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オリコン史上最高の初日売上枚数を記録した、ぱるるセンター曲「僕たちは戦わない」

 [AKB48総選挙]第7回AKB48選抜総選挙の速報結果が発表された20日、AKB48(単独)は新たな記録を生み出していた。同日発売された40枚目シングル『僕たちは戦わない』が販売店に到着した分の初日売上、いわゆる「店着初日売上」で147万2000枚を記録。オリコン発表のデイリーランキングで史上最高の初日売上枚数を記録した。同時期に発売される“総選挙投票権付シングル”のなかでもトップの記録。売上枚数が伸びた背景に何があったのか。

初日ミリオンは9作目

 同作は、初日で147万2000枚を売り上げ、19日付オリコン・デイリーシングルランキングで初登場首位を獲得した。AKB48のシングルの初日ミリオンは、101万7000枚を記録した『希望的リフレイン』(昨年11月発売)以来2作ぶりで、通算9作目。オリコン・デイリーシングルランキングの首位は、13作目の『言い訳Maybe』(2009年8月発売)から28作連続となる。

 センターを務めたのは“ぱるる”の愛称で人気の島崎遥香(21)。『永遠プレッシャー』(2012年12月発売)以来11作ぶりの単独センターで、現エース・渡辺麻友(21)のセンター曲『ラブラドール・レトリバー』(昨年5月発売)よりも初日売上では5万枚近く上回っている。自身にとっても単独センター曲ではこれが初のミリオン。前作『永遠プレッシャー』の売上は84万枚だった。

 例年この時期にリリースされるシングルは総選挙投票権が付く。同作も『AKB48 41stシングル選抜総選挙』(6月6日、福岡ヤフオク!ドーム)投票用シリアルナンバーカードが封入されている。ちなみに、総選挙への投票権は各種会員のほかに、前記の通り、40枚目シングル『僕たちは戦わない』購入者などに与えられる。

ぱるる、順位は伸ばせず

 同作が、過去の“総選挙投票権付シングル”を売上枚数で上回った背景には、総選挙への注目度や、SKE48やNMB48、HKT48の姉妹グループの人気上昇、シングルの「Type-D」に収録されている川栄李奈(20)卒業曲「君の第二章」、そして、センターを務めた島崎人気があるとみられる。

 では、“センターぱるる”は売上枚数に影響はあったのか。島崎は、ファンへの対応が素っ気ない、いわゆる「塩対応」で知られ、「じゃんけん大会」(勝者に単独センターが与えられる)で名を上げ、その後、バラエティ番組『めちゃ2イケてるッ!』での出演がきっかけで人気を集めるようになった。

 最近もメディアへの露出は増え、人気も更に上昇中。フジテレビ系『淳・ぱるるの〇〇バイト!』では深夜帯ながらも初めてバラエティ番組のMCを務めるなど、エース候補としてまい進中だ。

 今回の選抜総選挙でも更なる躍進が期待されているが、20日の速報結果では1万7921票で7位。前回の速報結果は1万5514票の5位、最終結果では6万7591票で7位だったこともあり、期待値に比べて票が伸びなかったというのが一般的な捉え方だ。

次世代メンバーの台頭が大きく後押し

 島崎人気がCD売上増大を後押ししたと仮定しても、速報結果には反映されなかった。速報結果では、むしろHKT48やSKE48、そして次世代メンバーの躍進が目立った。例えば、前回圏外だったメンバーが今回ランクインした数は35人、そのうちHKT48が7人(比率20%)、SKE48が14人(40%)、AKB48が11人(約31%)、NMB48が3人(約9%)だ。

 こうしてみると、次世代メンバーの台頭がCD売上増大に大きく影響を与えたと捉えることができる。島崎にとって「初のミリオン」は輝かしい実績だが、その勢いが順位にどう結びついていくかが、売上増大の背景を探る上でもポイントとなりそうだ。

 ところで、“総選挙投票権付シングル”でのセンターは、総選挙の順位に反映されるのか。過去の投票権付シングルのセンターをみると、単独センターの時と複数のメンバーがセンターを務めた場合とでは1位に与える影響も異なるようだ。例えば、2012年の「真夏のSounds good!」を除き、過去3作品でセンターを務めたメンバーが1位を獲得。複数メンバーの作品はセンター以外のメンバーが1位となっている。

 昨年の総選挙投票権付シングル”(ラブラドール・レトリバー)でセンターを務めた渡辺は、速報では2万5283票で、1位指原莉乃と1万2000票近く差を付けられて2位だった。しかし、最終結果では逆転、2位の指原に1万7900票を差をつけ15万9854票で女王の座を手に入れた。

 過去をみると、島崎の躍進が期待されるが、最終結果はどうなるのか。売上増大の背景に島崎人気、そして次世代メンバーの台頭があるとすれば、最終結果で波乱も起こり得る。後半戦の票の伸びが気になるところだ。

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