莉子・秋田汐梨・長月翠・香音、同世代の共演に「ワクワク」「刺激」
劇場版『DISTORTION GIRL』
莉子、秋田汐梨、長月翠、香音、たつろうが20日、都内で劇場版『DISTORTION GIRL』の舞台挨拶に臨んだ。
YouTubeドラマ「DISTORTION GIRL」を再編集し、劇場版として2日間限定で上演する。高校を舞台に、廃部の危機に直面した4人の女子高生がそれを回避するために実績を作ろうと、バンドを組んでフェス出場を目指し奮闘する物語。
莉子は、友達や家族に本当の自分をうまく出せないフツ子を演じた。本作がドラマ初主演となる。「クランクインする前に楽器を練習したのでそこでコミュニケーションが取れたことで撮影にはすんなりと入れました」と振り返った。
その莉子はバンドでボーカルを担当した。歌が苦手で人前で披露するのは本作が初めて。「どうしようと悩んで、ボイトレを何度もして頑張りました」というが、劇中で披露した素朴な歌声がキャラクターの性格とも重なり、歌詞に深みを与えていた。
勉強はできるが友達がいない委員長役の秋田汐梨はベースを担当した。中学生の頃にギターに触れたことはあったもののベース演奏は初めて。「弦楽器で大丈夫かなと思ったけど本当に難しくて弦の太さも違くて」と苦戦したと明かした。
アイドル志望で校内の変わり者ミーハー役の長月翠はギターを演奏した。アコースティックギターは触れたことはあったものの、演奏はほぼ初めて。撮影の1カ月前からギター講師に指導を受け取り組んできたものの本番は「ダメだったんですよ」と悔しさをにじませていたが、劇中ではしっかりと“アルペジオ”なども成功させていた。
小学校2年生からドラムを嗜んでいる香音は自身のYouTubeチャンネルでも公開している。演じたのは教師にも目をつけられている一匹狼ギャルル役。その腕前は確かだが、合わせての演奏は難しかったようだ。それでも「みんなの演奏に対する成長が早かったので頑張らないといけないと思った」と振り返った。
“ギャル”という役作りでは、髪を金髪にして臨んだことが役にも影響を与えたようで「金髪になった瞬間マインドがギャルになりました。撮影後はちょっとだけ口が悪くなりました」と笑った。
また、教師役を演じたたつろうは、4人は「しゃべりやすくて、本当の先生をやってみたいと思った」と振り返った。
この日は、5月にスクリーンで上映されることが決まったと発表。莉子は「最後の最後まで愛してくれると嬉しいです」と伝えた。
また、前日18歳の誕生日を迎えた秋田と、高校を卒業した莉子にサプライズで花のプレゼント。笑顔で喜んでいた。
その後、報道陣による囲み取材に応じた。
莉子は「撮影が終わった時に達成感が心の底から感じられて、演技でも成長できました」、秋田は「私は人見知りで撮影も共演者にもお話ができないタイプ。でも休憩の時からワイワイと楽しかった」。
長月は「お芝居の現場がほとんどなくてドキドキしていて、若いのに第一線で活躍している。刺激を受けました。これをラストアイドルに持ち帰りたい」、香音は「同年代の子とお芝居をやる機会はなかったので、日常的な会話を台本上でやるのが楽しくて鳥肌が立ちました」と振り返った。
なお、囲み取材の詳報は別途掲載。