平井堅が初のNHKドラマ主題歌、主演の永作博美「素敵な歌」と称賛
シンガーソングライターの平井堅(42)が、10月14日スタートのNHKドラマ10『さよなら私』の主題歌を手掛けたことがわかった。番組プロデューサーから曲を自由に書いてくださいと言われた平井は「正直“なんてありがたい”という気持ちと“ハードル高いな”という気持ちの半々でした」と振り返っている。また、主演の永作博美(43)は「素敵な歌」と称賛している。
『さよなら私』は、毎シーズンクオリティの高い作品で人気を集める『ドラマ10』の年内最終シリーズで、主演の永作をはじめ、石田ゆり子(44)、藤木直人(42)と豪華キャスト陣が名を揃える。
更に『若者のすべて』『最高の恋人』『ビーチボーイズ』『ちゅらさん』『最後から二番目恋』など多数のヒット作を生み出してきた脚本家・岡田惠和氏が手掛けることでも話題を集めている。
そのなか、今まで数々のドラマ主題歌でヒットを生み出してきた平井が今回、同ドラマの主題歌を手掛ける。彼自身、NHKのドラマ主題歌を手がけるのは今回が初めてだ。
ちょうど主人公と同世代にあたる平井が歌詞を書き下ろした主題歌「おんなじさみしさ」は女性の本音に迫るドラマに沿った巧みな心理・情景描写が心に染みる、わずかな痛みを生じるが大事な爪痕を残すミディアムバラードとなっている。
同曲は10月29日から配信がスタートし、その後CDの発売も控えており詳細は後日発表される。
平井堅コメント
「平井さんなりのもう一つの物語を自由に書いて下さい」。これはプロデューサーの方から言われた言葉です。今まで色々なドラマ、映画の主題歌を書かせて頂きましたが、実はこの言葉を言われたのは初めてで、正直「なんてありがたい」という気持ちと「ハードル高いな」という気持ちの半々でした。
他人と自分を比較したり、過去と今を比較したり、私達はいつも植え付けられた尺度、自分で決め付けてしまった尺度に計られ、揺られて生きている気がします。純白な感情なんてない。嫉妬や羨望を内包しながらも、それでも人は人を求めずにはいられない。
寂しさの量は外側からは計れない。寂しさに優劣は無い。同じ寂しさを抱えている大切なあの人に会いに行く。その瞬間の風景を切り取って書きました。どんなに揺られても人生は進んで行く。トンネルもあれば陽だまりもある。この歌から、このドラマから何かを掴んで頂けると嬉しいです。
求める気持ちの裏側ならば、寂しさも悪くない。ですよね?
永作博美コメント
何かテンポに逆らうように歌が進んでいくのが切なくて。こうやって生きて来たって思った。有難い事にまだ撮影中。気持ちに拍車がかかりそうです。そんな素敵な歌をありがとうございます。
番組プロデューサー菓子浩氏コメント
『さよなら私』は、女性の本音に迫るドラマです。永作博美さんと石田ゆり子さんが演じる親友同士が、時に激しくぶつかり合い、時に優しくいたわり合い、心から相手のことを理解していきます。
この脆くて美しい世界を、力のある主題歌で束ねたい。必然的に平井堅さんの名前が浮かびました。最初にデモCDを聞いたとき、驚きと感動で鳥肌が立ちました。ドラマの後半でキーワードとなるセリフがそのまま歌詞に入っていたのです。
大まかな打合せはしましたが、平井さんはそのセリフを知らないはず。研ぎ澄まされた感覚が生んだ奇跡のシンクロだと思います。素晴らしい主題歌をありがとうございました。皆さんもぜひ、平井堅さんの透明感あふれる歌声に包まれながら、ドラマの余韻に浸って下さい。

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