バンドサウンドの改革を実施したセプテンバーミーのドイヒロト、タナカ・ターナ

バンドサウンドの改革を実施したセプテンバーミーのドイヒロト、タナカ・ターナ

 4人組ロックバンドのセプテンバーミーが9月21日に、4枚目のミニアルバム『絶対的未来奇譚』をリリースする。昨年11月、3枚目のアルバム『Godspeed you!』をリリースしたときには、ドイヒロト(以下=ドイ、Vo、Gt)、ココナッツ先輩(Ba)、岸波藍(以下=岸波、Dr、Cho)の3人がバンドを構成、ポストロック/シューゲイザー系の音に強く影響を受けたというドイが作曲を務め、アルバム全体としてはバラエティ感も豊かに、且つ時にエモーショナルな面を披露しながら整然としたサウンドを聴かせていた。しかしその後、新メンバーとして以前から彼らのライブのサポートを務めていた、タナカ・ターナ(以下=タナカ、Gt、Cho)を迎え入れ、バンドサウンドの改革を実施。今回、リリースする『絶対的未来奇譚』は、刺々しいギターサウンド、そして時に聴かれるグルービーな16ビート、カラフルなシーケンスサウンドなど、音色にも曲にもその改革の跡が随所に確認できる。ライブハウスでの活動に力を注いできただけに、パフォーマンスには絶対的な支持を得ている彼らだが、今この時期に新メンバー・タナカの加入、そしてサウンド改革をおこなった意図とはどのようなものなのかを、タナカの加入の経緯と彼らがニューアルバムに込めた思いから、探っていきたい。

「3人がすごく意識を変えられた」新メンバー、タナカ・ターナ

ドイヒロト、タナカ・ターナ

ドイヒロト、タナカ・ターナ

――今回、セプテンバーミーに正式加入されたタナカさんですが、以前にもセプテンバーミーの「妖怪ダンス」という曲のMVにも出られていましたね?ライブでもサポートをやられていた、ということですが…。

タナカ そうですね。あのMVがちょうど2014~15年だったかな。ライブもサポートしています。別の人もサポートしていたんですが、僕がメインでサポートをやらせてもらっていました。

――今回リリースされる音源を聴かせていただいたときに、前作と比較すると大分音が変わったなという印象を受けました。前回リリースされたアルバム『Godspeed you!』では、ビジュアル的にもサウンドとしても3人でのものだったということもあり、もともとトリオという形態に何らかこだわるものがあったのではと思ったのですが…。

ドイ いや、実はもともと3人ということ自体にそれほどのこだわりはなくて、いいメンバーに巡り合えるタイミングが今までなかった、というだけだったんです。「何だったらいつでも」という話は、3人でよくしていたし。

――そうでしたか。しかし、前作までの3人の体制がイメージとしては強いですよね。今回、メンバーをもう一人加えることとなった経緯は、どのようものだったのでしょうか?

ドイ もともとうちは、5人編成のバンドでした。そこから紆余曲折して3人になったのは、これ以上、脱退とか加入とか入れ替えというのを繰り返すことが、お客さんを振り回すだろうと思ったからなんです。だから新しいメンバーを入れるということに対しては結構慎重でした。でも同時に、自分の中ですべての面において、限界を感じたこともありました。だからここで、セプテンバーミーには改革的なものが必要だと考えていて、ちょうどそのタイミングでタナカがやっていたバンドが活動休止になったので「タナカもどう? 一緒にやらないか?」とアプローチしたんです。

――なるほど。以前からタナカさんと一緒にやりたいという気持ちもあったのでしょうか?

ドイ そうですね。それこそタナカと出会って初めて対バンしたときから「プレーヤー1人でこれだけ見せられる人がいるんだ」という点で、3人がすごく意識を変えられたんです。その時からセプテンバーミーは音楽的にも、バンドに対する意識もすごく変わっていったので影響も強かったし、タナカとはずっとやりたいなと思っていました。

――音楽的という部分は、タナカさんはどのような音楽の趣向をお持ちなのでしょうか?

