[写真]園子温監督作『ラブ&ピース』主題歌にRCサクセション

忌野清志郎さん(右)と映画「ラブ&ピース」(C)「ラブ&ピース」製作委員会

 忌野清志郎さん(享年58)がかつて組んでいた伝説のロックバンド・RCサクセションが1976年1月に発表した楽曲「スローバラード」が、今年の初夏に全国公開される園子温監督作『ラブ&ピース』の主題歌に決まった。

 37年前の楽曲を映画の主題歌に起用した背景に園監督の過去がある。園監督が本作の脚本を書いたのは20年余前の1990年代。

 当時、映画化したいと思っていた園監督は、主演の鈴木良一役を自身がファンだった忌野清志郎さんに演じてほしいとの思いで、所属事務所に訪れ出演オファー。しかし、当時の忌野さんは俳優業はやっていないという理由で出演を断られたようだ。

 園監督にとっては忌野さんの出演は叶わなかったが20余年が経過した今年、主題歌という形で加わることとなった。

忌野清志郎映画ともコラボ

 また、本作と2月10日より全国一斉公開される映画『忌野清志郎 ロックン・ロール・ショー The FILM ~#1(ナンバーワン)入門編~』のコラボレーション企画が実現した。

 『ラブ&ピース』の本編映像に合わせ、映画『忌野清志郎~』より、2007年に札幌市民会館の最後の日に行われた忌野清志郎のライブを1カメで収めた「スローバラード」未公開ライブ映像が挿し込んだ。これにより新たな「スローバラード」のミュージックビデオが完成した。

 ミュージックビデオは、映画『忌野清志郎~』の監督を務める太田旬が編集し、園監督の監修を経て完成。泣ける名曲に、『ラブ&ピース』の力強いカットがのった感動的な映像となっている。

長谷川博己&麻生久美子ら出演

 映画『ラブ&ピース』は、うだつの上がらない日々を過ごすサラリーマンが、ミドリガメとの出会いをきっかけに、諦めたロックミュージシャンや恋心を抱く女性など、失われた自身の人生を取り戻す内容。

 監督は『愛のむきだし』『ヒミズ』など海外の評価も高い園子温氏。同監督にとって初めて特撮も用いた。主人公のサラリーマン・鈴木良一を演じるのは長谷川博己。その恋心を抱いているヒロイン・寺島裕子は麻生久美子が演じる。

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