中孝介が上海・北京・広州でコンサート

中国でコンサートを行った中孝介。写真は広州での模様

 奄美大島在住のボーカリスト中孝介が、上海・北京・広州の中国3カ所でのコンサートを行った。

 6月14日に上海東方芸術センター大ホールで行った上海公演は約2000人の満員の観客を集め、昨年日本で発表した『ベストカバーズ~もっと日本。~』収録の『上を向いて歩こう』からスタート。

 2008年に公開され、台湾映画として史上最大のヒット作となった映画『海角七号』にシンガー「中孝介」本人役として出演した中孝介は中国・台湾など中華圏では「島唄王子」と呼ばれ絶大な人気を誇る。今回の上海でのコンサートは2011年以来約2年ぶりの開催となった。

 「こんばんは、中孝介です。久しぶりの上海でのコンサートです。今日はゆっくり楽しんで行ってください」と中国語で挨拶し、日本語曲と中国語曲を交えながら歌声を届けた。

 上海出身の二胡奏者ウェイウェイ・ウーをゲストに迎え、テレサ・テンのヒット曲『在水一方』など2曲をコラボ、ピアノの弾き語りや三味線を弾きながら奄美大島の民謡『シマ唄』を披露するなど、さまざまな形の中孝介の世界を魅せていった。

 そして中華圏でも人気の日本アニメ『夏目友人帳』の主題歌『夏夕空』、中華圏限定リリースのアルバムに収録の中国語曲『青蔵高原』で客席のボルテージも最高潮に。

 アンコールでは台湾で大ヒット上映中(日本では来年公開予定)の映画『KANO』の主題歌『勇者的浪漫』(作詞作曲Rake、中孝介・Rakeがボーカルとして参加)を中国語で歌唱。

 最後に中孝介が出演した台湾映画『海角七号』の挿入歌『それぞれに』の演奏が始まると、日本語の歌詞にもかかわらず客席も一体となった大合唱が起こった。

 日中関係が不安定な状況でも“音楽は国境と言葉を越える”と言わんばかりの鳴りやまない拍手と歓声のなか、中孝介は日本と中国の友好を深めるべく、「再見!!」と挨拶し、18曲を熱唱しコンサートは大盛況のうちに終了した。

 終演後に行ったCD購入特典のサイン会では約500人のファンが行列をつくり、中孝介もファンひとりひとりと握手や写真撮影などをして懇親を図った。

 中孝介は16日北京、18日広州において、現地限定の招待制ライブも開催。こちらの各公演も大盛況のうちに幕を閉じ、合計約5000人を動員したコンサートツアーは大盛況のうちに終了した。

 そんな中孝介だが、日本でのコンサートも決定。昨年、大盛況のうちに終了した「もっと日本。」コンサートのアンコール公演となる“中孝介2014「もっと日本。」アンコールコンサート”が2014年12月23日に東京国際フォーラム・ホールCにおいて開催が決定した。

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