タナカ 最近ではダブがすごく好き。ダブとかレゲエとか、体が揺れる感じですね。他にもいろんな音楽が好きなんですけど、もともとの音楽やギターへの入りはThee Michelle Gun Elephantでした。あれぞ本当のガレージで、あの人たちからカッティングの影響を受けました。そういう尖ったソリッドな感じも好きだし、ふわーっとした轟音みたいな感じっていうのも好き、本当にいろんな音をやりたいという思いが自分の中にあります。だから、今回のアルバムでも本当にいろんなことに挑戦しました。

――ドイさんは確か前回のインタビューで、趣向としてはポストロック/シューゲイザー系だということをおうかがいし、アルバム全体を聴くと音にはかなりその影響を強く感じましたが、今回のアルバムでは結構、バキバキのストレートなロックの音になったという印象がありました。また、ギターもそうなんですが、ベースもドラムも結構、フレーズが立って聴こえるというか。そういう意味でもタナカさんという存在に興味がありますね。

ドイ そうですね。ただ今回は、バンドとして「何かやろう」と初めに言っていたわけではなく、4人でのセプテンバーミーで曲を詰めていったら自然とこうなった、という感じ。気づいたらこのアルバムの音に落ち着いたという感じでしたね。

――自然に、ですか。そういう意味では、タナカさんがサポートをやられていたときからかなり共感する部分は大きかったと?

タナカ そうですね。でも…(笑)

ドイ 何だよ(笑)。まあ、でも多分サポートをやっていたときは、“タナカはサポート”として俺も割り切っていたし、タナカも割り切っていたから、多分タナカはあまり格好よくないと思っていたものも、割り切って弾いていたと思うんですよね(笑)

タナカ まあ、確かに「サポートだから」とあまり突っ込まないようにというのはあったかもしれないです(笑)

ドイ そう。でも逆に、タナカから出てきたものが格好よかったら、その格好いいままでいいと思っていました。タナカはもともとフレーズもそうなんだけど、ライブ力がすごい。特に、そのライブ力は当時の自分たちには必要だなと思っていたし、フレーズがどうこうというよりも、タナカがいればOK!みたいな。まさしくタナカがステージに立っていれば、格好いいでしょ? みたいな感じでしたね。

――なるほど。でも一方でバンドのメンバーになるということは、今言われた「サポート」という壁が取り払われるわけですよね? そこではお互いにいろいろと口を出したり、出されたりというところも浮き出てくるかと思いますが、そういう部分で危惧されたことはありませんでしたか?

ドイ いや、どうでしょう…。普通にサポートで言えなかったことを、逆に言ってほしいという思いもあったし、さらにセプテンバーミーを壊してほしい、という思いもありました。ちょうどタナカが加入した時期は、セプテンバーミーが月に20本もライブをやっていた時期とかぶっていて、そこでずっと一緒だったんで一気に距離が詰まったんです。だから今更かしこまられても、みたいな(笑)

――では、その時点では「サポート? なんのことだっけ?」というくらいの感じだったのでしょうか? 逆に新加入の華々しさはないですね(笑)

ドイ そうですね(笑)。結構まわりの認識も「タナカさんが一番、メンバーという感じがするよね」という感じで。

――逆にココナッツ先輩と岸波さんの方が蚊帳の外の人間みたいに…(笑)

ドイ それはありましたね、逆にタナカがフィーチャーされ過ぎて(笑)

――すごいエピソードですね(笑)。今回のアルバムでは、最後の2曲(New World Order、unicorn)はタナカさんが作られたということですが、他の曲と比べるとずいぶん雰囲気が違うというか…。割とドイさんの曲がモーダルというか、ワンコードを積み重ねたシンプルな作り方をされているのに対して、タナカさんの「New World Order」は結構、コードの進行が細かくて凝った作りにされていますね。プレーも大変そうですが。

タナカ そうですね。でも今回は曲作り自体よりも、歌の方が結構大変だったんじゃないかと思います。ドイさんがほかの人の曲に歌を載せる、というのは初めてだったので。

――もともとこのアルバムを作るに当たって作曲されたものなのでしょうか? 曲作りの際にはドイさんと「どんな曲にしてほしい」などという相談などはされたのでしょうか?

