角松敏生の35周年記念公演は時間、曲数、楽器数、参加ミュージシャン全てにおいてダイナミックだった

角松敏生の35周年記念公演は時間、曲数、楽器数、参加ミュージシャン全てにおいてダイナミックだった

 ミュージシャンの角松敏生が去る2日、神奈川・横浜アリーナでデビュー35周年記念公演『TOSHIKI KADOMATSU 35th Anniversary Live~逢えて良かった~』を開催した。大規模改修工事終えた“新”横浜アリーナ最初の公演。その記念すべき“こけら落とし”は、参加ミュージシャン100人、公演時間6時間半という壮大なスケール。1万2000人の観客を前に全40曲を奏で、歌い届けた。

豪華ミュージシャン

場内を見渡しながら歌う

場内を見渡しながら歌う

 贅沢極まりない6時間半だった。常に最高峰の音楽を創作し続ける角松敏生が、楽曲の世界観と音像を忠実に、且つ生音で再現するのが角松流ライブコンサート。この日も、ドラムだけで3台というスケールで届けられた。

 ▽参加ミュージシャン
 <Dr>村上"PONTA"秀一・玉田豊夢・山本真央樹、<B>山内薫、<G>梶原順・鈴木英俊、<Key>小林信吾・友成好宏・森俊之、<Per>田中倫明・大儀見元、<SAX>本田雅人、<Tb>中川英二郎、<Tp>西村浩二・横山均、<Cho>チアキ・凡子・片桐舞子(MAY’S)・為岡そのみ・vahoE・鬼無宣寿、<Guest>吉沢梨絵。

 角松との所縁が深い、村上"PONTA"秀一をはじめ、角松音楽の“再現”に必要不可欠ななんとも豪華な面々が参加。角松自身もギターとパーカッションを併用した。そんな彼らが立つステージもまた壮大だ。所狭しと設けられた数々の楽器は、薄暗い場内のなかで、深い青色の光を浴び、それによって作られた影がまた重厚さを際立たせた。さながら要塞のよう。

総勢100名を超えるミュージシャンと共演した角松敏生

要塞のようなステージ

 ステージに広がる、そうした光景に観客もワクワク感を隠せない。角松ファンなら見慣れた光景とも言えるが、それでも開演を待つファン同士の会話にこんなやりとりがあった。「贅沢だよね。音質も良いし期待できる」「音環境が良さそうだから楽しみ」。さすがの角松ファンである。

 これだけの陣形をみても、ここで発せられる幾つもの音が更に重なって出来る音がいかに繊細でダイナミックかを容易に想像できる。

 そう期待を膨らませていると、ステージ両脇に設置されたスクリーンに映像が流れた。この日を迎えるにあたり、公演の意義を見つけるため旅に出た事を回想するシーン。陶芸家・島村真司氏との出会い、陶芸作品を創作することで得た心情などを紹介していく。周年公演に込めた意義を説き、サブタイトル「逢えて良かった」に寄せた想いを伝えた。

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