日本武道館で熱唱するAcid Black Cherryのyasu

日本武道館で熱唱するAcid Black Cherryのyasu

 ロックバンドJanne Da ArcのボーカルyasuのソロプロジェクトのAcid Black Cherry(以降:ABC)が3月16日に、LIVE DVD&Blu-ray「2015 arena tour L-エル-」をリリースする。このDVD&Blu-rayは、2015年12月14日に東京・日本武道館で行われた『2015 arena tour Lーエルー』のファイナル公演の模様を収めた、ABC3カ月連続リリースのラストを飾るアイテム。

 この公演は、2015年2月発売のコンセプトアルバム『Lーエルー』を引っ提げて同年3月から行われてきたツアーのファイナル。ツアーは前半と後半に分かれており、6月までに25本のホールを、合計10万人を動員した3本のフリーライブを挟んで、9月からは13本のアリーナを舞台に繰り広げてきた。

 ツアーでは、「エル」という1人の女性を主人公とした物語を、映像、演出、演奏で表現。アルバムの持つ世界観を体感できる完成度の高いものだった。このうちミュージックヴォイスでは同作に収められる12月14日の日本武道館公演を取材した。

9カ月に及んだ、アルバムツアーの集大成

 3月から行ってきたツアーのラストを見届けようと、ファン達が続々と集結。ミュージシャンの聖地と呼ばれる日本武道館は超満員となり、季節柄サンタクロースのコスプレをしているファンも見られた。開演時間を少し過ぎたところで暗転。割れんばかりの大歓声の中、鐘の音が武道館に鳴り響いた。ステージ奥のスクリーンには主人公エルの映像が映し出され、物語の始まりを告げた。上質な映画を観ているようなその映像の世界観に引きずり込まれる。そして「Loves」を唄ったyasuがライトに照らされステージ中央に登場。武道館から更に大歓声が上がった。

 唄い終わりから刹那、唄から引き継ぐようにエレクトロなシンセのシーケンスが流れ「versus G」で流れは一変。攻撃的なギターサウンドで出だしから飛ばしていくABC。yasuが「おい武道館声出して来いよ!!」と煽ると、オーディエンスも大歓声でそれに応えた。そして、間髪入れずに「liar or LIAR ?」を披露。イントロで特効の爆破、一瞬全ての音がかき消されるほどの爆音に武道館のテンションは更に上昇。震度3はあるかのような2階スタンド席の揺れがそれを物語っていた。

「みんなの元気が俺らのパワーだから、いっぱい声聴かせてくれよ!」と煽ると、ベースSHUSEのスラップ奏法が印象的な「Greed Greed Greed」を披露。オーディエンスもそのヘビーサウンドにヘッドバンギングで応える。そして、おしゃれなブラスの雰囲気とロックが上手くミックスされた「黒猫~Adult Black Cat~」、アルバム「『2012』」から演奏された「指輪物語」では、赤青紫のライトが混ざり合い楽曲の持つ世界観をより明確に強調しているようだった。そして、19枚目のシングル「INCUBUS」を立て続けに披露。「黒猫~Adult Black Cat~」のようなアレンジの曲を聴くとyasuの持つ音楽性の幅広さに感服。yasuの妖艶な唄声が楽曲にマッチしていてyasuの得意とする楽曲のひとつだ。

 ここで再びオープニングの続編ともいえる映像と共に、美しいバイオリンとピアノがフレーズが流れ「Round & Round」へ突入。力強くもありながら、どこか儚い楽曲にオーディエンスもその曲の持つ世界観に深く入り込むかの様に聴き入っていた。

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