タナカ いや、特には。曲を作れと言われただけで(笑)。もともと自分でも曲を作りたいという思いもあったし、どうせだったらセプテンバーミーでこれまで全然やってこなかった感じの曲をやってみたかったのと、その時は特にポップスが好きで、そういうのをやりたいと思ったので作りました。

――面白いですよね。ほかの曲はストレートにロックの雰囲気みたいなものを感じるのに、この曲だけ80年代風の味付けというか。

ドイ もともと曲作りに関しては、彼のやっていたバンドの曲も好きだったし、むしろ「どういう曲ができるのかな?」というのを楽しみにしていましたね。その意味では完全にタナカを信頼していました。

――なるほど。実際にタナカさんが入って、こうしてアルバムができて、ドイさんはどんな思いを抱かれていますか? 何らかこのバンドとしてやる方向が見えてきた、とか?

ドイ それはあります。確かに何か見えてきた感じ。セプテンバーミーがやるべきことというか「セプテンバーミーはこうなんだな」というのが、すごく見えた気がします。逆に今までライブ活動がメインという恰好だったけど、それこそ次のアルバムを作りたいくらい。まだ着手はしてないけど、絶対にいいものになるという自負もあります。

「珍しい物語です」「未来です」、でも「絶対的です」=「4人の新しいセプテンバーミーが始まる」

岸波藍(D、Cho)が担当した「絶対的未来奇譚」ジャケット写真

岸波藍(D、Cho)が担当した「絶対的未来奇譚」ジャケット写真

――前回のアルバムは、割とそれぞれの曲が独立しているイメージもあるかなと思ったのですが、今回のアルバムは曲と曲の間のバランスを感じますね。何か目指したコンセプトなどはあったのでしょうか?

ドイ いや、最初から考えたものは特にはないです。もともと僕らの普段の曲作りは、僕がメロディにコードを付けたアイデアの形ものを、弾き語りでスタジオなんかに入ってメンバーに聴かせるところから始まるんですけど、その時点でそれがどこに着地するのか分からないんです。だから逆に、自分たちも「どこに行くのかな」という感じで作業を進めてできたものがこれなんです。

――では、そんな過程を経て最終的にできたものが「絶対的未来奇譚」ということですね?

ドイ そうです、まさしく。

――そもそもこの「絶対的未来奇譚」というテーマはどのような意味を含んでいるのでしょうか?

ドイ 「奇譚」というのは「珍しい物語」のことなんですが、まずこの4人が集まったこと自体が珍しいことだと思っていて。さらにこの4人の新しいセプテンバーミーが始まるということに対して強い気持ちというか、自分の中の確固たるものが欲しいという思いもあり、このタイトルにしました。割と英語の文法的に読めば解釈しやすいと思いますが「珍しい物語です」「未来です」、でも「絶対的です」みたいに。後ろから付けていった感じなんです。

――ハッキリした意思を感じるタイトルですね。このタイトルに対して、タナカさんはどのように感じましたか?

