三宅弘城、ともさかりえのシーン

 三宅弘城、ともさかりえ、片桐仁、小柳友、広岡由里子、玉置孝匡、岡本あずさ、大空ゆうひ、倉持裕氏が22日、東京・下北沢の本多劇場で、『M&Oplaysプロデュース「鎌塚氏、舞い散る」』(22日初日)が初日前会見に臨んだ。

 2011年の『鎌塚氏、放り投げる』で始まった倉持裕氏作・演出の『鎌塚氏シリーズ』。演劇では珍しくシリーズ展開され、2017年には『鎌塚氏、腹におさめる』で4度目の上演を果たした。2年ぶりとなるシリーズ最新作は夏に上演されることが多いシリーズの中で初めて冬に上演する。

 雪山を舞台に、女主人(大空ゆうひ)に仕える鎌塚アカシ(三宅弘城)と、パートナーである上見ケシキ(ともさかりえ)の恋の行方が描かれる。第1弾から参加のオリジナルメンバーの片桐仁、広岡由里子、玉置孝匡に加え、シリーズ初参加となる小柳友、岡本あずさ、大空ゆうひなどが顔を揃える。

三宅弘城、ともさかりえ、片桐仁、小柳友、広岡由里子、玉置孝匡、岡本あずさ、大空ゆうひ、倉持裕氏

 人気を支えるのは主人公の鎌塚アカシ。その魅力を倉持氏は、アカシを演じる三宅の存在が大きいとし「アカシは初めは冷血感で書きましたが、三宅さん演じることで体温が上がった。人間らしくなった。そのブレンド」と評価。さらに、三宅のサウナ好きにかけて「冷たいものを渡した、サウナですよ。水風呂で」と言うと、三宅も「真冬のサウナ演劇」と語り笑いを誘った。

 また、本シリーズの1作目と3作目に出演し、本作が3作目となるともさかは、「大好きな作品で、帰ってこれて嬉しい。また趣の違った空気が流れていますが、アカシとケシキの煮え切らない関係、それも含めて魅力。ロマンティックさらに私も胸が張り裂けそうになりながら臨みました」述べた。

 本作は本多劇場では11月22日~12月11日まで、ほか全国で上演される。

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