[写真]デビューしたX4にインタビュー(1)

個性豊かな3人の実力が交わった時、求めていた刺激は生まれた。X4が目指す未来像とは/撮影・紀村了

 [インタビュー]YUYA(松下優也)率いる、関西出身ボーカルダンスグループのX4(エックス・フォー)が10月7日発売のシングル「Killing Me」でメジャーデビューした。

 メジャーデビュー以前から、1カ月で全国20カ所を回る“強行軍”とも言える“ハードスケジュール”ツアー『X4 LIVE TOUR 2015 -XVISION-』を開催し、配信リリース作品ではiTunes R&Bチャートで1位を獲得するなど注目を集めてきた。

 メンバーは、歌手としてのメジャーデビュー経験があり、現在は俳優としても活躍するYUYAこと松下優也。それに、大阪・梅田などでストリートライヴを展開してきたKODAI、そして、YUYAのソロ歌手時代にツアーサポートも務めたていたT-MAXという個性豊かなメンバーが顔を揃える。

 ミュージックヴォイスでは今回、YUYAとKODAIに、X4のコンセプトや結成のいきさつ、音楽の向き合い方などを聞いた。このなかでYUYAは「ライヴ感」に対する熱意とこだわりを明かした。彼らが思うグループの未来像とは。  【取材・平吉賢治】

個性あるメンバーの出会い

[写真]デビューしたX4にインタビュー(2)

YUYA

――X4は一言で表すならどのようなグループでしょうか

YUYA それぞれが歌えて、踊れて、メインを張れるという、実力派グループなのではないかと思います。

KODAI X4は、ビジュアル面でもパフォーマンス面でもキャッチーな点が魅力ではないかと思います。

――X4結成のいきさつは

YUYA 18歳からソロ活動していましたが、去年から音楽グループに新たな可能性を感じてやってみたいなと思い、メンバーを探していました。T-MAXは3年くらい前から僕のツアーにサポートで入ってくれていて、彼自身もその傍らで音楽をやっていました。KODAIは大阪でストリート活動を中心にやっていて、そこで「凄い歌の上手い人が大阪でストリートやっている」と話を聞いて。それが出会いですね。

――ストリートライヴをおこなっていたという場所は

YUYA KODAIが活動していたのは大阪の梅田でした。東京でいうところの渋谷か新宿でしょうか。

――梅田では毎日のように活動していたのですか?

KODAI そうですね、週に2〜3回のペースでやっていました。

――ストリートライヴでは手応えはありましたか

KODAI ブッキングからライブ準備など全て自分たちでやっていまして、充実感はありました。でも、活動の限界も感じていて。そういう事を思い始めた時期に、声をかけてもらいました。

――X4としては城天(大阪城公園)でもストリートライヴをしていたようですね

YUYA そうですね、夏の時期でも沢山の人が見てくれていました。

シンクロするニューヨーク

[写真]デビューしたX4にインタビュー(3)

KODAI

――デビュー曲のミュージックビデオ(MV)はニューヨークで撮影されています。YUYAさんは中学3年生の時に同地に単身渡米しています。その時とシンクロするものは

YUYA 僕が初めてニューヨークに行って感じた感動や興奮を、メンバーはどう感じるのかが楽しみで仕方がなかったですね。

――KODAIさんはどうでしょうか

KODAI 興奮しましたね。到着した時に「ウワー!」と声を挙げたくなるくらいの感動がありました。日本で産まれ育ったので、全然違う所に降り立ったという気持ちが。不思議な感覚でもありました。

――MVではニューヨークでストリートダンスをしているシーンがありますが、大阪・梅田でストリートしていた頃を思い出して感慨深くなることは

KODAI 梅田のストリートでやっていた時代には考えられなかったですね。まさか1年後にニューヨークでMV撮影ができるなんて。1年前はあのような活動をしていたんだなと思い返すと、ここまで音楽をやってきて良かったなと思いますし、ここからもっと頑張っていかないといけないとも感じました。ニューヨークに行って凄いパワーをもらいました。

