“20周年フジロック”見どころ[1]

昨年の模様(撮影・Masanori Naruse)

 国内ロック・フェスの代名詞『フジロックフェスティバル’16』(FUJI ROCK FESTIVAL)が7月22日・23日・24の3日間にわたり、新潟県湯沢町の苗場スキー場で開催される。レッド・ホット・チリ・ペッパーズ、ベック、シガー・ロスなど、初回開催から縁のあるビッグアーティストらをヘッドライナーに迎え、これまで第7弾発表出演アーティストがアナウンスされている。1997年の“伝説の初開催”から通算20回目を迎える今年は、20年に渡り英国ロック界を牽引してきたトラヴィス、クーラシェイカー、ステレオフォニックスらなどが出演する事もあり、例年以上に期待と注目を集めている。

初日から美しい余韻が期待されるシガー・ロス

▽Sigur Ros - Hoppipolla (Official Video)

Sigur Ros

Sigur Ros

 シガー・ロスをヘッドライナーに迎える初日・7月22日は、初日から深く美しい余韻を残してくれそうだ。UKのモンスター・ロックバンド、ビッフィ・クライロが7月リリースの新作と共にステージに現れ、デビュー直後より世界を震撼させ時代の寵児と呼ばれたジェイムス・ブレイクが4年ぶりに苗場に帰ってくる。

 結成当初から実験的なアプローチで異彩を放ちつボアダムズ、昨年デビュー作が異例の大ヒットを記録したラッキー・テープスが登場し、ディスクロージャー、コートニー・バーネット、ジ・インターネット、ジェイク・バグ、イリオンなど、1日目から注目アクトがズラリと並ぶ。

2日目は“永遠のオルタナポップ兄ちゃん”ベックがヘッドライナー

▽Beck - Loser (Official Video)

Beck

Beck

 2日目のトリを務めるのは、初ヘッドライナーを飾るベック。この日はフジロックとは縁の深いアーティストの出演予定が並んでいる。エレクトロ・トラップ界の鬼才プロデューサー、バウアー、ウィルコ、スクエアプッシャー、G・ラブ、そして英ロック界の雄、トラヴィス、クーラ・シェイカーなどが名を連ねるなど、“90年代ロックシーンの洗礼”を受けたファンにはたまらない顔ぶれとなっている。

 ポストロック/エレクトロニカ・シーンで人気を博すアルバム・リーフ、今やEDM界以外からも熱い注目を浴びているキル・ザ・ノイズ、近未来的でインベンティブなロックを鳴らすアヴェンジャーズ・イン・サイファイなど、ベテラン勢から新星までの豪華キャスティングに「目当てのアーティスト」の選別に頭を悩ます事になるかもしれない。さらに、京都を拠点にするインディーロックバンド・ホームカミングス、ディープファンク集団・在日ファンク、大森靖子、さらにレジェンド、ザ・コレクターズが登場するなど、個性溢れるラインアップが予定されている。

最終日ヘッドライナーは“伝説の初開催”フジロック'97で大トリを務めたレッチリ

▽Red Hot Chili Peppers - Dark Necessities [OFFICIAL AUDIO]

Red Hot Chili Peppers

Red Hot Chili Peppers

 記念すべき20回目のフジロック、ラストを締めくくるのはニューアルバム『The Getaway』の6月17日リリースを発表したレッド・ホット・チリ・ペッパーズ。“嵐の初回公演”を体験したレッチリの20年来のパフォーマンスには嫌が応にも期待をそそらせる。

 全世界で旋風を巻き起こしているBABYMETAL、先日本格的な再始動を発表したばかりのザ・アヴァランチーズ、ケンヨコヤマ、バトルズ、ベン・ハーパー、DJ HARVEY 、トゥー・チェロズなどが並ぶ中、今年2月の初来日全公演をソールドアウトさせたばかりの超大型新人、イヤーズ&イヤーズがフジロック初参戦。

