新進気鋭5人組バンドのシズクノメ。YouTubeを中心とした活動が話題を呼び、チャンネル総登録者数は結成からわずか1年以内に30万人を超え、「リズムで〇〇メドレー」等の音楽コンテンツをきっかけにSNSでも話題に。TV出演も果たしティーンからも注目を集めている。ここでは、さらなる飛翔が期待されるシズクノメの概要や音楽性、これまでの活動内容などを紹介したい。

シズクノメとは?

 シズクノメは、2019年9月18日結成からわずか約2年ながら、ネットを中心に活動し急速にファンベースを拡大し続ける新世代5人組バンド。メンバー構成は、しゅん(Vo)、ミチヒロモトキ(Gt/Vo)、ぐれむりん(Key/Cho)、宮本 テツ(Dr/Cho)、YAH(カメラマン)。

 メンバーとしてカメラマンが在籍している点はバンドの特筆すべきポイントのひとつ。ライブ中に撮影をして公演終了後に編集し、その動画をライブ来場者だけに公開するという独自のアプローチは、従来のバンドにあまり見られなかったニュースタイルだ。そんな彼らのこれまでのライブ活動を振り返ると、シズクノメの勢いを物語るものを感じられる。

 2021年4月29日“シズクの日”開催の1st One man live -ONE NIGHT STANDでは、初のオンラインでのワンマンライブとなったが堂々のパフォーマンスを披露した。そして、8月6日青山RizM スリーマンライブ「RizM presents ライブガチ!!-act,1-」では先着チケットが販売開始5分で完売。さらに、8月20日の渋谷eggmanスリーマンライブ「心臓爆発日和-SHIBUYA24-」ではキャパシティの約3倍もの先行抽選チケット応募が殺到。直近では、9月21日の SHIBUYA CLUB QUATTRO「1st Album “単純的希望” Release Party 」において、待望の有観客ワンマンライブをおこなうなど精力的に活動中だ。

高い歌唱力とフレッシュで幅広い楽曲

 8月11日にリリースされた1stフルアルバム『単純的希望』は、『遊☆戯☆王 SEVENS』の2期エンディング曲に抜擢された「Never Looking Back」や、先行配信された「がらくたのシェキラ」などを含む全10曲収録。

 『単純的希望』から感じられるシズクノメの魅力は多岐にわたる。清涼感のある中に憂いもエモさも含むメロディはリスナーを限定することなく、広く受け入れられるテイストと感じられる。

 ビート面に注目すると、「ワンナイトスタンド」などで刻まれるハーフシャッフルの楽曲や4つ打ちのダンスチューン、スローなHIP HOP調な「君の良いところ」など、軽快に乗れる様々なリズムがアルバム各楽曲で味わえ、バラエティに富んだ音楽性が楽しめる。

 サウンド面も、「パッと咲いて」でフィーチャーされているアコースティックサウンドから「君の良いところ」で聴けるローズピアノ、ウーリッツァー系の優しい音色、そしてエレクトリックギターの攻めたカッティングが光る「パーリナイ」や、「がらくたのシェキラ」のアグレッシブなピアノプレイなど、カラフルなサウンドアプローチで淀みなく聴き手を引き込む。

 そして、しゅん(Vo)のハイトーンボイスでダイナミックでありつつも繊細な歌い回しは、音としても声としても、言葉としても明瞭にキャッチできる。あらゆる音楽性を踏襲しつつも新鮮なサウンドで届けられる楽曲と融合し、“新世代バンド”と表現するにふさわしいパワフルさが音となり、リスナーの心に訴えかける。

 シズクノメの1stフルアルバムは、ポップス、ロック、ブラックミュージック、ダンスミュージックなど、あらゆる音楽性を凝縮しつつも自身のセンスをふんだんに織り込み、フレッシュに花開かせた新世代のポップミュージックと捉えられるのではないだろうか。

人気のきっかけとなった「マッシュアップメドレー」

 そんな彼らの音楽にリスナーは敏感に反応する。しゅん(Vo)のTikTokフォロワーは120万人突破し、デビュー前にして既にSNSを中心に注目を集めている。

 また、人気のきっかけとなった「リズムで〇〇メドレー」では様々なアーティストの楽曲を歌唱し、話題を集めた。「リズムで〇〇メドレー」とは、“〜ゲームルール〜 ・ビートに合わせて指定されたアーティストの曲のサビを歌う ・歌を間違えたり、詰まったりしたら負け”(※YouTube内での説明文引用)という内容のもの。「米津玄師マッシュアップメドレー」「ONE OK ROCKマッシュアップメドレー」「あいみょんマッシュアップメドレー」「B'zマッシュアップメドレー」など、ありとあらゆるアーティストの歌が披露される。

 また「2019年ヒットソングマッシュアップメドレー」「CMソングマッシュアップメドレー」「ワンピースマッシュアップメドレー」など、年代やCMやアニメなども網羅した様々をテーマで「リズムで〇〇メドレー」をリズミックに展開し、歌唱力と音楽的瞬発力を披露している。その選曲の幅広さは目を見張るものがあり、全世代が楽しめる内容となっていると言えるのではないだろうか。

 11月24日、ユニバーサルミュージック内のレーベル ZENMUSICより、Digital Single『ハイ』で、メジャーデビューすることが決定。

「ハイ」ジャケ写

 シズクノメは、ネットを中心とした活動から急速拡大し注目を集め、多くの支持を集めている。これまでの活動の歩みや、あらゆる音楽を吸収して進化させた幅広い音楽性からは正に“新世代”と感じさせてくれる勢いとフレッシュさがある。大いなる可能性を秘めたシズクノメの邁進に、さらなる注目と期待が集められるだろう。【平吉賢治】

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