今だからこそ伝えたい、韓国の新星TRCNG 10代のリアルな音楽
INTERVIEW

今だからこそ伝えたい、韓国の新星TRCNG 10代のリアルな音楽


記者:長澤智典

撮影:

掲載:18年08月04日

読了時間:約11分

「夢と希望を持って頑張っている姿」

(撮影=冨田味我)

――20歳を超えたら、制服姿には抵抗が生まれてしまうものでしょうか?

ハクミン やはり成人男子としては、男らしく格好いい姿を打ち出したいですし、いずれTRCNGもそのスタイルへシフトしていきたいなと思っています。そう考えたら、制服姿を見せれるのは今のうちかなと思って。

テソン 確かに、10代と20代では大きな違いが出るなというのは僕も感じています。学校の友達とだって、ここまで一緒に過ごせる時間は今しかないと思っています。だからこそ今は、友達とワイワイ騒ぐ時間も大切にしながら日々を楽しみたいなと僕は思っています。

カンミン 全員10代のうちにとなるともう半年しかないですが、そこで何かを成すというよりも、そこは長い目で見て叶えていけば良いことだと思います。むしろ全員10代のうちに、みんなで休みを作ってどこかへ遊びに出かけてプライベートな想い出を作っておきたいなと、僕は思っています。

ジフン 20代って、昔はすごく遠い未来のことだと思ってたのに、気がついたらすぐ近くにあることになりました。僕も10代のうちに、メンバー同士や学校の友達どうしで2、3泊の旅行をしたいなと純粋に思います。

ハヨン 僕はあえて音楽的な面で語ると、これは個人的な目標になってしまうことですが、僕は作曲にとても興味関心を持っています。今も作曲活動をおこなっています。だからこそ自分が10代のうちに、それがどんな形でもいい、自分の作った楽曲を世の中に発表したいなという夢を持っています。

――ハヨンさんはどんな楽曲を作っているのでしょう?

ハヨン 今のTRCNGが表現しているのが友達を励ましたり、一緒に頑張っていこう、僕たちはあきらめることなく未来へ進んでいくなど、「夢と希望を持って頑張っている姿」を投影した明るく元気な、みんなで一緒に気持ち盛り上げていく曲たちです。僕が作っている曲もサウンド面では似た感じですが、歌詞の面では「絶対にあきらめない気持ち」なども書いているように、そういう想いも今後のTRCNGに加えていきたいなとも思っています。

――作詞に関しては、すでに形にしているメンバーも…。

(撮影=冨田味我)

ハヨン ハクミン、ホヒョン、ジソン、ハヨンの4人は、TRCNGの中で今作詞にも挑戦しています。その中でもホヒョンとジソンの書いた歌詞は、すでにTRCNGで歌っています。4人とも自分たちが活動をしていく中で感じ、想っていることを歌詞に投影しています。でも、メッセージを伝えたいという気持ちは、メンバー全員が持っていることです。

ハクミン 形にはなっていないんですけど、ハヨン、ジソン、ハクミンの3人で書いたとある曲の歌詞の中にも、「10代の今だからこそ伝えたい想い」を言葉にしたことがありました。

 10代の頃に限らずかも知れないけど、特に10代の頃は夢を追いかけながらも環境のせいなど、何かのせいにして、夢を追い続けるのが難しいという理由にしてしまうことがあります。そんな理由をつけて挫折するんじゃなく、一生懸命に頑張っていこうよという想いを書き記しました。

 僕ら自身が10代だからこそ、10代の気持ちは一番リアルにわかっているのも事実です。10代の気持ちに一番寄り添えるのが今だからこそ、そういう気持ちを表現をしていきたいなと思っています。

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