超ときめき宣伝部「光のような存在になれるように」高まる“ときめき”への希求
INTERVIEW

超ときめき宣伝部

「光のような存在なれるように」高まる“ときめき”への希求


記者:村上順一

撮影:

掲載:20年12月27日

読了時間:約13分

 超ときめき□宣伝部(□は白抜きハートマーク)が23日、ニューアルバム『ときめきがすべて』をリリースした。2020年、ときめき□宣伝部から超ときめき□宣伝部に改名し、新入部員として菅田愛貴加入。新たなスタートを切った。ニューアルバムは「トゥモロー最強説!!」などシングル曲に加え、KANA-BOOMの谷口鮪が作詞作曲した「エンドレス」、sajiのヨシダタクミによる「SHIBUYA TSUTAYA前で待ち合わせね!」など新曲も収録し、バラエティに富んだ全12曲を収録。インタビューでは2020年を振り返ってもらいながら、アルバムの制作背景や聴きどころ、2021年への活動への意気込みを聞いた【取材=村上順一】

2020年を振り返る

『ときめきがすべて』たまありみるみる盤

――2020年で印象的だったことは?

吉川ひより 改名したことです。サプライズ発表だったのですごく印象に残っています。その発表の時は急に改名を伝える映像が流れたので、もう頭が混乱しちゃって(笑)。頭が追いつかなかったです。でも改名したことによってみんなとの結束力も高まったと思います。

菅田愛貴 私は今年加入したので、全てが印象的なんですけど、7月18日の無観客ライブです。1人でレッスンしてきて、今年の4月にみんなと合流してレッスンを始めて、そこからずっと皆さんと早くライブをしたいなと言う気持ちがすごく大きくなっていたので、7月のライブはすごく大切な思い出になっています。

 あと、グループに加入してびっくりしたのはこんなにも衣装が増えるものなのかって言うものです。衣装の誕生率が本当に早くて、本当にたくさんの衣装着させていただいて嬉しいです。今回の衣装もすごく気に入っていて、桔梗とかスターチスが描かれていて、その花言葉は永遠の愛という意味があってすごく気にいっています。

小泉遥香 私は今年1番印象に残っているのは10月の有観客で行ったワンマンライブ『超ときめき□宣伝部のZepp Haneda(TOKYO)で待ち合わせね!』です。今年の2月くらいから宣伝部員さんたちとずっと会えない時間が続いて、皆さんに会いたいなと思っていました。何度もお客さんを入れたライブができないか、とチャレンジをしたんですけども結果的にできなくて…。ステイホーム期間中にファンになってくださった方もたくさんいたので、その方たちにやっと会えたというのもあってすごく印象に残っています。宣伝部員の皆さんの顔を直接見ることができて、そのライブで涙をこぼしてしまったんですけど、家に帰ってからお母さんに「それは泣くよね」って。皆さんマスクをしていたんですけど、それでも表情が結構わかるんです。なので皆さん油断しないでくださいね(笑。

坂井仁香 さいたまスーパーアリーナで無観客のワンマンライブ「よ~し、それなら!さいたまスーパーアリーナのセンターから、私たち超ときめき□宣伝部です!」です。あの夢のようなステージで私たちだけでワンマンライブをやっているんだ、と思ったらすごく嬉しくなってしまって。会場のど真ん中でライブをしたんですけど、こういう時期だからこそできたことでもあったので印象的で。

 それと同時に新たな目標ができました。それは絶対ここに帰ってきて宣伝部員さん達と一緒にライブをしたいなと思いました。絶対この場所にみんなと一緒に立ちたいです。その祈願としてだるまさんに目を書いたので、次回戻ってきた時にまた片方の目を入れに戻ってきたいです。

――さいたまスーパーアリーナで、すでにやりたいこともあるんじゃないですか。

坂井仁香 宣伝部員さんたちがいる中で、トロッコでアリーナをぐるぐる回りたいです。おはる(小泉遥香)は怖くて顔が引きつると思うんですけどワイヤーで空を飛ぶのもやってみたい(笑)。

