演歌歌手の島津亜矢が15日、アルバム『SINGER 7』(2021年3月28日発売)で同年4月19日付オリコン週間アルバムランキングで7位と同ランキング自身初のTOP10入りしたことが分かった。

 特に注目したいのがダウンロードでの上位入りで、こちらは同年4月19日付オリコン週間デジタルアルバムランキングで13位。CDセールスやダウンロードなどを合算したビルボードジャパンのアルバムチャートでも14位と、いずれも演歌歌手としては異例の高ランクインとなった。

 島津がこの“SINGER”シリーズを最初にリリースしたのは2010年。ホイットニー・ヒューストン「I WILL ALWAYS LOVE YOU」や中島みゆき「地上の星」など、演歌以外の洋邦の楽曲を時に力強く、時に繊細に歌うことが徐々に評判となり、第7弾までの出荷枚数は累計20万枚を超えている。

 ここ数年、『UTAGE!』(TBS系)や『うたコン』(NHK)などのテレビ番組で島津がカバーを披露するたびに、「逢いたくていま」(MISIA)や「Forever Love」(X JAPAN)などオリジナルの配信チャートが伸び、それらを収録した島津の“SINGER”シリーズのCDチャートも急上昇。マキタスポーツが命名した“歌怪獣”というニックネームが浸透した2020年には、第6弾までのアルバムすべてがTOP100にランクインするというロングセラーとなっていた。

『SINGER 7』ジャケ写

 そこへきて、4月4日のテレビ番組『本当のとこ教えてランキング』(TBS系)で紹介された“プロのクラシック声楽家が選ぶ本当に歌がうまい日本人歌手最新ベスト50”にて3位に選ばれ同番組に出演。そこで広い音域を往来するYOASOBIの「夜に駆ける」をプロの声楽家とのコラボで圧巻のパフォーマンスを披露したことが反響を呼び、出演直後にTwitterのトレンド1位、各通販サイトでも最新作『SINGER 7』が上位にランクインするという異例のヒットとなった。今回、CDのみならず音楽配信でも高ランクとなったのは、幅広い世代に浸透した証とも言えるだろう。

 最新作『SINGER 7』は、King Gnu「白日」をはじめ、Official髭男dism「Pretender」、秦基博「ひまわりの約束」、AI「Story」、GReeeeN「キセキ」といったJ-POPの大ヒット曲から、映画『グレイテスト・ショーマン』の主題歌「THIS IS ME」やセリーヌ・ディオンの「To Love You More」といった洋楽ナンバーまで幅広い楽曲を収録。島津の縦横無尽な歌唱は、各通販サイトのユーザーレビューでも絶賛されている。

 コロナ禍で様々なイベント即売が思うように進まない今だからこそ、島津の“ウタヂカラ“にて、音楽そのもののヒットが増えることがよりいっそう期待される。(文:人と音楽をつなげたい音楽マーケッター・臼井孝)

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