 ブリットポップ・リバイバルと評される話題の新人バンド・DMA’S、透明感あるサウンド、クールでソウルフルなヴォーカルが魅力の若きシンガーソングライターのトロイ・シヴァン、どちらもデビューアルバムをひっさげ、こちらもフジロックに初参戦だ。国内からは菊地成孔主宰のビッグバンド・dCprG、映像と音楽を卓越したセンスで操るビデオテープミュージックがセロを迎えての出演など、最終日を飾るにふさわしい強烈な面々が並んでいる。

“伝説のフジロック’97”から通算20回目の開催

 第1回開催のフジロックの出演は、RED HOT CHILI PEPPERS、RAGE AGAINST THE MACHINE、MASSIVE ATTACK、PRODIGY、FOO FIGHTERS、APHEX TWINなど恐るべき豪華アーティスト勢で臨まれ、ラインナップ面でも“伝説”と回想されるに充分過ぎるものだった。

 フジロックフェスティバルは、1997年の台風直撃決行(2日目は中止...)怒濤の初開催から20年の歴史を経て、フェス環境面やブッキング面など数々の課題を克服し、改善、改良、進化を遂げた。そして“世界規模のフェス”としてワールドワイドにその存在感を轟かせ、記念すべき20周年を迎える事となる。国内のフェス文化を牽引してきたフジロック、国内フェスの真骨頂の20回目の開催に大きな期待が集められる。【文・平吉賢治】

フェスの詳細および日程別ラインアップ

■7月22(金)
SIGUR ROS
DISCLOSURE / JAMES BLAKE
BIFFY CLYRO / The Birthday / BOREDOMS / COURTNEY BARNETT
FLIGHT FACILITIES / illion / THE INTERNET / JAKE BUGG
JUMP WITH JOEY / KOHH / LA GOSSA SORDA / LEE “SCRATCH” PERRY
LUCKY TAPES /MURA MASA / THE NEW MASTERSOUNDS
OLIVER HELDENS / SOPHIE / Suchmos / TRASHCAN SINATRAS / UA
ほか

■7月23(土)
BECK
WILCO / SQUAREPUSHER
THE ALBUM LEAF / avengers in sci-fi / BAAUER / THE COLLECTORS
CON BRIO / EGO-WRAPPIN’ / G.LOVE & SPECIAL SAUCE / THE HEAVY
Homecomings / KILL THE NOISE / KULA SHAKER / MAN WITH A MISSION
大森靖子 / SPECIAL OTHERS / TODD TERRY / TRAVIS / WANIMA
在日ファンク
ほか

■7月24(日)
RED HOT CHILI PEPPERS
Ken Yokoyama / BATTLES
THE AVALANCHES / BABYMETAL
BEN HARPER & THE INNOCENT CRIMINALS / BO NINGEN / dCprG / DMA’S
DEAFHEAVEN / ERNEST RANGLIN & FRIENDS / EXPLOSIONS IN THE SKY
DJ HARVEY / JACK GARRATT / KAMASI WASHINGTON / LEON BRIDGES
MARK ERNESTUS’ NDAGGA RHYTHM FORCE
ROBERT GLASPER EXPERIMENT / SLOT MACHINE / SOICHI TERADA / STEREOPHONICS / TROYE SIVAN / 2CELLOS /
VIDEOTAPEMUSIC × cero / YEARS & YEARS
ほか

【フェス情報】
「FUJI ROCK FESTIVAL '16」
期間:2016年7月22日(金)23日(土)24日(日)
会場:新潟県 湯沢町 苗場スキー場
時間:9:00 開場 11:00 開演 23:00 終演予定

【チケット】
<第2次先行> 2016年4月9日(土)~6月3日(金)
3日通し券 39,800円、2日券 34,000円、1日券 18,000円

<一般発売> 2016年6月4日(土)~受付
3日通し券 43,000円、2日券 36,000円、1日券 19,000円

・駐車券 3,000円(税込) 1日1台/2名以上より受付
キャンプサイト券 3,000円(税込) 1名/開催期間中有効
ムーンキャラバンチケット 4輪チケット・2輪チケット:専用駐車券+専用キャンプサイト券+3日通し入場券

FUJI ROCK FESTIVAL オフィシャルサイト
http://www.fujirockfestival.com

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