タナカ 俺はメチャメチャいいタイトルだと思いました。今言ったけど「4人で集まった、珍しい物語で、未来を」という話に対して、俺自身も4人になったということを、このアルバムを作るときに意識して作ったし、それこそ「今後のセプテンバーミーに期待していろよ!」という気持ちも強くあったから「おお、いいタイトルが来たな!」と思いました。

――なるほど。先ほども言いましたが、アルバムの印象として、全体的な音の変化というか、音が立っているという印象がありましたが、それはこの制作期間中に、お互いに触発された部分もあったのでしょうか? それとも何らか意識合わせみたいなところを事前にされたとか…。

ドイ そうですね…、事前に意識合わせみたいなことをやっていたわけではないですけど、すごく細かいところから順々にピントを合わせていく感じで、今回は作業を進めました。レコーディングするにあたって、この曲をたくさんの人に届けるという気持ちで演奏しよう、という思いとか、周波数の話とか、何気ないところから結構足並みをそろえていく、みたいな。

――今回は全8曲のうち7曲目、8曲目(前述=最後の2曲)がタナカさんの作曲ですが、ラストの曲(unicorn)はどちらかというと曲というよりはSE的な感じですね。詞は朗読っぽいし。これはもともとタナカさんが持たれていたアイデアですか?

タナカ そうですね。インストじゃないけど、何か歌じゃない曲を入れたいという思いがあって作りました。もともとは1曲目に入れようかという話もあったんですけど、曲ができて聴き返したときに、これはアルバムを聴き終わったときに「ふぅ~」と落ち着いたときの感じの曲だな、と思ってラストにしたんです。

――なるほど。対照的に1曲目の「27club」の詞(ドイヒロト作詞)は、全体にかかるプロローグ的な雰囲気を感じましたし、これは何らか意識的にこのような作りをされたのでしょうか?

ドイ いや、特にその意識はなかったんですが、1曲目だからそういう感じにしようとした、というよりかは、その曲が1曲目に来たのは、そこに描いた当時の心情が一番若かったからなんです。ちょうど10代のときの自分の気持ちを歌ったもので。だからある意味、始まり的というか、衝動的な感じになっているんです。

「基本的に結構飽き性なので、常に壊したい気持ちはあります」

ドイヒロト、タナカ・ターナ

ドイヒロト、タナカ・ターナ

――今回、ドイさんが作られた曲も、アルバムに向けて全部新しく作られた曲なのでしょうか?

ドイ そうですね。「CRシュレディンガーの猫」以外は、このアルバムのタイミングで作りました。

――6曲目の「CRシュレディンガーの猫」はかなりユニークな曲ですね。この曲はやはり実体験から描かれたものなのでしょうか?(笑)。パチンコにはまったストーリーというか…。

ドイ そう、これは完全に実体験ですね(笑)。うちのベースのココナッツ先輩をモチーフに作ったんです(笑)。

――人生の悲哀を感じますね(笑)。そういう意味では、1~5曲目は、ある一人の心情の視点で描かれていますが、その中で2曲目の「彼女inワンダーランド」は、また今までと違ったグルーヴ系ですね。セプテンバーミーの楽曲は、割と8ビートの疾走系のロックが多いようにも感じましたが…。

ドイ そうですね。僕らの今までの曲は、bpm(1分間当たりの四分音符の数)が早くて4つ打ち、という曲が多かったんですけど、そのイメージを払しょくしたいという気持ちもあって。何かその4つ打ちというくくりが世の中で悪というか、安易な音楽みたいな風潮を感じているんです。

――確かにそういう傾向を避けたくなる方も増えていますね。とにかく数が多いですからね。

ドイ はい、その量産型の音楽の一角に見られるのも嫌だったし、自分もそんなに速い曲ばっかりだと疲れたりもするし(笑)。だからもっと音楽的に広げたいな、J-POPをやりたいなと。サビなんかは本当にメロディアスでJ-POPみたいなものを意識しているし。

――そういう意味では、4曲目の「LOVE DIVER」も16ビート系で、音もかなり派手ですよね、シーケンサーもかなり導入されているようですし。ちなみにこの「LOVE DIVER」は、どんなもののイメージの曲なのでしょうか?

