[写真]花見桜幸樹はムード歌謡をどう表現したのか

演歌・歌謡曲カバーアルバム『花見便り〜俺の女唄名曲集〜』

 今年2月18日デビューシングル『アイラブ東京』で華々しく演歌界に咲いた“ビジュアル界の風雲児”・花見桜幸樹(はなみざくら・こうき)が演歌・歌謡曲カバーアルバム『花見便り〜俺の女唄名曲集〜』を8月5日に発表した。ビジュアル系バンド出身の彼が、ムード歌謡をどう表現したのか。今回は、そのアルバムから探ってみたい。

 ビジュアル系バンド「ダウト」のフロントマン・Vo.幸樹として活動中、プライベートでも親交の深いゴールデンボンバーの鬼龍院翔が「花見桜幸樹」を命名し、ムード歌謡歌手としてソロデビューしたという事でも話題に上がった事は記憶に新しい。

 先日9月2日、渋谷公会堂で開催された日本歌謡祭では、デビュー曲「アイラブ東京」を熱唱。今回の出演に対し花見桜幸樹は「個人的にとても思い入れのある場所で、閉館前にもう一度立てて嬉しい、みんなの想いものせて全身全霊歌ってきます」とその意気込みを語っていた。

 花見桜幸樹としての2枚目のリリース盤「花見便り〜俺の女唄名曲集〜」は、日本の名歌謡曲の中から女性の心情を歌った『女唄』の数々をピックアップ。花見桜幸樹の「歌謡曲愛」がたっぷり詰まったカバーアルバムだ。

 収録曲にはテレサ・テン、小柳ルミ子、坂本冬美、細川たかし、石川さゆり、八代亜紀、ピンキーとキラーズ、山口百恵、欧陽菲菲、和田アキ子らが原曲を歌う、日本の歌謡界屈指の名曲を全11曲に厳選し今回のアルバムに収められ、主題の「女唄名曲集」と銘打つにふさわしい内容となっている。

 『花見便り〜俺の女唄名曲集〜』で聴ける一つ一つの言葉を明瞭に唄い日本人の心情をじっくりと伝える花見桜幸樹の歌唱は、ビジュアル系バンド「ダウト」/Vo.幸樹とはまた異なった角度の魅力を味わう事が出来る。

 また、ミュージックビデオで見られるフォーマルなファッションでスタイリッシュな舞いを交えながら唄うという風雲児らしいアプローチでムード歌謡界に新たな風を吹かせている。

 今回サウンドプロデュースを担当したイイジマケンの編曲やサウンドメイクにより、一枚の盤に集約された歌謡界の名曲の数々には現代風のアレンジが施され、時代を超越した名曲らを老若男女楽しめるバランスで仕上げられているという点も、今回の作品の大きな魅力のひとつだ。

 ビジュアル界の風雲児、ムード歌謡界に咲いた新鋭、2つの魅力で華咲く花見桜幸樹のファーストカバーアルバム「花見便り〜俺の女唄名曲集〜」で魅せた女唄の数々。今後、花見桜幸樹は如何なる旋風を巻き起こし、ムード歌謡界を盛り上げてくれるのだろうか。  【文・平吉賢治】

収録曲

<CD> ※曲順未定
1.時の流れに身をまかせ
2.津軽海峡・冬景色
3.舟唄
4.夜桜お七
5.ラヴ・イズ・オーヴァー
6.浪花節だよ人生は
7.恋の季節
8.秋桜
9.お久しぶりね
10.炭坑節
11.あの鐘を鳴らすのはあなた※通常盤のみに収録

記事タグ