[写真]miwaがロックで新境地開拓2

オリアンティとmiwa。コミュニケーションしやすいようにブースでディスカッションしながら弾いた

 シンガーソングライターのmiwa(24)が約2年ぶりとなる通算4枚目のアルバム『ONENESS』(ワンネス)を完成させたことが分かった。注目したいのは13曲目に収録されている「super heroine」だ。ここでは、故マイケル・ジャクソンさんが認めたスーパーギタリスト・オリアンティと競演している。アコギのイメージが強いmiwaが、ロックで名を馳せるオリアンティとどのような化学反応をみせるのか。

 アルバムチャート1位を記録した前作「Delight」以来となる今作。収録曲には年末の紅白で披露した「Faith」や大ヒット上映中の『映画ドラえもん のび太の宇宙英雄記(スペースヒーローズ)』の主題歌「360°」など6枚のヒットシングルを含む全14曲を予定している。

マイケルも認めた凄腕のオリアンティ

 また、本人の夢であった初の海外レコーディングを先月ロサンゼルスで敢行。故マイケル・ジャクソンさんのドキュメンタリー映画『THIS IS IT』で、美人女性ギタリストとして話題となったオリアンティがリードギターで参加した作品(M13「super heroine」)も収録されている。

 オーストラリア出身のオリアンティは、マイケル・ジャクソンさん以外にもカルロス・サンタナやスティーブ・ヴァイも認めたスーパーギタリストだ。現在、オリジナルアルバム2作とベストアルバム1作をリリースしている。数いる女性ギタリストの中でも極めて人気が高い。デビューアルバム『BELIVE』は、そのスティーブ・ヴァイとも共演している。

 miwa自身もオリアンティの来日公演に駆けつけた程のファン。彼女が映画『THIS IS IT』で見せたリードプレイに感化され、紅白でもライトハンド奏法を披露したロックチューン「Faith」が生まれた。

 ちなみにライトハンド奏法とは、世界的ロックバンドのVAN HALEN(ヴァン・ヘイレン)のギタリスト・EDDIE VAN HALEN(エディ・ヴァン・ヘイレン)が生み出したテクニックで、右手の人差指や中指を使用して指板を叩くテクニック。タッピングとも呼ばれ、視覚的にも派手な奏法である。

オリアンティとメール交換も

[写真]miwaがロックで新境地開拓1

ONENESSのギターPhil Xとmiwa。Phil Xはリッチー・サンボラが脱退した後のBON JOVIのギタリストとして世界中まわっている

 レコーディング当日は、スタジオにリムジンで到着したオリアンティを入り口で出迎え、熱い想いを伝えるとオリアンティも上機嫌。スタジオでは納得がいくまでギターをかき鳴らし、最終的に素晴らしい曲が出来上がった。

 レコーディングが終わるとmiwaと気さくにメール交換したところ、直後に「今夜自分のレコーディングがあるから遊びに来ない?」と連絡があったそうだ。

 指定のスタジオを訪れるとレコーディング中のオリアンティの傍に、彼女のアルバムのプロデューサーである元BON JOVI(ボンジョヴィ)のギタリスト、リッチー・サンボラが現れ、彼のギターを借りて「Delight」を披露するという海外レコーディングならではの嬉しいハプニングもあった。逆に言えばそれだけmiwaが受け入れられたことになる。

 そして、アルバムのタイトルチューンである「ONENESS」は、“環”、“調和”を意味し、自分の歌を通してたくさんの人をつなげたいという思いから名づけられた力強く壮大な楽曲となっており、ロサンゼルスの名門スタジオ“SUNSET SOUND STUDIO”に地元の凄腕ミュージシャンを起用しパワフルに仕上がっているとのこと。

 このスタジオは、ロックバンドのLED ZEPPELIN(レッドツェッペリン)やSHERYL CROW(シェリルクロウ)もレコーディングで使用したスタジオで有名だ。

ロックサウンドで新境地か

 参加ミュージシャンには、リッチー・サンボラが脱退した後のBON JOVIのサポートギタリストとして活躍中のPhill X(フィルエックス)や、ロサンゼルスで若手ナンバーワンのセッションドラマーJoe Rickard(ジョーリチャード)が参加している。

 ロックなミュージシャンたちが参加していることもあり、どんなサウンドに仕上がっているのかとても興味深い。

 miwaは先日、アコースティックギター1本で日本武道館を成し遂げたほど、アコギのイメージが強い。その彼女が海外で活躍するロックミュージシャンを招き入れて挑んだサウンドは、おそらくこれまでの彼女とはまた異なる魅力が詰まっているに違いないと記者は思う。

 さて、アルバム仕様だが、初回生産限定盤に収録されるDVDには、昨年末開催された「miwa -39 live ARENA tour- “miwanissimo 2014”」より横浜アリーナライブダイジェスト映像が1時間24分に及ぶ充実の内容で収録される。

 そして3月28日からは、アルバムを引っさげた全国ツアー『miwa concert tour 2015 “ONENESS”』がスタートする。自身の誕生日となる 6月15日の横浜アリーナ公演まで、13都市19公演で開催される。

 ONENESS収録曲は以下の通り。

 01:ONENESS
 02:Faith (2014 ユーキャン CMソング)
 03:fighting -Φ- girls (TBS系 火曜ドラマ「まっしろ」主題歌)
 04:フィロソフィー
 05:月食 ~winter moon~ (TBS系 木曜ドラマ劇場「ママとパパが生きる理由。」主題歌)
 06:キットカナウ (キットカット 受験生応援キャンペーンソング)
 07:君に出会えたから (2014 資生堂 SEA BREEZE CMソング)
 08:ストレスフリー
 09:Faraway 
 10:恋の予感
 11:It's you! (ハウスウェルネスフーズ「C1000」テレビCMソング)
 12:360°(『映画ドラえもん のび太の宇宙英雄記(スペースヒーローズ)』主題歌)
 13:super heroine (日本テレビ「ウーマン・オン・ザ・プラネット」テーマソング)
 14:希望の環(WA)(OECD東北スクール 東北復幸祭〈環WA〉テーマソング)

 miwaは7日と8日にアコースティックギター1本でライブを行ったacoguissimo(アコギッシモ)日本武道館2daysを終えたばかり。そして今月28日から早くも次のツアーが始まる。彼女の149センチという小さな体から溢れ出るバイタリティははかり知れない。  【上村順二】

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