ドイ これは「彼女inワンダーランド」と同じ世界観を考えたものなんです。女の子は駄目な男に、分かっていてもはまっていくケースが多いような気がするんですけど(笑)、「彼女in~」は女の子が男の子にはまっていく様子を描いたもので、逆に「LOVE DIVER」は「落ちている側」の女の子を客観視しているものなんです。

――女の子なんですか? ドイさんの目線なので男の子なのかと思いました。今回、書かれたドイさんの歌詞は、あまり主語を明確にされていない感じもありますが、これは意識されたのでしょうか。

ドイ そうなんですよ、実は。前作、前々作(NO!NO!NO!、2015年11月)と、詞の表現に関して僕は、これまでの詞がちょっと説明的になり過ぎたと思っていたんです。例えば「今日、歯医者さんに行った、歯が痛かった」みたいな事象に対して、その言葉通りのことを全部書かなければいけないと思っていたんです。でも今回は単純に「歯が痛かったな」くらいの感じ、逆に「なんで歯が痛いのか」「虫歯だから?」「歯医者に行ったからかな?」というところを、聴いている人に想起させるようにしてみたんです。直接的な表現が自分の表現するときにあまり合っていない気がして。

――なるほど、そこは新しいチャレンジですね。

ドイ そうですね。今回、歌詞についてはすごくチャレンジしましたね。「これでも行けるんじゃないか」とすごく探しながらやりましたし。

――前作に収録された曲「幽霊ダイブ」も、実らない女の子の恋、みたいな感じはありましたが、こういうところも実体験としてはあったのでしょうか?

ドイ そうですね、割とそういうのが多いかも(笑)

――それと対比的というか、「テレキャスターマジック」なんかは革命的、というかアクティブで反発的な感じですね。テレキャスター(ポピュラーなエレキギターの一つ。ロックやカントリーソングなどでよく用いられる)というキーワードにも意思が感じられますが。

ドイ たまたまテレキャスターを僕が使っているというのもあったんですが、何か象徴的なものを描きたいと思ったのがきっかけなんです。反抗の意思の表れ、というわけではないんですが、武器的なものを象徴するというか。

――確かにロックというジャンルでは象徴的なアイテムでもありますよね、テレキャスターは。前作からの比較というところで見ると、ドイさんの作られた、詞の中で描きたい世界というところは、ある程度確立されてきているところもあるのでしょうか? 何らか「この曲とこの曲」という感じで、前作のアルバムと共通する曲を見出せるような感じもあるのですが…。

ドイ 確かに、そういう部分もある気がします。バンドサウンドとしては、完成には程遠くてまだ始まったばっかりなんですけどね。

――特にアルバムの中で、こういう部分を聴いてほしいポイントというのはありますでしょうか?

ドイ そうですね、自分としてはこのセプテンバーミーのアルバムを聴いて、俺たちのやりたいことを感じてもらえれば一番いいかな、と思うんです。これらの曲を通じて、何かお互いに思ったことを、お客さんと共有し合えたら最高だと思っているので、何かを感じ取ってほしいなと思っています。

――また前回の話で、バンドとしてはライブに重点を置いて、というお話があったと思いましたが、今回新たにメンバーが入り、さらに新しいものを作っては壊してという感じではありますが、ライブは逆に確立されている感じですね?

ドイ 確かに。去年は1年で124本もやっていたので、それだけライブをやっちゃうと、否が応でも固まるというか…。もちろん常に進化することを心掛けているけど、気づいたら、例えばベースのココナッツと合う部分なんかではタイミングなんかはいつもあいつと一緒だなと。何か自然に固まっちゃったところもあるかもしれないですね。

――124本!? 3日に1回くらいですか…、すごいですね。一方でバンドとしては、逆にそういうところも壊していきたいと思うところはないのでしょうか?