小泉遥香 その時は私も頑張って飛びます(笑)。

――杏さんはいかがですか。

杏ジュリア としまえんさんのラストステージを務めさせていただいたことです。私が初めてとしまえんさんに行ったのが、私が初めてのMV撮影の時で、それもあってすごく思い入れがあるので、としまえんさんがなくなってしまうと聞いた時はすごく悲しかったんです。そのラストステージで宣伝部員さん達も来てくださって、半年ぶりに皆さんの顔が見れたのですごく嬉しくて。それでお客さんを入れたライブが早くやりたいなと言う思いがすごく強くなったのを覚えています。

――プライベートでとしまえんに行った事はありましたか。

杏ジュリア とき宣でしか行った事はないんですけど、いつも乗り物に乗りたそうな顔を私がしていたのか、としまえんのスタッフさんが乗り物に乗せてくれたんです(笑)。すごく優しくしていただいた思い出もあってすごく印象に残っています。

――辻野さんの印象的な出来事は?

辻野かなみ みんなが話してくれたものもすごく思い出として残っているんですけど、私はSNSです。こんなにもファンの方々と会えない時間が続いたのは初めてだったので、落ち込んでいたんですけど、SNSでファンの皆さんの言葉に励まされて、「前を向いて頑張ろう」と思えたからなんです。それもあってファンの方々との絆が深まったような気もしていて、コミュニケーションを取れる場として再確認できました。そして、発信することによって新しいファンの方々もライブに来てくれるようになって、この前の有観客ライブでも「初めてとき宣のライブに来た人〜」と聞いたら、たくさんの方が手を挙げて下さいました。それを見たときにこのステイホーム期間の時間を無駄にせず過ごせたなと思いました。それもあって、SNSは新たな人に見つけていただける大切な場所になりました。

最上級のときめきが詰め込まれた作品に

『ときめきがすべて』ときめき盤

――ニューアルバム『ときめきがすべて』がリリースされますがどんなアルバムになりましたか。

坂井仁香 アルバムタイトルの『ときめきがすべて』とあるように、いろんなときめき、最上級のときめきが詰め込まれた作品になりました。楽曲もそうなんですが私たち自身がときめきでできているようなものなので、宣伝部員さんからもたくさんのときめきをもらって私たちもときめいていて、そしてみんなをときめかせることができる、それが私たちの全てだと思っているので、このアルバムタイトルは今の私たちを表現していると思います。表題曲が「エンドレス」なんですけど自分たちの限界を決めずに走っていこうと言う前向きにさせてくれる1曲なので、色んなアーティストさんが提供していただいた楽曲だったり、挑戦になった楽曲もあるので私たちの初めてが詰まっている作品でもあります。

――皆さんが今作で印象的だった楽曲と、そのおすすめポイントを教えてください。

吉川ひより アルバムリード曲の「エンドレス」です。初めてKANA-BOONの谷口(鮪)さんに書いていただいた曲なんですけど、ずっと谷口さんは私たちのことを見ていてくれたんじゃないかと思えるような歌詞なんです。すごく私たちの気持ちを書いてくださっています。私が歌わせていただいているパートなんですけど、「ときめきの正体はもう気づいている」というところは、私たちと宣伝部員さんたちの事を今までにはなかったカタチで表現されていてグッときました。

 あと、歌詞の<あなたの声が混ざり合うとき>というところはライブを思い出させてくれました。それは、私たちの声と宣伝部員さんたちのコールが混じり合った時にすごく幸せな気持ちになって、私は「いつまでもここにいたいな」と思うんです。なかなか言葉で伝えられない事を、こうやって歌詞にして歌える事で、皆さんに届けられる曲が出来たのは、すごく嬉しいです。

――そういえば「エンドレス」で、かなみさんが落ちサビを歌われていたことにファンの方が感動されていましたね。

辻野かなみ リード曲で歌わせていただいたのは初めてでした。私は歌うということが得意ではなくて学生時代の合唱の時ですら苦手意識が強すぎて歌うことができなくて...。これまでは歌ではなくて台詞のパートとかはあったんですけど、それですらテンポに遅れちゃったりとかして。そんな私が歌う落ちサビのパートを頂けるというのは5年前では誰も想像していなかったと思うんです。宣伝部員の皆さんが「おめでとう」と言ってくださって、挫けそうになったこともたくさんあったけど諦めずに続けてきて良かったと嬉しい気持ちでいっぱいです。

吉川ひより かなみんのファンの方達だけではなくて宣伝部員さん全員が喜んでくれて。

辻野かなみ 宣伝部員の皆さんが私のことを見てくださってたんだということを初めて知って、改めて「大好き!」と思いました。

小泉遥香 宣伝部員さんにも推しのメンバーはいると思うんですけど、その子のことだけを応援するんではなくてグループ全体を応援してくれているのがすごく嬉しいです。

――良い関係が築けていますね。さて、菅田さんの印象的な曲は?

