25年ぶりとなる中山美穂のNHKホール登場

 収録中盤ではスペシャルゲストの中山美穂が登場し、3曲を披露した。1曲目は自身の代表曲の一つ「世界中の誰よりきっと」の歌唱から。

 純白のドレスに身を包んだ中山は舞台中央後方から笑顔で歌い出す。ゆっくりとステージ全面に移動し、左手を軽やかに振りながらしっとりと、表情豊かな歌声を会場に広げた。落ちサビから大サビへの展開では歌の抑揚を広げ、終始笑顔をキープして美しく艶やかな歌声を響かせた。

 歌唱後のトークで中山は、「NHKホールは本当に久しぶり。懐かしいというか、もの凄く緊張しました」。NHKホールでの音楽番組出演は、1994年の『NHK紅白歌合戦』以来となる。当時を「ダッシュで走って滑り込みセーフだったという思い出があります」と、開始に遅れそうになっていたエピソードを明かし、笑顔を見せた。

中山美穂・浜崎貴司(C)NHK

中山美穂・浜崎貴司(C)NHK

 そして、デビュー35周年、約20年ぶりとなるニューアルバム『Neuf Neuf(ヌフ ヌフ)』収録曲「君のこと」を披露。アコースティックギターの伴奏から始まり、歌手として新たなスタートを切った中山の想いが、ひとつひとつのフレーズに丁寧に乗せられるようにメロディを重ねた。サビでは<強く強く前を向かなきゃって思う>という情感あふれる力強い詞の歌声を、色気をまといながらNHKホールに響き渡らせた。

 そして中山の最後の歌唱収録は浜崎貴司と、FLYING KIDSの「幸せであるように」の一夜限りのコラボレーション。演奏を前に浜崎が中山に対し、「気持ちが凄く表れている素晴らしいシンガーだと思います」と、伝えると中山は、「そこだけしかないというか」と、謙遜。

 ハーフシャッフルのビートに乗って中山はリズミックに、花開くような気持ちが込められた歌声を広げる。浜崎はソウルフルに歌い上げ、サビでは中山と浜崎のボーカルが重なり合った。貴重なコラボテイクに、歌唱後に観客は拍手喝采。
 
 収録終盤、レジェンドゲストとして登場したスターダスト☆レビューは、自身の楽曲「夢伝説」を輝くアンサンブルと厚いコーラスで熱演した。カバーでは松田聖子の「SWEET MEMORIES」を、メンバーのアカペラで披露。そして根本要は「たくさんの方がカバーしてくれているんですけど、原曲は自分達だと声を大にして言いたいです」と、会場の笑いを誘いつつ、オリジナルの「木蘭の涙」も披露。来年40周年を迎えるスタレビの洗練されたステージに、会場は温かい空気感に包まれるようだった。

スターダスト☆レビュー

スターダスト☆レビュー(C)NHK

 収録の最後に中山は、「NHKホールはとっても良い場所ですね」と、20年ぶりの本格的な音楽活動再開、25年ぶりにNHKホールで歌唱をした心境を笑顔で表していた。

 この日の収録は、12月22日午後10時50分から、NHK BSプレミアムで放送される予定。

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田島貴男(C)NHK
GLIM SPANKY
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池田エライザ
中山美穂・浜崎貴司(C)NHK

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