シンガーソングライターの泉谷しげる(66)が、29日に放送されたフジテレビ系『ワイドナB面』(日曜午前10時55分)で、CD生産数が減少している音楽産業について持論を展開した。

 『ワイドナショー』の後に放送されている同番組。今回は生放送だったこともあり、視聴者から取り上げて欲しい話題を募集した。そのなかの一つに「音楽業界を盛り上げていくにはどう変化していけばいいの?」という質問があり、ゲスト出演した泉谷はそのなかで自身の考えを述べた。

 番組では、2013年のCD生産数が、ピークだった時代よりも4割ほどまでに減少していることに触れて、泉谷は「やっぱりね。これからは生だよ。やっぱり生じゃないとだめ。番組でも生の方が楽しいでしょ」。同じくゲスト出演していたSMAP中居正広(41)は「この10年でCDの売り上げは下がっている。でも(ライブやフェスの)観客動員数は増えている」と付け加えた。

 ダウンタウンの松本人志(50)も泉谷の考えに同調。「僕ね。ちょっと暇が出来たらコンサートに行くようにしている。ちょっと前も野口五郎さんや森進一さんを観に行った。生の『おふくろさん』とか普段聞かないでしょ。(でも生だと)全然違うんですよ。幕を開けて森進一が(歌って出てきたら)“ワーワー”ってなりますよ。それ絶対に必要ですよね」と、自身のエピソードを語った。

 芸能レポーターの井上公造が、あらゆるアーティストが一度に出演するフェスや歌謡祭のあり方や魅力について語るなかで、松本は「お手軽に生歌を聞ける状況を作らないとだめですね」と言えば、泉谷は「結局カラオケの時代で生(の良さ)を覚えちゃったから。テレビも、生(番組)がなくなったから全体的に落ち込んでいるじゃなないかな」と展開。

 中居が「歌謡番組がなくなったじゃないですか。CDが売れなくなって」と述べると、泉谷は「テレビから(歌謡番組)がなくなっているのは…ほとんどテープだろう。ちゃんと歌っていないじゃん」とチクリ。「僕も…そもそも歌ってないです」と謝る中居に「バカヤロー」と笑顔で叱責した。

 八塩圭子フリーアナなども音楽産業について独自の見解を述べるなかで、泉谷は更に「この問題の扱い方がおかしいんだよ。CDが売れなくなったから音楽産業がだめだという考えがいけない」と苦言。スタジオからも「フェスは盛り上がっている」「CD売り上げだけが音楽産業の指標ではない」「ダウンロードにもシフトしている」という意見が出された。

 ちなみに、過去にライブが重要になると語っていたアーティストに山下達郎がいる。山下は朝日新聞2012年10月6日付『フロントランナー』のインタビューのなかで「今まではCDが音楽文化の中心で、ライブはその販促活動みたいなところがあった。でも、これから先は、ライブのためのCDになる」と答えていた。

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