ドイ いや、それはありますね。俺は基本的に飽き性なので常に壊したい気持ちはあります。例えば、セプテンバーミーが今回のアルバムと同じアイデアを、次のアルバムで同じことをやるかといえば絶対にやらないし、また4つ打ちをやるかといえば、仮にやるにしても絶対にもっと進化した形でやるし。何か常に、一度全部壊したいなという気持ちがあります。

――なるほど、ではますます今後の動向が楽しみですね。最後にツアーへの気合いも含めて、今後の活動への意気込みをコメントお願いします。

タナカ 実はツアーの初日が僕の地元の千葉なんですけど、それは以前からメンバーに「千葉から始めたいっす!」とわがままを言ってまして(笑)。本当に気合いが入っているし、もともと自分のことを知っている千葉の人間にもセプテンバーミーを知ってほしいです。今回は本当にいいアルバムができたと胸を張って思っているし、今までのセプテンバーミーとは違う面を見せられた。さらにアップデート、進化したというところもできたアルバムなので、望むところとしてはCDを買ってもらって、それで「ツアーで会おうぜ!」というところ。ファイナルの新代田FEVER(東京世田谷)までメチャメチャに気合いを入れていくんで「みんな楽しもう」、「ライブハウスで遊ぼうぜ!」という感じです。

――今後に向けてはどうでしょう?

タナカ ドイさんも言っていたけど、俺も飽き性だから本当にいろんなことをやっていきたいと思いますね。アルバム一枚一枚、また色を変えるとか、そのときそのときのやりたいことをやって、セプテンバーミーはどこまで行くんだ!?と思わせてみんなをワクワクさせたい気持ちもある。だから今後もこれがバンドの限界だな、と思われないバンドとして続けていきたいと思うし、壊して壊して(笑)、進化していきたいと思います!

ドイ 僕は今回のアルバムを制作するにあたって、本当にいろいろ考えさせられる場面に遭遇しました。音楽的なところもそうだし、対人関係なんかに関しても。そんな中で、何か音楽だけをやっているんじゃないだな、というところをすごく痛感したアルバムになったし、且つ人と一緒に作り上げたアルバムなんだな、ということを今、すごく感じています。同じように俺たちが当たり前にステージに立ったり、当たり前にラジオの中で流れたりというのが、本当にいろんな人に支えてもらって、このアルバムにたどり着いたんだな、とも思っている。だから今はこのアルバムを、早く一人でも多くの人に届けたいなという、その気持ちでいっぱいです。

(取材・桂 伸也)

セプテンバーミー

セプテンバーミー

 ◆セプテンバーミー 2012年11月東京都立川で結成。幾度かのメンバーチェンジを重ね、2014年4月よりドイヒロト(Vo,Gt)、ココナッツ先輩(Ba)、岸波藍(Dr,Cho)の3人編成で活動。2015年4月に全国47都道府県ツアーを実施し、9月にはバンド史上初となるワンマンライブを下北沢シェルターにて開催(SOLD OUT)。同年11月には最新ミニアルバム「Godspeed you!」をリリース。全国ツアーも終わらぬまに2016年3月、かねてよりセプテンバーミーのサポートギターを務めていたタナカ・ターナ(Gt,Cho)が新メンバーとして加入、現在の編成に至る。全てセルフプロデュースで行う傍ら、アグレッシブでエモーショナルなライブが様々なシーンで話題を呼び、各地のフェスやイベントにて入場規制がかかるなど注目を集める。