菅田愛貴 「お届け!デリバリースター」です。この曲も私たちのことを歌詞にしてくださっていて、「今日も明るく元気よく」はひよりちゃんの好きな言葉だったり、そう言ったものが沢山詰まっている曲なんです。この曲のラップパートは私とひよりちゃんとかなみちゃんでやっていて、落ちサビの後は遥香ちゃんとひよりちゃんと私の3人で歌わせて頂いていて、本当に盛りだくさんでときめきがぎゅっと詰まっています。

 この曲を作っていただいたオメでたい頭でなによりさんからは「ボーナスステージになるような1曲」だと言っていただけて、私も本当にそうだなあと思いました。明るくて元気で「わいわーい!」といった曲なので、何かに悩んでいる方はこの曲を聴いてもらえると嬉しいです。ライブでも披露させていただいたのですが、もっと沢山の方の前で盛り上がれたらいいなと思いました。

小泉遥香 私は「7月のサイダー」です。この曲は音楽ナタリーさんとコラボで、公募させて頂いて、プロの方から一般の方まで曲を送っていただいて選ばれた一曲なんです。サクノオクレゲさんが作ってくれた曲で、レコーディングも楽しくて、感情移入して録ることができました。歌詞も韻を踏んでいたり、今までの私たちにはなかった一曲です。私は毎日聴いています。

――すごくオシャレですよね。

小泉遥香 はい。ボカロPのすりぃさんがアレンジしてくださいました。こういった楽曲を歌うのは初めてで挑戦でした。この曲のときめきポイントは仁香とデュエットするところがあるんですけど、これまであまり一緒に歌うことがなかったのですごく新鮮です。

坂井仁香 そうなんです。おはるとはサビでも一緒に歌う事はあまりなくて。おはるの歌の表現方法が好きなので、一緒にライブで歌うのが本当に楽しみです。

――注目ポイントですね! では、坂井さんの印象的だった楽曲は?

坂井仁香 どれもお気に入りなんですけど「雨上がり」という曲が、今の私の気持ちに一番リンクしている曲です。 私自身はみんなを笑顔にしたいし幸せにしたいと思ってとき宣の活動をしています。<きっと誰かが泣いている> という歌詞があるんですけど、きっと誰にでも心に雨が降っているような辛いと感じる瞬間があると思うんです。 そんなみんなに私のときめきを分けてあげたいという気持ちが普段からあったので、それが歌詞にあったのがすごく嬉しくて。

 あと、<雨が降っても笑えるように ほら 何処まででも行こう>という歌詞があるんですけど、ステイホーム期間はきっとみんなときめき不足になっていたと思うんです。そんな皆さんを私たちが明るい未来へ連れて行くからねという気持ちが込められている歌詞だなと思ったので、12月26日のライブで披露したいなと思っています。私たちについていけば沢山ときめけるんだろうな、と思ってもらえるように気持ちを込めて歌いたいと思っています。

明るい光のような存在なれるように

『ときめきがすべて』はねだみるみる盤

――レコーディングで意識されている事はありますか。

坂井仁香 「土っキュン□!!少女」(□は白抜きハートマーク)のレコーディングの時に「たくさんの人が笑顔でライブを観ている画を想像しながら歌って」とアドバイスをいただいたんです。そこからライブで歌っているような気持ちでレコーディングするようにしています。ライブは感情を込めて歌うことを優先しているので、レコーディングでもその曲の主人公になったかのような気持ちで歌うようにしています。

――けっこう裸足でレコーディングに臨む人も多いですよね。皆さんはいかがですか。

坂井仁香  昔はヒールでスタジオに行くことが多かったので、裸足で歌っていたんですけど、最近はスニーカーなのでそのまま履いて歌っています。

吉川ひより 私は靴は脱いでます。

菅田愛貴 靴は履いて録ってるんですけど、レコーディングをしてくださるエンジニアさんに「みんな靴を脱いでるからそっちのほうがいいかもしれないよ」と教えてくださったので一回試してみたんですけど、私には違和感があって歌えなくなってしまったので、靴は履いています。

