(C)2019『ばるぼら』製作委員会

 稲垣吾郎と二階堂ふみがW主演する映画『ばるぼら』(公開中)のデジタル配信が決定した。

 1970年代に連載されていた手塚治虫の“問題作”を実子である手塚眞が監督し、クリストファー・ドイルが撮影監督を務めた。

 昨年11月20日に公開されると、R15+作品で79劇場規模ながら大きな反響を呼び、現在も国内外での公開が継続中だ。

 そんな中、コロナ禍で国内の移動がままならない今、より多くの人に作品を届けたいと、デジタル配信が決定した。

 現在でも、全国での上映は継続しつつ、業界全体の活性化を促進するためにも、年明け一発目の大型な邦画配信として、注目されることが予想される。

STORY

人気小説家美倉洋介は、新宿駅の片隅でホームレスのような酔払った少女ばるぼらに出会い、つい家に連れて帰る。大酒飲みでだらしないばるぼらだが、美倉はなぜか奇妙な魅力を感じて追い出すことができなかった。彼女を手元に置いておくと不思議と美倉の手は動きだし、新たな小説を創造する意欲がわき起こるのだ。ばるぼらはあたかも芸術家を守るミューズのようだった。その一方、美倉はエロティックで異常な幻覚に悩まされる。次第に彼の周囲は現実離れしてゆく。ついに美倉はばるぼらとの結婚を決意するが、それは同時に破滅への入口だった。

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