NOAが自身の21歳の誕生日である3月13日に配信ライブ『NOA 1st ONLINE LIVE』をYouTube [NOA] チャンネルにて配信した。放送開始時刻にはNOA本人がチャット欄に登場し、Twitterではリアルタイムでライブレポートを公開。タイ、インドネシアやフィリピンで「#NOA_1stLIVE」がトレンドいりするなど、日本のみならず世界で大きな反響を見せた。

 ステージでは、1月29日にリリースされた1st EP『Too Young』の楽曲を含む全7曲を披露。日本語のみならず英語・韓国語も流暢に使いこなし、クオリティーの高いダンスと歌で世界各国のオーディエンスを魅了した。

(Photo by Yoshifumi Shimizu)

 時計が定刻を刺すと、イメージムービーにより本編はスタート。薄暗い照明が会場を包みこむなか、デビュー曲の「LIGHTS UP」によりライブを封切った。始まるやいなや軽やかなステップと伸びやかな歌声で観客を一気に惹きつけていく。顔だけにフィーチャーしない足元や手先を映すカメラワークは、自信の表れといってもいいだろう。12歳のころからエンターテイメントを突き詰めてきた彼だからこそ、指の末端までこだわったパフォーマンスを実現できるのだ。

 その後もタイのSpotifyバイラルチャートで1位を獲得しているチルなナンバーの「TAXI feat. tofubeats」、友達以上恋人未満の関係を描いた「Friends?」、初披露となる「Better」と、ダンサーを交えつつ表情や照明でひとつずつの世界観を丁寧に描いていく。

(Photo by Yoshifumi Shimizu)

 3か国語を駆使し、丁寧に言葉を伝えていく姿が印象的なNOAだが、一段と歌詞が真っ直ぐに訴えかけてきたのは「FIREWORKS」だ。コロナ禍でファンから美しい写真を募り、共にデモを制作した1曲ということもあり、詰めこまれた想いも一入なのだろう。この日のために新たに作られた2ndバースも、優しくも力強く刻まれた。

(Photo by Yoshifumi Shimizu)

 「Multiverse」「Too Young」と、アグレッシブなナンバーでラストスパート。ステージ上だけにとどまらぬ、フロアも用いた大胆なパフォーマンスを繰り広げ、小さな箱に収まらない実力を魅せつけたのだ。

(Photo by Yoshifumi Shimizu)

 MCで彼は「初めてのコンサートで緊張していたんですけど…」と語っていたが、そんな素振りは微塵も見せなかった。むしろ堂々とした所作にステージが狭すぎると感じたくらいだ。これは単にキャパの話をしているのではない。『NOA 1st ONLINE LIVE』は、NOAというアーティストの底知れなさを十分に誇示していたのである。

 日本の“リュウコウ”や定石に流されぬ楽曲、日本語・英語・韓国語と3か国語を操るバイタリティー、そして他に勝るとも劣らないダンス×歌のパフォーマンス。約30分の限られた時間のなかで、“世界で活躍するには”を念頭に置いて彼が活動していることを鮮明に訴えたのだ。

 ライブの映像は3月31日いっぱいまで公開される。夢を叶えるために走り出した彼は、もう誰にも止められない。革命前夜の今こそ、NOAが踏み出した一歩の目撃者になるべきではないだろうか。【坂井彩花】

この記事の写真

記事タグ 


コメントを書く(ユーザー登録不要)