕は派手なのが好きなんで、ロキノン系とかの良さが昔は分からなかったんですよ。それこそ聖飢魔IIさんの方がカッコいいとか。若いうちなんてなおさら、「アコギの良さなんてわかんねーよ」みたいな感じだったんで(笑)。「音楽っていいな」と思えたのが「au revoir」なんです。

 あと初めて自分で買ったCDがT.M.Revolutionさんの「HIGH PRESSURE」なんです。そういう人生の転機の曲や、辛い思いに対して、前向きになるきっかけになるための楔になる曲は作りたいとは思っています。恋愛のときにどうのこうのを僕の声でやるのはどうかなと。

 僕の声ってナメクジが大量に押し寄せてくるような声じゃないですか…?(笑)だから純愛じゃなくなっちゃうんですよね。声がいかんせん低いので、爽やかさに繋がりにくいんです。歌もそうなんですけど、ストレートに音をあてないのもGACKTさんの影響が強いんです。GACKTさんは、恋愛の曲を歌っていても印象が強いんですよ。感情的になるというよりは、そこの情景を思い浮かべてストーリーに入り込んで泣くという人が多いと思うんです。だけど、4曲目の「恋唄」は初めて爽やかな印象で頑張りました。

インタビューに応えるぽこた

インタビューに応えるぽこた

――爽やかに歌うということに当たってどのようなことをされましたか?

 トレーニングをすごくしないと、声のフォルマント(編注=言葉を発するときに時間的に移動している複数のピークのこと)が上げられないんですよ。声帯が奥に入り込んでしまっているのを筋肉で一回上げないと、高い声が出ないんです。

――女性っぽい声に持っていくという感じですね。

 元々が下がり気味なので、こんな低い声になっちゃってるんですけど、この声帯をちょっと上にあげてあげると声高に若干なるんですよ。

――トレーニングはどのようにするのでしょうか?

 胸襟、背筋のあたりを鍛えると、歌うときに横隔膜付近の筋肉をギュっとあげられるんです。それが維持できないと1曲通してレコーディングもできないんです。トレーニングはキツいですけどね…(笑)。

――結構減量もされていましたよね。ブロッコリーと鳥の胸肉だけを食べていたという。

 ブロッコリーは結構長い事食べています。プロテインも飲んでいたんですけど、やっぱりプロテインは脂肪分を結構吸収するんです。トレーニングが終わったあと走る時間があれば良いんですけど、有酸素運動なしでプロテインを飲むと脂肪分はそのまま残っちゃうんです。食事制限して走ると、ふらふらしちゃうしという板挟みの葛藤もありましたけど、「GACKTさんもやってるしな!!」と思いながら頑張っています(笑)。

――GACKTさんが支えなんですね。

 僕の中ではそこなんですよ。GACKTさんは僕より10コぐらい年上なのにあの体つきですからね。ストイックの域じゃないですよ。もう「人じゃねーや」と思います。

――いつもどのようなトレーニングをされているのですか?

 ジムに行くと本当に体がデカくなっちゃうんですよ。だから家で出来るものをやっています。家に懸垂マシーンがあるんですけど、それで出来る範囲でやっています。後は走ったり、ダンスやったり。足腰がしっかりしていなきゃなというのがあるので。体を大きくするトレーニングではないんですけど、それの回数も多いですね。

――やる回数も多くなってしまうんですか。

 そうですね。皮下脂肪が取れにくくなってきてしまっているんです。まあ、有酸素運動が足りないのかもしれないですけど。

――1日何時間ぐらいやられるんですか?

 インターバルを短くしてるんです。腕立て伏せを20回やって、20秒しか休まないでそれを5セットとか。そうすると、時間を凝縮出来て効率よくトレーニングをすることが出来るようになるんです。時間自体は本当、海外ドラマを一本見てる間に終わらせようみたいな感じです。毎日嫌だなーと思ってトレーニングしてます(笑)。

タイトルをつけるのはいつも苦戦する

一番苦戦したのはタイトルだったと語るぽこた

一番苦戦したのはタイトルだったと語るぽこた

――「ラ・セラヴィー」を制作するうえで一番苦戦したと思うことはありますか?

