覚せい剤取締法違反(所持・使用)の罪に問われた、歌手のASKA(本名・宮崎重明)被告(56)の初公判が28日東京地裁であり、同被告は起訴内容を全面的に認めたと、各紙が報じた。

 報道によると、裁判官の人定質問に対しASKA被告は自らの職業をはっきりとした口調で「歌手です」と答えたようだ。ただ、今後の音楽活動については「今は何も考えられない。主治医の指導に従い治療に集中することが大切」と明言は避けた。

 最終陳述では、違法薬物に手を出したことに関して「2度とこういう事をしないよう治療に専念したい。ファンや関係者の信頼を裏切ってしまい申し訳ない」と謝罪、治療を続けていく意思を示した。

 ASKA被告は、20数年前に英国ロンドンで合成麻薬MDMAを1度使用。覚せい剤は2010年夏ごろから今年春まで使っていたようだ。数々のヒット曲を世に送り出していた頃も違法薬物に手を染めていたことになる。

 なかでも覚せい剤の使用を始めたという2010年以降の音楽活動をみてみると、「CHAGE and ASKA」は2009年から活動休止状態にあったためソロが主体であった。

 このうち創作活動では、2010年2月にセルフカバーアルバム『12』を発表。同月には他の歌手との共作楽曲を発表。問題とされる夏以降は、11月にセルフカバーアルバム第2弾で、12章からなる連作恋愛小説集『君の知らない君の歌』を発売している。

 2011年は、震災被災者への支援活動として昭和の楽曲をカバーした『いま歌うシリーズ』を発表。(2013年に『「僕にできること」いま歌うシリーズ』として発売)。同年12月には7年ぶりとなるオリジナルアルバム『SCRAMBLE』を発売。このアルバムには新たに書き下ろした楽曲「朝をありがとう」など10曲が収録されていた。

 ASKA被告をめぐっては、入院先である千葉市内の病院で「やっぱり歌詞が大事だ」と熱く語る同被告の声を耳にしたという情報が、一部のスポーツ紙によって明らかにされている。また、週刊誌報道でも創作活動に意欲的であるとも伝えられている。

 法廷では、今後の音楽活動については明言を避けたものの、職業ははっきりと「歌手」と答えたことや前述の報道を鑑みても活動再開への思いは無くしていないともとれる。

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