写真»武藤彩未「A.Y.M.ROCKS」[2]

新たな一面をのぞかせた武藤彩未(撮影・笹森健一)

 さくら学院の元メンバー、武藤彩未(19)が9日・10日の2日間、東京・渋谷CLUB QUATTROで『A.Y.M. ROCKS ~ROCKな夜~』と『A.Y.M. ROCKS 〜MUTOな夜〜』と題したライブを開催。両日とも武藤自身選曲のオリジナル曲とカバー曲を交えたセットリストでファンを魅了した。このうち10日に行われた『A.Y.M. ROCKS 〜MUTOな夜〜』の模様を以下にレポートする。  【取材・上村順二】

 開場となった渋谷CLUB QUATTROは超満員。空調が効いていないのでは思えるほど室温は高く、熱気に包まれていた。会場後方の壁面には「A.Y.M. ROCKS」という文字が浮かんでいる。BGMにレベッカの「フレンズ」が流れる中、ライブは定刻より5分程過ぎたところで始まった。

ロックアレンジで魅せる

写真»武藤彩未「A.Y.M.ROCKS」[3]

(撮影・笹森健一)

 1曲目はデビューアルバム『永遠と瞬間』に収録されている「A.Y.M.」だ。シンセサイザーなど打ち込みメインのCD音源とは違い、生バンドのロックなアレンジで出だしからボルテージは最高潮。続いて、2月に発売されたアルバムの中から「Doki Doki」と「Daydreamin’」を立て続けに演奏。「A.Y.M.ROCKS」というタイトルらしく、これでもかと出だしから飛ばしていた。CD音源とはまた違う雰囲気で新鮮な感覚がそこにはあった。

 場内の暑さに大丈夫かと心配してしまうほどテンションの高いステージングを展開していく武藤。歌声は、あの小さな体から想像も出来ないぐらいエネルギッシュ且つ存在感で、分厚いバンドサウンドに負けていなかった。そのパワフルな姿に客席も手を振り上げ、盛り上がりをみせる。最初のMCで「目が痛い! 汗が目に入る、今までこんなことなかったのに」とステージ上の熱気のスゴさを報告。

80年代アイドルソングをカバー

 そして、今回の目玉でもあるカバーコーナーに突入。MCで「私が好きな80’sを詰め込ませていただきました」と語ったように、まずは松田聖子の「Rock’n Rouge」を披露。続いてイントロのディレイエフェクトを掛けたギターが印象的だった工藤静香の「黄砂に吹かれて」、そして、レゲエ風のアレンジが施された中森明菜の「北ウイング」と、ノスタルジーな曲達が演奏されていった。

 一旦MCを挟み、再び松田聖子の「BITTER SWEET LOLLIPOPS」を演奏。「本当は1人1曲ずつにしようかなと思ったけど、聖子さんだけは譲れなかった。なので2曲歌わせて頂きます」と語るほど“松田聖子愛”を示していた。また、ステージ後ろに掲げてある「A.Y.M.ROCKS」の文字もレンガを使って自身で製作したことを明かした。セットまでを作りあげるバイタリティな一面もみせた。

 そして、「私の後輩達に届くように精一杯歌います」と、以前在籍していたさくら学院の楽曲「オトメゴコロ。」を熱唱。透き通る歌声の中に、力強さを感じた1曲となった。カバーコーナー最後の曲は、小泉今日子の「なんてったってアイドル」。「YOU are an idol」のコール&レスポンスも完璧で、一体感のあるステージを展開。間奏の2番の入りを間違うハプニングもあったが、後のMCで「これがライブだよね」と生の醍醐味を語った。このハプニングでファンのテンションは更に上がり大歓声をあげていた。

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