やってみないことには何も始まらない
――2ndシングル「GAME CHANGER」の歌詞で<手を伸ばせば そこから始まる>という言葉が出てきます。皆さん手を伸ばしたからこそ今があると思います。でも、なぜ手を伸ばそうとしたのか、その理由にも興味があるんですよね。
テソン 僕は、小さい頃から童謡や歌謡曲はもちろん、ダンスも好きで、昔から歌手になることを夢見ていました。でも、この世界へ入るきっかけをくれたのは、TRCNGの仲間であるハヨンです。
ハヨンとは小学生時代からの幼なじみで。ハヨンが今の事務所の練習生になったことから、僕もハヨンの紹介で事務所のオーディションを受けて合格しました。そこから、ハヨンと一緒に同じ夢を追いかけながら今に至っています。
――皆さんは早い時期から自分の夢をつかんできました。でも10代の頃って、なかなか自分の夢を見出せない人たちも多いと思います。そういう人たちに、何かアドバイスはありますか?
テソン 僕はハヨンに影響を受けて事務所のオーディションを受けましたが、正直、受けるのを迷っていた時期もありました。それでも挑戦出来たのは、ハヨンの後押しがあってという理由もあります。改めて、あの頃を振り返って思うのが「駄目でもいいから挑戦してみよう」という気持ちになれたのが大きかったなということでした。例え失敗しても、まだ「やりたい」気持ちがあれば挑戦すれば良いことで。とにかく「やりたい」と思った気持ちに素直に向かっていくことが大事だと感じています。
――テソンさんにとって、ハヨンさんの存在はとても大きなものだったんですね。
テソン 昔からすごく仲の良い、大切な友達ですからね。
ハヨン 僕も、テソンのような大切な友達がすぐ側にいたからこそ、一緒に競争しあったりともに切磋琢磨して来れたし、それが互いに成長へ繋がったなとすごく感じています。
カンミン 僕やジフン、ジソン、ヒョヌの4人はTRCNGに入る前はそれぞれ子役として活動をしていた経験があります。僕自身に関して言えば、ドラマで演じることを含めた芸能仕事に小さい頃から興味があって、好きで続けてきました。でも、とあるきっかけで今の事務所と巡り合い、そこから歌の世界へシフトしました。理由は、歌うのが好きだったのはもちろんですが、よくカラオケ大会に出て高い評価を得ていて。いろんな人たちから「歌が上手いね」と褒めてもらえたことでした。実際、歌の世界にシフトしたことにとても満足しています。
――カンミンさんは、歌うときも演じるように歌うことも多いのでしょうか?
カンミン 楽曲によって歌うテーマやシチュエーションも異なるので、それぞれの楽曲の世界観に合わせて歌うという面では演技をするように歌っているところはあります。むしろ、そこは得意分野ですからね。
――そこは、ジフンさんも一緒?
ジフン 僕は演技と歌はちょっと違うものだと感じています。演技は普段しゃべっている言葉を演じる形ですが、歌は心の中で思っていることを感情を持って表現することだと思って。だからこそ、その歌に込めた想いをどう受け止め、自分の中で消化していくのか…いつも、そこを大切にしながら表現しています。
――「GAME CHANGER」に関しては、しっかり自分の中で消化した上で歌えましたか?
ジフン この曲に込めた想いは、僕らと同世代の人たちに向けて言いたい言葉でもあり、しっかり理解をした上で歌えました。僕らの周りにも、まだ自分の夢を探せてない人や、夢はあるけど、踏み出すのをためらっている人たちも多くいます。そういう人たちにこの曲を通して「好きなことや興味あることが見えているなら、とにかくやってみよう」と言いたかった。何をやるにしても、難しさや大変さはつきまといます。でも、「やってみないことには何も始まらない」ということを僕はみんなへ伝えたいし、そこが、この歌で僕が一番好きなところです。


























