堂本光一「不可能なことを可能にしていく作業は好き」
堂本光一が6日、都内で行われた、映画『フォードvsフェラーリ』(1月10日・日本公開)公開直前記念イベントに出席。カーレースを題材にした本作にちなみ、レーシングカー「フォード GT40マークII」に乗って登場した。
1966年のル・マン24時間レースを舞台に、絶対王者フェラーリに立ち向かった男たちの奮闘を描いた実話。マット・デイモンと、クリスチャン・ベイル、アカデミー俳優の2人が今回初共演で主演を務める。
堂本光一は、本作を全面的に応援するアンバサダーに就任。映画のアンバサダーを引き受けるのは初めてだという。
フォード GT40マークIIの助手席に乗って会場に登場した堂本は「フェラーリのファンなので申し訳ない気持ち」としながらも、合計50億円という21台のフォードとフェラーリを眺め「いいですね」と笑顔。
フォードがフェラーリに立ち向かっていく本作のアンバサダー就任は当初不安があったというが、作品を観てそれも吹っ飛んだそうで、「素晴らしい映画で、フォードのやり方、フェラーリのやり方、忠実にしっかりと描いていて、フェラーリ好きからしても楽しめる。車好きじゃない人も心から楽しめる。男女問わず、年齢問わず楽しめる」と絶賛した。
本作の魅力の一つとして、フェラーリとフォードのスタンスの違いを挙げ、「レースの資金を稼ぐために一般車を販売していたフェラーリに対してフォードのスタンスは真逆。異種格闘技戦みたいもの。それが面白い」とし、更に「この時代はパワステもないし、安全基準が低かった。サーキットではどれだけ速ければいいのかを競った。それがワクワクする」と述べた。
また、不可能なことに挑戦していく2人は自身にも重なるといい「特にライブや舞台は、魔法の空間、異次元の世界観というか、不可能だよなと思っていることを可能にしていく作業。口癖だけど、スタッフと打ち合わせするときも『言うのはただだからさ』と言って、そこから不可能なことを可能にしていく作業は好き。魔法の空間を作っていく仕事に携われて幸せ」と語った。
更に、レースもエンターテイメント性は重要であるといい「僕が車やレースが好きなのは、僕の仕事とかけ離れたところにあるから。無理矢理自分の仕事としなくてもかけ離れたところに楽しみがある」とした。



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