芳根京子の涙にしみじみする岡田将生

 芳根京子、寺島しのぶ、岡田将生、清水くるみ、小林薫、石川慶監督が25日、都内で行われた映画『Arc アーク』の公開初日舞台挨拶に登壇した。

 【写真】芳根京子と鈴木咲、岡田将生の微笑ましい光景

 ビュラ賞、ヒューゴー賞、世界幻想文学大賞の3冠を制覇するという史上初の快挙を成し遂げた奇才、ケン・リュウ氏の作品が原作。永遠の命を手にした女性の人生を描く。

 エマ(演・寺島しのぶ)の弟で天才科学者の天音を演じた岡田。この日は有観客で埋め尽くされた客席を見渡し「圧倒されます」と感慨深く語り、改めて盛大な拍手が送られるとその音量の大きさに一瞬驚く表情を見せるも、すぐに笑顔を見せ表情を崩した。

 本作の印象に残っているものとして「海辺」を挙げた岡田。「芳根さん(演じるリナと)と一緒に新たな人生の踏み出した後に衝撃の事実を迎えるシーンが海だったり、この映画の肝は海の近く。その先に広がるものがあるなと」と語った。

 芳根との共演は2回目だが、「頼もしくて、どこか脆(もろ)さもあって、隣でお芝居をしてどこか支えられたらいいなと思いました。初日を迎えて一緒に立ち、撮影の日々を考えるとここまできたのかと。それを引っ張った石川監督は素晴らしいと思う」と感慨深く語った。

 この日は、リナの娘・ハルを演じた鈴木咲(6)が芳根に花束のプレゼント。その微笑ましい姿に、岡田は終始笑顔。一方、石川監督の手紙に涙する芳根の姿に心を打たれたようで、しみじみとした表情を見せていた。

 トークを終えた後の報道陣に向けた撮影では、鈴木咲がカメラ目線をむけるよう、芳根とともに指をさしてうながし。その光景も微笑ましいものがあった。

スマイルも見せた岡田将生

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