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 『第31回 マイナビ 東京ガールズコレクション 2020 AUTUMN/WINTER ONLINE』が5日、さいたまスーパーアリーナで行われ、JO1がアーティストライブのトリを飾った。

 【写真】圧巻のパフォーマンスを見せたJO1

 セカンドシングル「STARGAZER」から表題曲「OH-EH-OH」の他、新曲「So What」「GO」の3曲を披露した。「STARGAZER」は初週売上28.3万枚を記録し1位を獲得。3月リリースのデビューシングル「PROTOSTAR」に続き、2作連続の1位を獲得している。

 スペーシーな映像をバックにJO1各メンバーの紹介画面が流され、ライブは「Go」から始まった。11人のメンバーはお互いの体を絡めながらゆっくりとフォーメーションを広げ、清涼感あふれるエレクトロダンスサウンドの展開と共にアクティブなパフォーマンスを魅せる。各メンバーの真剣な表情、そして伸びやかなボーカルとダンスがライブ感を醸し、「Go」が終わるとマイクがひろう各メンバーの吐息が生々しく響く。そんなかMCへ進んだ。

 ここではまず各メンバーが自己紹介。他のメンバーの紹介の言葉を受けながら、各々が一人ずつ“ランウェイ”を歩くというスタイルだ。「JO1を代表するメインボーカルである!」と紹介された河野純喜は意気揚々と腕を広げて美声を披露。金城碧海は「彼は未経験ながらも素晴らしい成長をみせました」と紹介され、美麗かつクールな振る舞いで挨拶。

 そして、「顔はチワワのように可愛いのに“ガタイ”は熊のようにゴツい!」と紹介された鶴房汐恩はガッツポーズを力強く決める。木全翔也は「おしゃれでチームのムードメーカー」と紹介されると、はにかみつつも俊敏なアクション。そして「見てください、この顔!」と、美男子にフォーカスされた川西拓実はフォーマルなお辞儀からのダブルピース。前半の5人の自己紹介を終えると、「この会場を一番盛り上げるあの曲しかないでしょう!」という導入から「So What」へ。

 「So What」ではフレッシュな身体のキレが冴え渡るアクションにシンクロダンス、そしてクールかつパワフルな歌唱にダンスと、“世界標準”と表現したいクオリティのパフォーマンスを披露した。

 再びMCに突入すると「マジで楽しいです!」と、高まるテンションを表しつつ前半MCのスタイルでの自己紹介へ。川尻蓮は「JO1のダンスリーダー!」と紹介されると、その言葉にテクニカルなダンスで応える。豆原一成は「JO1の最年少!」と紹介されると川尻に続きキレキレのダンスを披露。白岩瑠姫は「顔がカッコよくて紳士!」と表現されるとしなやかな動きと共に流し目で応えた。

 そして「JO1イチの美男子。優しく見える? いや、一番強いぜ!」と紹介された大平祥生はメンバーの紹介の言葉とシンクロする身振りと表情でビシッとカメラ目線。続いて佐藤景瑚が「JO1のファッションリーダー」と紹介されるとジャケットを広げ投げキッスで視聴者を魅了。そして「はいさーい!」と紹介された沖縄出身の與那城奨もジャケットを広げて挨拶。ソーキそばなど、彼の好きな食べ物を紹介されつつ天真爛漫な笑顔を光らせた。

 息ピッタリのテンポ感の自己紹介とMCからはメンバー感の親密さと温かさがひしひしと伝わってきた。そしてライブ最終曲の「OH-EH-OH」へ進むと、クライマックス感のある輝かしいライティングとコーラスにリズム感のキックの音がタイトに絡みつく。エネルギーが溢れるパフォーマンスの中、JO1はジャケットを広げて肌を晒すという色気も醸しつつ、ビートが変化するラップのバースではクールに決め、ラストはランウェイへ進みメンバー全員がおもむろにジャケットを脱ぎ肩にかけてバックライトに照らされながら華麗にフィニッシュ。

 JO1は最後に「盛り上がってくれましたか?」と視聴者へ投げかけ、自身は「めちゃくちゃ気持ちよかったですね!」と、手応えを言葉にし、「貴重な経験でした。僕らはまだデビューしてからちょっとしか経ってないんですけど、こんなに素敵なステージに立たせて頂いて、本当に感謝しかないです」と、ライブの心境を真摯に表した。

 JO1のステージ終了時の視聴者数は約27万人という破格の数字を記録。それは、彼らのこの日のライブの鮮烈なグローバルパフォーマンスへの反響を如実に表していた。【平吉賢治】

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