佐藤健にとって「カッコいい」とは? 新ムービーで全力疾走
「ギャツビー」ブランドムービー
佐藤健が、マンダムのヤング男性向けコスメブランド「ギャツビー」の新イメージキャラクターに起用。「“カッコいい”をつくってきたのは誰か?」を問うブランドムービー『カッコいいは、変わる。』に出演した。
「変化の肯定」をコンセプトに、佐藤が「“カッコいい”をつくってきたのは誰か?」を問いかける。
■風速40メートルの風に逆らいながら全力疾走
今回のムービーはワンカット構成の映像で、場面転換をスムーズに見せるため、通常の撮影よりも遥かに難易度が高く、シーンによっては何度も同じ動きを繰り返す必要があった。中でも最も体力的にハードだったのが、床の部分に仕込んだランニングマシンで全力疾走するシーン。佐藤は半径2メートルの大型送風機から吹き出す“風速40メートル”の強風を浴びながら、ワンテイクにつき15~20秒間、距離にして100メートル以上を、10テイクほど繰り返す場面があった。
■ストイックさを追求する佐藤こだわりの演出
佐藤が走るシーンは当初、もっと遅い速度で撮影される予定だったが、「全力で行きます」という本人の一声で、エンジン全開のトップスピードで走ることに。高速で動くランニングマシン上で、佐藤は指をくるくる回すジェスチャーで、スタッフにどんどんスピードアップするように要求。飛んでくる雑誌や衣服が顔にバシバシと当たるのを物ともせず、一心不乱に走り抜いた。ムービーでは、つんのめって転びそうになるも、瞬時にリカバリーするシーンがありますが、実はこれは「映画のスター?」のナレーションに合わせ、「途中で何かワンアクション起こった方がいい」という佐藤自身の提案による演出。この演出もあり、非常に迫力のあるシーンになった。
■撮影現場の士気を高める圧巻のパフォーマンス
エキストラが登場するシーンでは、全体のアクションがバシッと決まるまで何度もテストを繰り返し、現場は常にピリッとした緊張感が漂っていた。佐藤はワンカットごとに真剣な表情でモニターを見ながら動きの微調整を行い、時には演者側の視点から、「もう少し前から歩いた方が、全体的にスムーズに流れそうな気がします」と監督に提案。試行錯誤を繰り返してようやくすべての状況が整うと、圧倒的なパフォーマンスを発揮する佐藤さんに引っ張られるように、出演者と制作チームの息がピタリと揃った。OKテイクでは監督が思わず「完璧だ!」と声を上げ、周りのスタッフからも大きな歓声と拍手が沸き起こった。
■映画『るろうに剣心』シリーズのアクションチームが参加
迫力あるアクションが話題となる作品に数多く出演し、ワイヤーアクションの経験値が高い佐藤。監督の「宙に浮かんでいく時、力強く上がっていくように見せるためには、どういう風にしたらいいか?」という相談にも、的確な提案を行い、ダイナミックなシーンを引き立てた。ちなみに、今回は、映画『るろうに剣心』シリーズのスタッフたちがアクションシーンをサポート。佐藤が全幅の信頼を寄せる精鋭揃いなだけに、演者と呼吸を合わせてワイヤーを操作するタイミングも絶妙で、見事なチームワークを発揮していた。
■ムービー内に登場する衣装にもこだわり
若者たちのファッションアイコンとして、絶大な支持を集める佐藤のさまざまなスタイルも楽しめる今回の映像。事前の衣装合わせでは、「ワイヤーアクションをするならどういう衣装がいいか?」というスタッフの質問に対して、佐藤は「走る時に風を受けるなら、その風で着ている服が前後左右に動く、ジャケットスタイルやネクタイがいいのでは」と回答。本番でもその意見を採用した衣装が用意されるなど、多くのシーンで佐藤のアイデアが取り入れられている。
■飽くなき向上心が生み出すベストショット
2日間に及んだ撮影のラストカット。モニターをチェックしていた監督の口からOKが出そうになった瞬間、隣にいた佐藤から「最後にもう1テイク挑戦してもいいですか?」との提案が。颯爽とスタンバイ位置に戻って、撮影が再開すると、佐藤は前のテイクを上回る抜群の芝居を披露。最後の最後まで、演技に対して一切妥協を許さないストイックな姿勢に、現場のスタッフ一同、しびれるひと幕があった。
佐藤健:インタビュー
――ギャツビーのイメージキャラクターに選ばれた感想をお聞かせください。
ギャツビーのCMは10代の頃からかなり印象に残っていて大好きだったので、大変嬉しかったですね。この仕事を始めてからも、どんなCMをやりたいのかと聞かれた時「ギャツビーのCMをやりたいです」と答えていたぐらいだったので、本当に念願が叶ったというか。とても光栄に思います。
――撮影の感想をお聞かせください。
ワイヤーで吊っているシーンは全員、映画『るろうに剣心』の時から一緒にやっているアクション部のスタッフだったので、一瞬「るろうに剣心の撮影をしているのかな?」と思いました(笑)。ワイヤーアクションは上げるタイミングとか、チームワークが大事なので、そういう意味ではいい仲間と一緒にできて良かったです。全力で走るシーンは、普段からそんなに動いているわけではないので、久々にあんなに走って、ちょっと太ももが筋肉痛です(笑)。
――佐藤さんにとって「カッコいい」とは?
今回のテーマの「誰かが変わろうとする力」とか、「変わっていくことがカッコいい」ということは、世の中の流れや流行りに乗っかっていくよりも、「自分で時代を作っていく奴が一番カッコいいよね」ということだと思います。そういう人たちはどういう人たちなのかなと考えた時、やっぱり、自分のスタイルを確立しているというか。周りがどうこうではなくて、自分がこれをカッコいいと思うから、こう生きていくんだ、自分がなりたい自分になれるように生きていくのがカッコいいんだ、という人たちなのだと思いますし、自分自身もそうありたいと思います。
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