『ネメシス』“姫川”奥平大兼が好評、“風真”櫻井翔とのやりとりも「可愛い」
再登板を望む声も
奥平大兼(17)が演じたAI開発者・姫川が好評だ。2日放送の日本テレビ系ドラマ『ネメシス』(毎週日曜夜10時半~)では、女子高で起きた難事件を解決するため“チームネメシス”に助っ人として加わったのが櫻井翔演じる風真のかつての教え子・姫川。その風真にツンデレする姿が「可愛い」と反響だ。一方、昨年デビューしたとは思えない奥平の演技力にも驚きの声も挙がっている。
ドラマは、広瀬すず演じる天才助手・美神アンナと、櫻井翔演じるポンコツ探偵・風真尚希の凸凹バディが、探偵事務所ネメシスに舞い込む難事件を次々と解決していくミステリー。この日放送された第4話『AIという名のもとに』では、女子高で発生した“不可解な教師の死”の解明に乗り出した。
教師、そして生徒のアリバイを調べようとするも、厳格な教頭の南禅寺光江(MEGUMI)が午後4時までに終わらせることを要求。限られた時間のなかで膨大なデータを処理するために風真が助っ人として呼び出したのが、奥平演じるAI開発者の姫川だ。
姫川は “世界を変える50人”に選出された天才高校生で、頭が良くてナルシスト。しかも、風真が過去に勤めていた塾講師のかつての教え子。なのに、「教師と生徒の関係だけで急に呼び出すのをやめてもらえますか?」とツンとしている癖の強い役どころだ。
そんな姫川は、風真、そして警捜査一課のタカ(勝地涼)&ユージ(中村蒼)らが見守る中で淡々と調査を進めていく。秀才ともあって理路整然とした語り口が印象的だ。
姫川を演じた奥平は昨年デビューしたばかりで、しかも連続ドラマは昨年放送のTBS系ドラマ『恋する母たち』、そして本ドラマと同クールに放送されているフジテレビ系『レンアイ漫画家』と合わせて3作目。とても新人とは思えない堂々とした演じっぷりを見せた。しかし本人は「セリフ量が多くて、それを早口で言うのが大変でした」と回顧していた。
奥平と言えば、映画『MOTHE マザー』では、母の歪んだ愛情しか知らずに育った17歳の少年を、TBS系ドラマ『恋する母たち』では学年トップの成績を有しながらも自部屋に引き籠る秘密を抱えた少年を好演した。
しかし、今回の姫川はそれとは異なるタイプのキャラクターで、自信に満ち溢れている。そんな役柄を、名立たる俳優陣の前で、しかもセリフ量の多い芝居に臨むのはプレッシャーもあっただろう。少しでも臆すれば成り立たない。奥平自身も「先輩に囲まれて芝居をするので、初めは緊張で弱気になるところもありました」と明かしている。だが、「弱気では務まらない役なので、途中から気持ちを切り替えて臨みました」とも話している。持ち前の思い切りの良さ、いわば気持ちの強さが好演に結びついたとも言えそうだ。
視聴者もその奥平の演技力を高く評価しており、「え!?ドラマ3作目ってすごい!」「奥平さんの醸し出す雰囲気がミステリアスで良い」「奥平くんって『Mother』の子か!」「奥平くんイケメン!これは人気が出ちゃう!」「奥平くんいい仕事しているね」「芝居がうまい!」と好評の声を上げている。
そして、もう一つ話題になっているのは風真とのやりとりだ。終始、感情の起伏がなく、風真にはそっけない態度を取っていた姫川だが、事件解決後に見せたのは少年っぽさ。そのギャップも好評で視聴者からは「姫川さんと風真さんめっちゃいい」「風真さんと姫川くんのコンビの関係性がすごくすき」「かわいい」と声が上がっている。
映画『Mother マザー』で圧倒的な演技力を見せ鮮烈デビューを飾った奥平は、新キャラ・姫川でその演技力の高さを改めて世に知らしめた。いま、視聴者が期待しているのは姫川の再登板。そして、奥平の今後のドラマへの“登板”だ。