9月20日に公開される映画「フランキー&アリス」の一コマ

【写真】映画「フランキー&アリス」劇中歌の魅力(2014年9月9日)

9月20日に公開される映画「フランキー&アリス」の一コマ

 60~70年代音楽ファンにはたまらない豪華すぎる楽曲祭―。アカデミー賞女優のハル・ベリーが主演を務める最新作『フランキー&アリス』が9月20日に、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国で公開となる。同映画は70年代初期の米国・ロサンゼルスが舞台。劇中には60年代や70年代のアメリカ音楽を象徴する名曲の数々が使用されていることがこのほどわかった。

 同映画は、解離性同一性障害を抱える人気ストリッパー・フランキーの病を乗り越えていく姿を描いた実話。あらすじはこうだ。

 フランキーは解離性同一性障害を患い、もう一人の人格「アリス」に日々悩まされていた。フランキーが記憶をなくすたびにアリスは事件を起こし、その間の記憶はない。徐々にアリスは力をつけていき、フランキーは存在を脅かされていく。サイコセラピストのオズ(ステラン・スカルスガルド)との出会いによって、この病気の元となった、これまで封印してきた過去と本当の意味で向き合い、病を乗り越えていく―。

 フランキーを演じるハル・ベリーは一人三役を演じ分け、アカデミー賞受賞作『チョコレート』を超える演技と世界中からの賞賛を受け、ゴールデングローブ賞主演女優賞にノミネートされた。

 ■70年代のアメリカ音楽の魅力を体感

 そして映画の魅力を引き出す劇中歌も豪華だ。60年代から70年代のアメリカ音楽を象徴する名曲の数々が使用されている。22週に渡りチャート入りしたクール・アンド・ザ・ギャングの「ジャングル・ブギー」に始まり、ローリング・ストーンの選ぶ歴史上最も偉大な100人のシンガーで6位に選ばれたマーヴィン・ゲイの「Lets Get It On」。

 フランキーのサイコセラピストが、潜在意識を呼び覚ます、と聴いている楽曲は、モダン・ジャズの帝王マイルス・デイビスの「Fall」だ。更には過去のトラウマを呼び覚ますキーとなる楽曲に使用されているのは、ビートルズを一、ビーチボーイズやサイモン&ガーファンクルに多大な影響を与えたエヴァリー・ブラザーズの「Bye Bye Love」。

 そして、最後を締めくくるのはグラミー賞最多受賞者のスティーヴィー・ワンダーの「Higher Ground」という文句のつけようがない豪華な内容となっている。

 当時の流行などもきちんと抑えられ、懐かしい人にはたまらない、知らない人には新しい発見となりそうだ。特にナンバーストリッパーのフランキーがマーヴィン・ゲイの楽曲に乗せて踊るシーンは心象的。48歳を迎えたハル・ベリーの美しく健康的でありながら官能的なダンスが楽しめる。

 映画を通してその時代の音楽を楽しむのも一つと言えよう。使用楽曲は以下の通り。

<使用楽曲>
01:Gift Of Love - The Van Dykes
02:Lets Get It On - Marvin Gaye
03:Telegram Sam - T.Rex
04:I Just Want to Make Love to You - Etta James
05:Goin Man huntin - Jo Ann Garrett
06:Better Git It In Your Soul - Iron Cross
07:I Pity The Fool - Ann Peebles
08:Little Bit Of Soul - Iron Cross
09:Strut For Shearing - Steven James Edwards
10:Jungle Boogie - Kool & The Gang
11:Sugar Babe - Buster Brown
12:Bye Bye Love - The Everly Brothers
13:Fall - Miles Davis
14:Metal Guru - T.Rex
15:Que sera sera - Pink Martini
16:Que Sera Sera(Whatever Will Be,Will Be) - Doris Day
17:Higher Ground - Stevie Wonder

記事タグ