上映会に出席した園子温監督と長谷川博己たち(19日、北京)

[写真]長谷川博己が北京国際映画祭に登場

園子温監督と会見に臨んだ長谷川博己(19日、北京)

 俳優の長谷川博己(38)が現地時間19日、中国・北京で行われた「第5回北京国際映画祭」に登場。主演を務めた映画『ラブ&ピース』(6月27日公開、園子温監督)が公式上映され、園監督、IZUMI、大月俊倫プロデューサーとともに記者会見を参加するとともに、レッドカーペットを歩いた。ファンからの声援に応え、長谷川が劇中歌の一節を歌い上げる場面もあった。

 映画は、来る東京オリンピック開催に向け湧く東京が舞台。長谷川演じるサラリーマン・鈴木良一はミドリガメとの出会いがきっかけであきらめていたロックミュージシャンへの道を歩み、人生を取り戻そうとする姿を描く。鈴木が恋心を抱いている寺島裕子は、麻生久美子が演じた。

 北京国際映画祭は今年、90カ国以上から930本の映画がエントリーされ、そのうち15本の映画がコンペティション部門に選出された。『ラブ&ピース』は、「天壇奨(Tiantan)」コンペティション部門で公式上映が決まった。日本映画が北京国際映画祭のコンペティション部門に正式出品されるのは本作が初の快挙となる。

 これまで『ヒミズ』『冷たい熱帯魚』などヴェネチア映画祭ほか海外映画祭で高い評価を受け続けてきた園子温監督ですが、本作は、第59 回ベルリン国際映画祭カリガリ賞・国際批評家連盟賞を受賞した『愛のむきだし』以来となる、直球で愛を描いた待望のオリジナル作品とあって、会見には大勢の記者が来場した。

 長谷川は「できあがった作品を映画祭で観てもらえて、とても喜んでいます」とあいさつ。中国の女性も長谷川ファンが多かったようで、「長谷川さん、ようこそいらっしゃいました!」と熱烈な歓迎を受けた。

 そんな会場の様子に「もしかしたら(劇中歌の)サビくらい歌ってくれるかも」と園監督が会場に呼びかけると、歓喜の声とともに大きな拍手が。それには「まずはボイストレーニングをやらなきゃ」と照れることしきりの長谷川だったが、意を決して劇中歌の一節を歌い上げると、会場からの喝采を集めた。

[写真]長谷川博己が北京国際映画祭で喝采

上映会に出席した園子温監督と長谷川博己たち(19日、北京)

 また、長谷川博己は撮影を振り返り「僕は音楽が未経験だったので大変でした。僕が何もできないときに、園さんの部屋に行って練習をしました。すると、園さんがキーボードを持って突然歌い出して、即興で(劇中歌を)作るんですよ。それを音楽系のスタッフがメモをして…、という感じで作りました」と明かした。

 さらにこの日の夜には、オリエンタルシアターで公式上映を実施。会場には、期待に胸を膨らませた観客、およそ約700人が来場。中にはリュック・ベッソンら審査員の姿もあり、熱気にあふれていた。

 ワールドプレミアとなる公式上映後には、怪獣映画でありながら、感動と涙が待ち受ける本作に盛大な拍手が送られ、園子温、長谷川博己らも感無量の様子。上映後の囲み取材で「お客さんが温かい感じで良かったです」と笑顔。園監督も「お客さんが温かくて感謝です。最高! この上映のために集まっていただいてありがとうございます。シェイシェイ(ありがとう)!」とご機嫌な様子を見せた。

 なお、主題歌はRCサクセションの「スローバラード」が起用されている。本映画祭の授賞式は4月23日を予定。

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[写真]長谷川博己が北京国際映画祭で喝采

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