【2020 FNS歌謡祭 第一夜◇2日】松任谷由実と嵐がコラボし「春よ、来い」「君のうた」を披露した。

 日本のポップス界を代表する珠玉のコラボレーション。歌唱前のコメントでは、櫻井翔は「まさか横に並んで歌う日がくるとは夢にも思っていなかった」と語り、松本潤は、ユーミンと歌う曲をどうするかという話をしている中で、「<歩き出す 明日は僕らで描こう>のフレーズをユーミンが歌うところが観たかった」と、語る。

 松任谷は「ファンタジーとリアルが溶け合っていて、すごく珍しいスターたちだなと思います」と、嵐の印象を語り、披露する「春よ、来い」について「大事な旅立ちの前にふさわしい曲だなと思いましたし、嵐と一緒にこの歌をお届けできたら、喜んでくださる方が多いんじゃないかなと」とコメントした。そして、「一生懸命練習してお届けする熱意みたいなのを感じてくれたら嬉しいなと思います」と伝えた。

 1994年の名曲「春よ、来い」では嵐のパートからAメロを春風が吹くように走り出させ、サビ前から松任谷の歌唱が加わり、サビでふわりと松任谷×嵐のハーモニーが美しく花開いた。春を思わせる両者の温かい表情が印象的だ。後半の声の重なるパートを経てピアノの音色で締めくくられ美麗な世界観が醸された。

 嵐の楽曲「君のうた」では松任谷がセンターに立ってのフォーメーションの中、軽やかな4つ打ちのリズムに乗りながらサビで希望感溢れる空気感が広がる。“落ちサビ”にあたるセクションでの松任谷の歌唱は貴重なテイクだ。そしてラストのバースでは全員手を前に向けて広げ、未来に向かっての光を放った。

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