[写真]秦基博のリリースイベント(1)

リリースイベントに出席した秦基博と永瀬匡(撮影・小池直也)

 9月12日に公開された映画『天空の蜂』の主題歌「Q & A」を歌った秦基博。同曲の発売記念イベントで秦は、言葉のリズムにこだわったと話していた。その話の通り、確かに映画の方向性に沿いながら上手く言葉を繋げている。しかし、単純に楽曲と彼の歌の力が炸裂していると感じた。

 今回、その火花散る楽曲を支えているのはドラムス玉田豊夢、ベース鈴木正人、オルガン皆川真人、ギター西川進である。いわゆるサポートミュージシャンと呼ばれる彼らは音楽における傭兵といったところか。

 シンガーソングライターとはその名の通り、歌って曲を書くアーティストのことだ。つまりバンドではなく個人で活動しているため、弾き語りでは無く、バンドサウンドでライヴしたい場合などは傭兵を雇うしかない。

 同じギターという楽器でも十人十色、いや百人百色くらいある。バックボーン、フレージング、リズム、グルーヴ、更にはパフォーマンスや容姿などなど様々なパラメータがあり、それは演奏者によって異なる。その組み合わせでバンドサウンドが決定するのだ。一人変わるだけで全体の印象が変わるのだから面白い。

 改めて、今回の秦基博「Q & A」のために雇われた傭兵たちの代表的な戦歴を紹介しよう。

 ドラムス玉田は椎名林檎、斉藤和義など。
 ベース鈴木は安藤裕子、大貫妙子など。
 オルガン皆川はYUKI、椎名林檎など。
 ギター西川は大塚愛、阿部真央など。

 ご覧の通りそうそうたる顔ぶれが並んでいる。彼らはまた違うアーティストで演奏を共にすることもあるからちょっとした組み合わせの違いによるサウンドの違いを聴き比べるのも面白い。

 優れた楽曲を作り歌い上げる彼らの背後に暗躍する彼らにスポットを当てるとまた違う音楽の楽しみ方ができるのかもしれない。  【文・小池直也】

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