作品情報

4th Mini Album『絶対的未来奇譚』
2016.9.21 Release
CCN-002/2,000円(tax in)
▽収録曲
1. 27club
 作詞:ドイヒロト、作曲:ドイヒロト、編曲:セプテンバーミー
2. 彼女in ワンダーランド
 ※フジテレビ系全国ネット「全力!脱力タイムズ」8〜9 月度エンディングテーマ
 作詞:ドイヒロト、作曲:ドイヒロト、編曲:セプテンバーミー
3. テレキャスターマジック
※関西テレビ「ミュージャック」9 月度エンディングテーマ
 作詞:ドイヒロト、作曲:ドイヒロト、編曲:セプテンバーミー
4. LOVE DIVER
 作詞:ドイヒロト、作曲:ドイヒロト、編曲:セプテンバーミー
5. 夕闇とサイレン
 作詞:ドイヒロト、作曲:ドイヒロト、編曲:セプテンバーミー
6. CR シュレディンガーの猫
 作詞:ドイヒロト、作曲:ドイヒロト、編曲:セプテンバーミー
7. New World Order
 作詞:ドイヒロト、作曲:田中裕貴、編曲:セプテンバーミー
8. Unicorn
  作詞:ドイヒロト、作曲:田中裕貴、編曲:セプテンバーミー

ツアー情報

東名阪シークレットリリースイベント『超バミバミ祭』
2016 年 9 月 22 日(木・祝) 新宿 motion
2016 年 9 月 24 日(土) 北堀江 club vijon
2016 年 9 月 25 日(日) 名古屋 UPSET
CD 購入者:入場無料イベント
全公演:OPEN 12:00 / START 12:30

セプテンバーミー ミニアルバム「絶対的未来奇譚」リリースツアー CRセプテンバーミー 〜にゅーわーるどおーだー〜
2016年9月30日(金)千葉LOOK
出演者:セプテンバーミー / ANGRY FROG REBIRTH / NECOKICKS / アンテナ
2016年10月1日(土)広島CABE-BE
出演者:セプテンバーミー / CRAZY VODKA TONIC / LINE wanna be Anchors / グッバイフジヤマ / bobupDJ / the service(O.A)
2016年10月2日(日)岡山PEPPERLAND
出演者:セプテンバーミー / CRAZY VODKA TONIC
2016年10月14日(金)福岡Queblick
出演者:セプテンバーミー / ANGRY FROG REBIRTH / Amelie / 神はサイコロを振らない
2016年10月15日(土)高松MONSTER
出演者:セプテンバーミー / ANGRY FROG REBIRTH / Amelie / 彼女 in the display
2016年10月29日(土)名古屋APOLLO BASE
出演者:セプテンバーミー / Shout it Out / the quiet room
2016年11月3日(木) 静岡Freakshow
出演者:セプテンバーミー / and more...
2016年11月5日(土)仙台enn3rd
出演者:セプテンバーミー / アンテナ / NECOKICKS / The Floor
2016年11月6日(日)新潟CLUB RIVERST
出演者:セプテンバーミー / 午前四時、朝焼けにツキ / MAGIC FEELING / NECOKICKS
2016年11月11日(金)神戸 太陽と虎
出演者:セプテンバーミー / バンドごっこ / さしすせそズ and more...
2016年11月20日(日)札幌COLONY
出演者:セプテンバーミー / The Floor
2016年11月25日(金)東京 新代田FEVER(※ワンマン)

イベント情報

2016年10/8(土)・10/9(日)・10/10(月・祝)
「FM802 MINAMI WHEEL 2016」
会場:大阪・ミナミエリア ライブハウス20ヶ所以上
※ セプテンバーミーの出演は10月9日(日)19:00~@SUN HALL

2016年10月24日(月)新宿LOFT
SHINJUKU LOFT 40TH ANNIVERSARY 40YEARS!40LIVES 「LOFT三つ巴ライブ 2016 supported by DREAM MATCH 2016」
OPEN 18:15 / START 19:00
ADV2,800円 / DOOR 3,000円
出演者:セプテンバーミー / Halo at 四畳半 / Hello Sleepwalkers

2016年10月25日(火)心斎橋 Music Club JANUS
「サルベージ計画 vol.7」
OPEN 17:30 / START 18:00
ADV 2,500円 / DOOR 3,000円
*学割適用(当日学生証提示500円キャッシュバック)
出演者:セプテンバーミー / THE BOY MEETS GIRLS / NECOKICKS +2BAND
【Salvage act】WORLD WAND WOOD

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