渡部 豪太(ガブ)/北浦 愛(メイ)/大森 博史(ギロ)/平田 敦子(おばさんヤギ)

 『日生劇場ファミリーフェスティヴァル2021』(主催・公益財団法人ニッセイ文化振興財団=日生劇場)で上演する音楽劇『あらしのよるに』の全キャストが発表され、ガブ役を渡部豪太、メイ役を北浦愛が務めることがわかった。

 友だちの大切さや相手を思いやる美しい心を描き、2019年に好評を博した舞台の再演となる今作では、友だち思いの心優しいオオカミのガブ役に、初演時にその熱演で客席を魅了した実力派俳優の渡部豪太、そのガブと秘密の友情を育む好奇心たっぷりなヤギのメイ役には、今回、映画『誰も知らない』(是枝裕和監督)で子役デビュー後、映像や舞台での幅広い演技で注目を集める北浦愛が出演する。

 そして、オオカミのリーダー・ギロ役に大森博史、おばさんヤギ役は初演に引き続き平田敦子が務め、日本の演劇界に欠かすことの出来ない二人のベテランが脇を固める。

 立山ひろみの脚本・演出により、原作絵本の世界を音楽劇として広げた本作。音楽を鈴木光介(時々自動)、振付を山田うんが担当し、臨場感あふれる迫力の舞台となる。

音楽劇「あらしのよるに」(2019年公演より) 撮影:青木司

渡部豪太(ガブ役):コメント

初演時には沢山の子ども達がじーっと、僕たちが創った演劇を見つめてくれていたのがとても嬉しかったです。みんなガブとメイを応援してくれてありがとう!音楽劇「あらしのよるに」を通じてまた新しく沢山の友だちに会えることが嬉しくてたまりません!今年の夏は元気な皆に会えますように!!

北浦 愛(メイ役):コメント

「あらしのよるに」を読んだとき、私には思い出す友達がいます。育った場所も環境も全く違うのに、いつも私の一番の理解者で、きっと私よりも私のことを知っている人です。ガブとメイの世界でたった一つの特別な友情が観ている人に伝わるように、この舞台を観る方が特別な友達を思い出せるように、この作品が特別な思い出になるように、丁寧に作っていきたいと思います。

大森博史(ギロ役):コメント

この物語の感動、素敵さが子ども達に伝わる様に一生懸命演じたいです。私の役ギロは怖さ、権力、差別、偏見が必要に思われます。そして子ども達に面白く観てもらう為には、ギロは愉快なキャラクターが良いと思います。偉そうで怖く、愉快なキャラクターを作って子ども達にこのお話の素晴らしい魅力を伝えたいと思います。子ども達!友達を大事にしよう!優しい気持ちがあれば何でも大丈夫!

平田敦子(おばさんヤギ役):コメント

子ども達が観に来てくださるお芝居の時は、普段は荒んでいる自分が少しだけ優しくなる気がします。2年前の「あらしのよるに」初演の時もそうでした。お客様から優しさや純粋さをいっぱいいただいて素敵な作品になりました。今これを書いているのは1月です。お芝居が上演される頃に世界がどうなっているのかは分かりません。今はただ、2年前と同じように子ども達を連れて安心して劇場に来ていただける日に少しでも近づいている事を願っています。

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