[写真]ハワイ版グラミー賞日本開幕式で熱演も

「ナ・ホク・ハノハノ・アワード」開幕イベントで熱演したマウナルア(撮影・編集部)

 ハワイミュージックのグラミー賞とも称される『ナ・ホク・ハノハノ・アワード』の音楽フェスティバル『ノミネーション&ミュージックフェスティバル』(ハワイアン航空・特別協賛)が5日、千葉・浦安の舞浜アンフィシアターで開催され、同賞のノミネート作品が発表された。日本でノミネート作品を発表するイベントは今回が初めて。

 世界最高峰の音楽祭典であるグラミー賞のハワイ版とも言われている格式のある音楽賞。37年の歴史を誇り、32部門それぞれで優れたアーティスト、作品を賞する。本選は毎年5月に米国ハワイ・ホノルルで開催されている。

 この日は、ノミネートされるアーティストが日本から全世界に向けて初めて発表された。その記念すべき日を、ハワイミュージックの代表的なアーティストたちが出演し、盛り上げた。

 ステージに立ったのは、米国オバマ大統領の就任記念晩餐会でもパフォーマンスを披露した「マウナルア」や、ハワイアンAORの代表的な存在「カラパナ」や、グラミー賞2度ノミネートされている「ライアテア」、実力派アーティストのネイサン・アヴェアウとジェフ・ピーターソンたちだった。

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 ステージ中央を囲むように設置されている観客席は全て埋まっていた。明かりが下ろされた会場の中央にスポットライトが照らされ、ウクレレやアコースティックギター、ベースなどを構えたハワイアンミュージシャンが音を奏でるとともに、ハワイの潮風を呼び込んで魅了した。何度も「アイラブハワイミュージック」と叫びこの日を讃えた。

 トップバッターを務めたネイサン・アヴェアウとジェフ・ピーターソンは、軽快なギターサウンドで一息に会場をハワイの雰囲気に染め上げた。ハワイミュージック独特のハイトーンヴォイスと柔らかなロートーンヴォイスを織り交ぜて魅了。アコースティックギターを巧みに操り、ハワイの潮風を感じさせる空気感を作り上げた。ギター2本ながらも多重を奏でているような壮大なものだった。

 オバマ大統領も好んで聴いているという同賞常連のマウナルアは、スラック・キー・ギターのボビー、ウクレレのブルース、ベースのカヒによる実力派トリオ。彼らの象徴でもあるファルセットを使った、情緒あふれる歌声で会場を包み込むと、キレのあるギターカッティングとストローク、アルペジオを使い分け、ファンの心を高揚させた。彼らから放たれるとても滑らかなサウンドや歌声に大歓声があがった。

 トリは、日本でも人気のあるハワイアンバンドのカラパナが務めた。この日はあいにくの雨だったが、会場内はすっかりハワイの空気。終わりを迎える午後6時にはサンセットビーチが浮かび上がっているようにもみえた。

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