フジテレビ系『27時間テレビ』で総合司会を務めたSMAPが27日、同番組最後の企画となる27曲45分3秒ノンストップライブに挑戦。睡眠不足、疲労困ぱいの状況でフラフラとなりがらも歌い切った。なかでも中居正広(41)は何度も座り込み、苦しそうな表情を浮かべるなど満身創痍。それでもキレのダンスで意地をみせつけ観客の感動を誘った。

 フジテレビ近くの特設野外会場で午後7時15分に始まった同ライブ。4時間前に豪雨に見舞われ開催も危ぶまれたが何とか回復した。しかし、ライブは想像以上に厳しいものだった。ステージ上はライトの温度で38度近くまで上がっていた。すでに番組開始から24時間経過、暑さは、疲れた体に容赦なく襲い掛かった。

 中居に異変が見られたのは10分が経過した5曲目『ダイナマイト』。パフォーマンス中にもかかわらず容器を取りいき水分補給。この行動は後半になるに連れて回数を増やしていった。13曲目『がんばりましょう』では座り込み、ステージ横に一時はけた。15曲目『世界に一つだけの花』ではソロパート部で声を詰まらせる場面もあった。

 草なぎ剛が中居の肩に手をかけ心配するそぶりもみせた。23曲目『Joy!!』になると完全にステージそでに退場。曲が終わると同時に再びステージに戻ってくるも苦しそうな表情を浮かべていた。それでもキレのあるダンスで意地をみせ、25曲目の『CRAZY FIVE』では笑顔ものぞかせた。

 木村拓哉(41)、稲垣吾郎(40)、草なぎ、香取慎吾(37)も限界に近い状態だった。笑顔の合間にみせる険しい表情。体力の極限に挑む姿に、会場にいたファンの一部は涙を流し、また声援を送った。ファンと共に観覧したHKT48指原莉乃(21)も涙を流し、爆笑問題の田中裕二(49)太田光(49)、そして、劇団ひとり(37)も感慨深い表情で見守った。

 そうして迎えたラスト27曲目『Can’t stop ‐LOVING‐』。残されたわずかな体力を振り絞るように歌い上げ、満身創痍でノンストップライブをやり遂げた。メンバーの顔には達成感に満ち溢れた晴れやかな笑顔が広がっていた。その一方で「誰も死ななくて良かった」と語った草なぎの言葉が胸に突き刺さった。それだけ壮絶なものだった。

 27曲目の曲中にはメンバーそれぞれが以下の通りにメッセージを送った。

 木村「27時間を支えてくれた沢山のスタッフ、協力してくれた共演者、そして見てくれたみんなに感謝します。有難うございました」。

 草なぎ「本当にいつも応援有難う。今日はみんなと一緒に大きな事を成し遂げられたんですけど、これも一つの通過点としてこれからも走っていきますのでよろしくお願いします」。

 稲垣「みんな27時間テレビ、これまで本当に有難うございました。グランドフィナーレはこれからです。感動のフィナーレを迎えましょう」。

 香取「僕らの武器、テレビでこんなに遊ばせてくれてフジテレビ最高!」。

 中居「こんな無様な姿をお見せしまして本当に申し訳ないと思います。自分を恥じております。もっと自己管理して、健康管理をしっかりしてこれからもSMAPの一員で頑張っていきたいと思います。お許しください」。

 無謀ともいえるこの企画。しかしそこには、限界に挑戦するプロとしての意識の高さや感動があった。自身最長となる27曲45分3秒ノンストップライブ。26日午後6時半からほぼ一睡もしていない状態のうえに、疲労も蓄積しているなかでのライブに不安の声も上がっていた。が、5人はそれを乗り越えた。

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