[写真]Draft King「This is me.」密着(12)

Draft King「This is me.」リリース日に密着(撮影・村上順一)

  [密着取材、22日、都内]元ステレオポニーのメンバーを中心に結成されたガールズバンドのDraft King(ドラフトキング)が3枚目シングル「This is me.」を発売した。ボーカル・ericaの心境を投影させたロックバラードながらも、ONE OK ROCKなどでも著名なakkin氏によるサウンドプロデュースでジメッとした感がないパワフルな楽曲に仕上がった。ミュージックヴォイスでは、リリース日の22日、彼女たちの活動に密着。お台場で行われたライブから、ミュージックビデオ(MV)で監督を務めた鳥居みゆきとのラジオ生出演までを追った。  【取材・村上順一】

強風に見舞われた野外ステージ

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熱唱するerica(撮影・村上順一)

 22日は、お台場でライブを行ったあと、文化放送『吉田照美 飛べ!サルバドール』に生出演するためステージ衣装のまま車に乗り込み、中継先の新宿・サンミュージック本社に向かった。

 午後2時半。この日のお台場は物凄い強風に見舞われた。会場となった、お台場夢大陸マイナビステージ前では、飛ばされそうになる人の姿もあった。これだけ強い風のなかでのライブは大丈夫なのかと思うほどだった。その一方で35度にも達した気温も、風のおかけでいくらかは和らいだ感じもあった。そのような事を考えているうちに、Draft Kingのメンバーがリハーサルを行うためステージに現れた。ニューシングル「This is me.」のイメージと同じ白い衣装だ。まずは、ドラムスのSHIHOからサウンドチェック。SHIHOのチェックが終わると、Draft KingリーダーであるベースのNOHANA、ギターのMAO、ボーカルのericaが順番に確認していく。この強風による出音への影響はさほどなかったようだ。

 午後3時、定刻通りにライブはスタート。イントロでericaの「Oh Yeah!」のシャウトがお台場に響き渡る。歩いていた人達も足を止め、視線をステージに向けていた。「どんどん行くよ~!」の掛け声に続いてDraft Kingの定番曲でもある「誓いの歌」を演奏。観衆のなかには彼女達を初めて観たという人も。「カワイイ曲だね」と感想を述べるものもあり好印象の様子だ。ここでMCコーナー。司会者の「Draft Kingにとってのお祭りとは何ですか」という質問にericaは「お祭りと言えばライブですね」と回答するなどトークでも盛り上げた。3曲目は海援隊のカバーで2枚目のシングルの「贈る言葉」。ドライブ感のあるサウンドでどんどんテンションを上げていく。

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強風のなかでギターを弾くMAO(撮影・村上順一)

 4つ打ちのバスドラムが鳴り響き「もっと楽しみたいよね」とerica、バスドラムに合わせて観衆と一緒に手拍子。そのまま演奏されたのは「真夜中メリーゴーランド」。そして、間奏ではメンバー紹介も兼ねてソロをMAO、NOHANA、SHIHOの順番で回し、ericaがオーディエンスを煽っていく。ここでちょっと長めのMCコーナー。5人目のメンバー(キャラクター)であるドラキリンの紹介や、ニューシングル「This is me.」のこと、24日に米国メリーランド州ボルチモアで行われる最大級のアニメイベントの一つ『OTAKON 2015』への意気込みを語った。

 ラストナンバーはリリースしたばかりの「This is me.」。erica自身の心境を投影させたこの歌は、激しいサウンドの中に切なさも漂う楽曲。以前からライブでも演奏されていたが、ONE OK ROCKなどのアレンジを担当するakkin氏が編曲したことで更に深みは増し、生まれ変わった。今まで以上にロックなサウンドでバンドのエネルギーがこちらまで伝わってくる。30分という短いステージではあったが、強風をものともしないパワフルな演奏でライブは終了。この日、Draft Kingを初めて観た人達にも何かを残せたライブになったはずだ。

 午後3時35分、ここからCD販促会のためステージから下りて物販スペースに移動。ニューシングル「This is me.」の購入者へサイン&握手を行う。ファンからドリンクの差し入れもありご満悦のSHIHO。そして、ひとり一人に感謝を込めて丁寧に握手を行っていく。どんなに時代が変わっても、こういうファンと触れ合う場所は重要であることを彼女達の姿を通して感じさせられた。途中CDの帯が風に飛ばされるというアクシデントもありつつCD販促会を終えた。

ステージ衣装のまま収録現場へ

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レットブルで栄養補給するSHIHO。翼ははえたか(撮影・村上順一)

 午後3時45分、文化放送『吉田照美 飛べ! サルバドール』生出演のため中継先である新宿へと向かう。急いでステージ裏に移動し、楽器の片付けをスタッフと共に行う。NOHANAは大切なベースをハードケースにしまう際にエアーキャップで包む徹底振りだった。そして、身なりはそのままにドラキリンと一緒に車に乗り込み、次の目的地であるDraft Kingの所属事務所・サンミュージックへ移動する。車が走り出したのは午後4時5分。午後5時に生放送の打ち合わせがあるため、渋滞に巻き込まれない事を祈りつつお台場を後にした。

 車中では、レッドブルで体力の回復に努めるSHIHO。MAOはペットボトルを包むケースをドラキリンに履かせる。まわりからは「何か子供みたい」とツッコミがはいるも笑顔。写真を撮ったり各々スマホをチェックしたりと自分の時間を過ごした。ステージの疲れか、それともこの後のラジオ出演へのイメージトレーニングか、交わす言葉の数も少なく感じた。単刀直入に「いつもこのような感じ?」と尋ねると、NOHANAは「そうですね~テンションは波がありますね。大人しい日もあれば、笑ってばっかりの時もありますね。今日は野外ステージで太陽に当たってまだちょっと弱ってます(笑)」と茶目っ気たっぷりに話してくれた。

 明日(23日)からアメリカに旅立つので、メンバー間で持って行くものもチェックをしていた。ドラキリンも連れて行くのかという問いには「ちょっとこの大きさだと飛行機が難しいので、小さいのを連れて行きます」と。そうこうしているうちに事務所に到着。渋滞にも巻き込まれずスムーズで一安心。

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