小泉遥香 私は初期の頃からずっと裸足です。

杏ジュリア 私は靴は履いています。履いていた方が落ち着くんです。スタジオの床がフワフワのカーペットみたいな感じのところなんですけど、裸足で立ってみたらフワッとしていたので、それであまり踏ん張れなくて...。リズムをとる時に靴のかかとの感覚が好きなんです。

辻野かなみ 私は裸足で録っています。いま思い出したんですけど、私の前のレコーディングが仁香で、ブースに入って靴を脱いで立ったらマイクの位置が高すぎて、私のおでこの位置にあって(笑)。まだセッティングを直す前にブースに入っちゃったみたいで、それを見たエンジニアの方もちょっと笑ってました。

坂井仁香 10cmぐらい身長が違うので。その逆パターンもあって、私の胸の位置にマイクがあったこともありました。

――(笑)そんな辻野さんのお気に入り曲は?

辻野かなみ 「さくら燦々」です。<古ぼけたチャイムの音>という歌詞があるんですけど 、その言葉の印象が強くて青春時代を思い出せる曲なんです。<退屈だった5時間目を こっそり向け出して 駅前のカフェで語り明かしたこと>という歌詞も印象的で、私は学校を抜け出したことはないんですけど、カフェで友達とおしゃべりしたりしたことを思い出したり。青春を感じさせてくれる曲でもあり、別れの曲でもあるんですけど、すごく前向きで未来に向かって背中を押してくれる、思い出とともに未来へと羽ばたいていく女の子が想像できました。

――杏さんの印象的な楽曲は。

杏ジュリア 私は「SHIBUYA TSUTAYA前で待ち合わせね!」です。この曲の歌詞を自分に置き換えて考えてみた時に響くものがあって、お客さんの前でライブをやった時にもっと好きになった曲なんです。<ずっとずっと君の隣に>とか<こんなにも嬉しくなるのは世界で君だけ>という歌詞一つ一つを、宣伝部員さんの目を見ながら歌ったりすると本当にその通りだなと思いました。「うんうん」と頷きながら聴いてくださっている方もいて皆さんもこの歌詞を通して思うことは同じなのかなと思いました。

――ちなみに渋谷のTSUTAYAにはいきますか。たとえば自分たちのCDを見に行ったり。

杏ジュリア SHIBUYA TSUTAYAさんには行きます! 中学生3年生の時に自分が参加した初めてのCDが出たときはそこで写真を撮りました。あと先生にCDをプレゼントしたいなと思って買いに行きました。

坂井仁香 友達と渋谷に行った時に「ここに私たちのCDあるんだよ」って言うとみんな「見たい!」言ってくれるので、一緒に見に行ったりして、そこで写真撮ったり。もうファンの人みたいになっちゃってるんですけど(笑)。店員さんに気付かれるかなぁとチラチラ気にしながらやってるんですけど。前作はレジの横に展開して下さっていたので、「もしかしたら気付かれたかな?」と思ったんですけど、チラッと見たら気づかれていない感じだったので、今度はアピールしてみようかなと思っています(笑)。

――もしかしたらリリース日近辺は皆さんにバッタリ会えるかもしれない。

小泉遥香 けっこう宣伝部員さんに遭遇することは多いんですけど皆さん気付いてくれないんです...。私たちの方が宣伝部員さんに気づいちゃうんです。ライブの時も客席から登場するときアピールしないと誰も気づいてくれなかったりして(笑)。

――そこに溶け込むことができるアイドルだと。

小泉遥香 よく言えばそうです(笑)。

坂井仁香 来年はオーラをもっと出せるように頑張らないとだね(笑)。

――最後に2021年の意気込みをお願いします。

坂井仁香  2020年は今やれることはやったんですけど、やっぱりできないこともあって悔しい思いをしたこともあったので、2021年はその悔しい思いとか全部忘れられるように突っ走っていきたいなと思います。SNSで私たちを知って、まだ会えていない方にも直接ときめきを届けに行きたいですし、私たちが全国のときめきを上昇させ、明るい光のような存在なれるように、2021年は頑張っていきたいです。

(おわり)

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