[写真]新成人が生まれた1995年の音楽シーンは

CD生産枚数の1995年から2013年までの推移。日本レコード協会・レコード生産実績より作成

 成人の日の1月12日、126万人の新成人が大人の仲間入りをした。音楽業界で言えば家入レオや乃木坂46西野七瀬、AKB48川栄李奈、ももいろクローバーZ百田夏菜子など。今から20年前、1995年は、阪神・淡路大震災や地下鉄サリン事件など日本を震撼させた災害・事件があった一方で、プロ野球の野茂英雄さんが米大リーグで新人王を獲得するなど希望の光も見えた年であった。では、音楽シーンではどうだったのであろうか。

 この年のCD生産実績(日本レコード協会・レコード生産実績)をみると、洋楽を含めたCDの生産枚数は4億3995万枚、生産額は5511億6800万円。2013年現在(2014年12月データ未発表のため2013年とする)は1億8873万7000枚、1981億8600万枚で、枚数にすると今の約2.3倍だ。

 ミリオンセラーの数も2013年はシングル5作品、アルバム1作品だったのに対して、1995年はシングル23作品、アルバム24作品と桁が違う。まさにCDが売れた時代であった。

 シングルで最も売れたのがDREAMS COME TRUEの『LOVE LOVE LOVE/嵐が来る』で235万2000枚。次にH Jungle With tの『WOW WAR TONIGHT ~時には起こせよムーブメント~』で210万3000枚、3位は福山雅治の『HELLO』で187万1000枚。4位はMr.Children『Tomoroow never knows』(1994年発売)183万6000枚、5位はMr.Children『シーソーゲーム~勇敢な恋の歌~』179万2000枚。いずれもオリコン調べ。

 日本レコード大賞では、大賞候補作品となる最優秀作品賞に、辛島美登里「愛すること」、酒井法子「碧いうさぎ」、trf「Overnight Sensation 〜時代はあなたに委ねてる〜」、SMAP「KANSHAして」、Mr.Children「シーソーゲーム 〜勇敢な恋の歌〜」、長山洋子「捨てられて」、シャ乱Q「ズルい女」、天童よしみ「旅まくら」、安室奈美恵 with SUPER MONKEY'S「TRY ME 〜私を信じて〜」、スピッツ「ロビンソン」が選ばれた。

 このうちグランプリとなる大賞にはtrf「Overnight Sensation 〜時代はあなたに委ねてる〜」が輝いた。また、新人賞は、華原朋美、美山純子、矢吹春佳が選ばれ、美山純子が最優秀新人賞を獲得した。

 1995年、安室奈美恵やtrf、globe、H Jungle with t(浜田雅功と小室哲哉のユニット)の台頭が目覚ましく、華原朋美がこの年にデビューするなど小室ブームの真っただ中にあった。

 ところで、この年はマイクロソフト社のWindows 95が発売された。この登場でパソコンは一般向けに多く使われるようになり、インターネットの普及にも繋がった。このネットが人々の暮らし、そして音楽シーンに大きな変化をもたらすとは当時はまだ知る由もなかった。

<ミリオンセラーを記録した主なシングル>
安室奈美恵「Chase the Chance」、L⇔R「KNOCKIN’ ON YOUR DOOR」、大黒摩季「ら・ら・ら」、岡本真夜「TOMORROW」、桑田佳祐/Mr.Children「奇跡の地球」、globe「DEPARTURES」、サザンオールスターズ「あなただけを」、B'z「LOVE PHANTOM」、福山雅治「HELLO」、MY LITTLE LOVER「HELLO, AGAIN ~昔からある場所~」など。※日本レコード協会・統計資料から一部抜粋

この記事の写真
[写真]新成人が生まれた1995年の音楽シーンは

記事タグ

コメントを書く(ユーザー登録不要)