東京パフォーマンスドール

東京パフォーマンスドール

 6月に3周年を迎える9人組ダンスユニットの東京パフォーマンスドール(以下 TPD)が8日、東京・CBGKシブゲキ!!で『ダンスサミットネイキッド 2016GW』をおこなった。このライブは4月30日からスタートし、A公演、B公演、C公演と3つに分け全10公演をおこなったイベント。ABCと各々プロデュースするメンバーが異なり、趣の異なったステージを展開。TPDの真骨頂、MCを挟まず歌とダンスを繰り広げるノンストップパフォーマンスで、しかも今回は全員が常にステージにいるという前代未聞の公演となった。コンセプトをジムとしダンスとエクササイズを融合したライブは、ダブルアンコールを含め全19曲を披露し訪れたファンを魅了した。MusicVoiceでは最終日に当たる第6クールC公演、第2部(Produced by 高嶋菜七、飯田桜子、神宮沙紀)の模様を以下にレポートする。

ノンストップで魅せるパフォーマンス

 4月30日からおこなわれてきたライブもこの日が最終日。『ダンスサミットネイキッド 2016GW』ラストのステージをこの目に焼き付けようとファンが続々とCBGKシブゲキ!!に集結。ステージにはTPDのLEDが後方で輝き、大型の扇風機が2台同じく後方の両サイドに設置されていた。熱いステージが展開されることが容易に想像できる。

 開演に先立って注意事項がメンバーの声でアナウンスされると、体操服をモチーフにしたコスチュームを身にまとったメンバーが、腕をストレッチしながらステージに登場。1曲目は「SLASH DANCE –Rearranged ver.-」でノンストップパフォーマンスライブはスタート。振り付けにに反復横跳びを取り入れたりと、まさにエクササイズプログラムと言わんばかりのステージを展開していく。

 そして、未来的なサングラスを着用すると始まったのは「東京ハッカーズ・ナイトグル―ヴ –Rearranged ver.-」。ロボットのような動きが特徴的なハードナンバーに会場も盛り上がる。「Freedom」のイントロをバックに神宮沙紀が「上腕二頭筋を鍛えましょう」とジムでエクササイズをレクチャーするようにオーディエンスとエクササイズ。そのまま「Freedom」本編へ突入。「二の腕鍛えて〜」と煽るメンバーたち。

 マイクスタンドを使用し、小林晏夕が歌を聴かせる「RUBY CHASE –Rearranged ver.-」や、歌詞にもあるように“限界超えてみよう”と正に限界に挑戦するような激しいダンスを魅せた「SURVIVAL!!」と1曲1曲を全力でパフォーマンスしていくTPD。既に、彼女たちの額は汗で輝き、ダンスの激しさを物語っていた。

 ここで10秒ほどの水分補給のインターバルを挟み、タオルを使ったエクササイズを展開した「WAKE ME UP!! –Rearranged ver.-」へ。サビではタオル回しで会場が埋まる。「OVERNIGHT SUCCESS –Rearranged ver.-」ではメンバー各々カラーが違うライトを手に持ち、鮮やかなステージングを展開。間奏ではライトを持ちながらのロールダンスは見事。続いて、マスカレード・パーティー(仮面舞踏会)で使用しそうな仮面を着用し「キスは少年を浪費する –Rearranged ver.-」を披露。フォーメーションをめまぐるしく変えながらも、息のあったチームワークでダイナミックなパフォーマンスを魅せる。

TPD体操でエクササイズ

 曲が終了すると、聴き慣れたピアノの旋律が流れる。「ラジオ体操第一」の伴奏に合わせて「TPD体操」を展開していく。途中からTPD楽曲の振り付けを体操に組み込み、後半戦の曲の予習をおこなった。そして、自然流れで「DREAMIN'」、「気持ちはING –Rearranged ver.-」と先ほどのTPD体操でのレクチャーが生きる楽曲を立て続けに披露。初めてTPDのライブに参加した人でも楽しめる配慮がこのセクションにはあった。

 「まだまだ一緒に脂肪を燃焼させていきましょう」と小林晏夕が投げかけ「FIRE –Rearranged ver.-」へ。バブル期のジュリアナ東京を彷彿とさせる振り付けを、この時代まだ生まれてもいないはずの彼女たちがジュリアナダンスを再現していく姿は、古きものから新しいものを感じた瞬間でもあった。

東京パフォーマンスドール

東京パフォーマンスドール

 そして、3月にリリースされた「逆光×礼賛」では、ハイスピードナンバーに会場のボルテージはマックスに。後半に来て失速するどころか更に加速していく9人は「BE BORN –Rearranged ver.-」と畳み掛けていく。間奏では3人1組になり組体操の扇やピラミッドなど魅せ、オーディエンスを楽しませていく。ここからラストスパートへ突入。「HEART WAVES」、そしてスクワットのエクササイズを挟み、本編ラストはTPDのメジャーデビューシングル「BRAND NEW STORY」で本編を終了した。

コンセプトは“ぴょんぴょんセブンブロッサム”ジム

 オーディエンスからのTPDコールを受け、再びステージに戻ってきたメンバー。Tシャツにジャージというラフなスタイルで、エクストラエクササイズを敢行。メンバーが横並びに整列し、1人1人が一歩前へ踏み出しエクササイズのお手本を観せていく。アンコールはTPDの楽曲の中でも異色ナンバーで、ビッグバンド的な要素を持った「CLAP YOUR HANDS」を披露。おなじみのバズーカ型クラッカーで会場を盛り上げた。

 今回のプロデュースを担った1人である高嶋菜七は「A、B、C3公演、今日ですべて終了ということで来てくださった皆様ありがとうございました」と訪れたファンに感謝を述べ、神宮沙紀は「コンセプトは“ぴょんぴょんセブンブロッサム”というジムの名前を頭に持ってきて、ジムにいるようにエクササイズをしながら、ダンスサミットをおこなうという新しい感じのライブになったと思います」とコンセプトを語った。

東京パフォーマンスドール

東京パフォーマンスドール

 普段のノンストップライブではソロ曲などもあるが、今回は全員が常にオンステージというチャレンジとも言えるステージであった。衣装もメンバー自身が渋谷を駆け回り調達したことなど『ダンスサミットネイキッド 2016GW』の裏側を語った。そして、飯田桜子は「(自分たちで作る)大変さを知って、スタッフさんへの感謝を改めて知れたライブでした」とスタッフの苦労を痛感し感謝を述べステージを後にした。メンバーがステージを去った後も鳴り止まないTPDコール。ダブルアンコールを受け「PEOPLE」でライブの幕を閉じた。

 ノンストップで1時間を超えるステージをやりきった9人からは、清々しいほどの笑顔が溢れていた。それはファンからの大歓声と笑顔が『ダンスサミットネイキッド 2016GW』の成功をものがたっていた。

 6月19日には、3周年記念となる品川ステラボールでの『東京パフォーマンスドール 3rd Anniversary ダンスサミットネイキッドSP!!』と『東京パフォーマンスドール 3rd Anniversary パーティ!!』の2部構成イベントも控えている。今回の地力を高めたライブによって、6月のライブがどのようなものになるのか、非常に楽しみだ。(取材・村上順一)

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