――出発地点としてニューヨークを選んだ意味は

YUYA X4の音楽のR&BとかHIP HOPのルーツってやっぱりアメリカだと思いますし、映像的なところで言ったらやはりスケール感という部分。あとは、僕が音楽で感じ取ったもの、日本ではなかなか感じにくい部分をニューヨークに行って目覚めたという部分があるんです、僕自身。その「音楽を纏う」という感覚もその一つなんですけど。それをぜひメンバーにも体験してもらいたいなって思ったのが一番ですかね。

――X4としては3~4月の1カ月間で20カ所以上を回るツアー『X4 LIVE TOUR 2015 -XVISION-』を展開していましたが、手応えは? 千秋楽O-EASTではソールドアウトという大反響でしたが

KODAI やっぱりX4としての一発目だったので、お客さんに「自分たちはX4だ」「X4はこういうのやで!」というのを見てもらいたいという事や、X4の絆を強めたいという気持ちがありました。ツアーはほぼ毎日一緒に居たので、仲が深まったり、これからもっと濃いライヴをやっていくため基盤が備わったと思います。

YUYA 曲が出来るより先にツアーが決まったので、メンバーそれぞれの活動を応援してくれたファンの方々に、X4というグループの形を認めてもらうツアーであること、そして、X4がよりグループとして統一されたものにするという2つの意味合いがありました。だから、O-EASTでやった時は「とりあえず無事に乗り切れた」というのがありましたね。全国20公演を回るという事が僕もメンバーも初めてでしたし、まずは無事に乗り切れるのかどうかという不安もありました。

――一番最初の大仕事を皆で乗り越えたというところに感動があった

YUYA KODAI そうですね。

YUYA でも、楽しむ間も無く過ぎ去っていきましたね。ライヴが終わったら次の会場という間隔でしたから。空いても2日ぐらいとか。

――空いた日はどう過ごしていた

YUYA 遊んだりとかほぼしてないですね。皆で風呂に行ったりとか(笑)次の日に備えての楽しみはありますけど。あの時期はわりとみんな、ストイックにやっていました。

――「X4」が目標とするアーティストやグループは

YUYA こういう様なグループでありたいなと思うのはThe Black Eyed Peas(ブラック・アイド・ピーズ)ですね。それぞれ個性は強いけど、グループとなった時の統一感があって。あのゴチャゴチャした感じがまたいいなと。アメリカもそうですけど、アジアのグループは結構似たような人達がメンバーに集まることが多いじゃないですか。でも、僕はもっとキャラクターや個性とか、色がはっきり出てるグループがいいなと思っています。ただ全部が揃っていて、全部がシンクロしているというのが嫌なんですよね。

――個性が異なったり異彩を放っているものが集まることでグループとしての個性も出るということ

YUYA そうですね。

メジャーシングルの聴き所

[写真]デビューしたX4にインタビュー(5)

YUYA

――メジャーデビューシングル「Killling Me」の聴き所は

KODAI 曲そのものは凄い格好良いというか、ガッツリしたR&Bのなかにもキャッチーさがありますね。聴きやすいR&Bと言いますか、けっこう新しい形の音楽じゃないかなと思います。最近流行のEDM系ではなく「R&B!」という感じでソウルフルな。「X4らしさ」が出てる曲だと思います。

――楽曲ではハウス、ダブステップ、HIP HOP、ソウル、EDMの要素と、ダンスミュージックを軸にしたアプローチが見られる楽曲がメインですが、基本的には「ダンスミュージック」を基調とした音楽性で進んでいく

YUYA そうですね。ブラックミュージックとかHIP HOP、ソウル、EDMなんかも凄く好きですし、流行のサウンドも好きだし、僕らはもちろんこだわって作っていきたいんですが、聴いてる皆にはあまりそれを押し付けたくはないというのがありますね。ジャンル問わずに楽しんでもらいたい。例えば、普段ロックとか聴かないのに「なんかカッコいい」と思えたり、聴けちゃう音楽はあると思うんですよね。X4はそういう音楽をやっていきたいと思いますね。ただ純粋に音楽を通して、共有して皆と楽みたいというのがあります。

――ジャンルといった括りで縛られたくない

YUYA もったいないですよね。そういう各音楽が深く好きな方にも聴いてもらいたいんですけど、そこだけになってしまうと、X4で音楽をやっていく上では違うんじゃないかと。

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