 タイトルですね。実は僕、タイトルに興味がないんです。これだけ、本文で言ってるんだから、「読んでよ」と思っちゃうんです(笑)。言いたい事を一言で表現してくださいというのがすごく苦手なんですよ。Twitterよりブログの方が好きなんです。140文字で誤解されるのが嫌なんです。自分の言った一言について変な捉え方をされたくないというのは昔からあって。タイトルをつけるのはいつも苦戦するんですけど。

――極端の話、タイトルはM1、M2でもいいかな? というぐらいでしょうか?

 本当そうですね。それじゃあまずいのもわかるんですけど、出来れば誰かにつけてもらいたいなと思うぐらい。本当に苦手で。でも頑張って毎回つけるんですけど(笑)。

――今作で特にタイトルをつけるのに苦戦した楽曲はありますか?

 2曲目に収録されている「サヨナラDistance」ですかね。実は、Distanceという曲はインディーズのときに作っているんですよ。Distanceという言葉が仮歌に入っていたんですよ。そこが引っかかっていたのでタイトルにしたかったんですけど、前に作った曲も「Distance」というタイトルだったので、それにはできないなとは思って。めちゃくちゃ悩んでサヨナラをつけたんです。

この曲は好きみたいなのが一曲はあるんじゃないかな?

初のグラビアにも挑戦したぽこた

初のグラビアにも挑戦したぽこた

――『ラ・セラヴィー』は、ぽこたさんにとってどんな一枚になりましたか?

 それこそテーマに縛られないで選べたので、自分の中で一番良い曲だなと思えるものがちゃんと7曲集まったと思っています。後はやりたいことが凝縮できた。それこそ、リスナーにも「この曲が好き」と言えるものが一曲はあるんじゃないかな。

 あと、毎回新しい挑戦は何かしていきたいなと思っているんですけど、今回、MVをどうやって撮ろうかなとすごく悩んでいました。ダンスをメインにしたMVは撮ったことなかったのでそれは挑戦でした。僕にとって踊りを撮るというのは結構大変なんです。手を伸ばす角度がちょっとでもずれちゃっていたら、それだけでダメになっちゃう事もあったので、そこは新しい挑戦としてやるというのを一つのテーマにして、ムード歌謡にダンスをつけましたみたいな所から始まり、結構いい塩梅になったんじゃないかな。

――初回盤収録のイメージビデオ『Summer Poko Dream~夏の妖精は君だけさ~』では、グラビア風のイメージビデオを初挑戦しているようですがどうでしたか?

 いやー本当、映像チェックは出来るだけ逃げていたんですけれどね。最後の最後に首根っこ掴まれてみさせられましたけどね。辛かったですね(笑)。

――人生初のグラビアを初挑戦してみてどうでしたか?

 自分で言うのもあれなんですけど、すごく可愛いなって思いました(笑)。なんだろう、本当に恥ずかしかったんですけど、でもまあ面白いじゃないですか? わけわかんねーなこいつ感はあって良かったなという風には思いますけど。

――ちなみにご自身が一番辛かったシーンはどこですか?

 プールですね。シャワーとかまで行っちゃうと、逆にもう演技になっちゃうというか。プールで遊んでくださいが一番きついですよね。水遊びしてくださいは…。

――映像では水鉄砲をしている場面もありますよね?

 水鉄砲で良かったです。ビーチボールで一人遊びしてくださいとか言われたら本当に辛いですよ。そんなの許されるのは、子犬か女子高生ぐらいですから(笑)。

(取材・橋本美波)

作品情報

ラ・セラヴィー

初回限定 DVD付
1.ヤラ・セラ・セラヴィー MUSIC VIDEO
2.IMAGE VIDEO「Summer Poko Dream〜夏の妖精は君だけさ〜」
3.トレンディエンジェルが「Summer Poko Dream〜夏の妖精は君だけさ〜」を見た
4.MAKING
品番YRCN-95261/2500円(税込)

通常盤 CD ONLY
初回生産分:トレーディングカード封入(12種類の中から2枚ランダム封入)
品番YRCN-95262/2000円 (税込)

▽CD収録内容
1. TATTOO〜刹那の蛇〜
2. サヨナラDistance
3. Inner fear
4. 恋唄
5. 13回目のダイキライ
6. ヤラ・セラ・セラヴィー
7. Brave story

初回盤・通常盤共に封入
CD/DVD/Blu-rayの収録内容を、スマホで簡単再生できる「プレイパス」サービス対応

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