INTERVIEW

佐藤大志

毎日撮影現場に行くのが楽しかった。大切な体験『おいしい給食』


記者:木村武雄

写真:木村武雄

掲載:21年12月02日

読了時間:約3分

 佐藤大志が、現在テレビ神奈川、TOKYO MX、BS12トゥエルビほかで放送中のドラマ『おいしい給食 season2』で主人公・甘利田幸男の宿敵、神野ゴウを好演中だ。2019年10月期に放送されたドラマ『おいしい給食』の続編で、映画化もされた『season1』の2年後を描く。身長も伸び、声もダンディになり、すっかり大人の表情を見せる佐藤はどういう思いで撮影に臨んだのか。【取材・撮影=木村武雄】

 市原隼人演じる給食マニアの教師・甘利田幸男と、給食マニアの生徒・神野ゴウによる、どちらが給食を「おいしく食べるか」という闘いを描く学園グルメコメディ。舞台を黍名子中学校に移し、新たな“給食物語”を紡ぐ。佐藤は『season1』からの続投となる。「映画化もされ、続編も放送されて、出演の機会が増えて本当に嬉しいです」

 佐藤にとっては役者人生の転機にもなった作品だ。「撮影が本当に楽しくて毎日現場に行くのが楽しみでした。市原隼人さんのお芝居は想像を超えていて、いつも勉強になります。改めて役者をやっていきたいと思わせてくれた大切な作品です」

 その市原との再会。「『久しぶり! 大きくなったね!』と言って下さいました。現場に入った時に実家に帰ってきた感覚がありました」

 その市原演じる甘利田との再会のシーンは自然と力が入った。「『これからよろしくお願いします』と言う気持ちと、前と変わっていないところを笑顔で表現しました」

佐藤大志

 甘利田とゴウは給食を巡りライバル関係にある。『劇場版 おいしい給食 Final Battle』で“和解”したように見られたが『season2』で再び甘利田が過剰に意識を向ける。対するゴウはそういう意識は持っていないと佐藤は分析する。

 佐藤「いつもバチバチにやり合っていますが、心が通じ合っている時もあります。でもゴウは甘利田先生と対決している意識はなくて、むしろ喜んでほしいという思いでやっています。そのあたりも注目してほしいです」

 2年後を描くとあって、ゴウを演じる上で変化も意識した。「ゴウも2年経って成長して、監督とからも『少し大人になったゴウを見せたい』と言われましいうお話があったので、そのあたりの繊細な心、心情を意識しました」

 佐藤自身もこの2年で変化した。この間、映画『さくら』などにも出演。なかでもNHK-FMのラジオドラマ『FMシアター ひかりの子たち』では主演・須藤大地を任され、落ち着きのある声で主人公を好演した。「周りからは『良い声しているね』と言われることもありますが、そう思ったことはないです」。自身は自覚ないがその声は彼の強みにもなる。

佐藤大志

 『おいしい給食』はそうした成長した姿を見せる絶好の場にもなっている。「僕はシャイで人見知りをしますが、ゴウは正反対な性格で積極的に自分の考えを発信します。なのでゴウを演じる上で自分の殻を破らないといけない、恥ずかしさをなくしてやらないといけません。そうした機会を頂けて、僕にとってすごく大切な体験になりました。たくさん作品に出て経験を積みたいです」

 一つ一つの経験、作品が自身を大きくし、『おいしい給食』は大きな財産になっている。

 「市原さんの表現力は本当にすごいです。台本からは想像もできない表現をされて、役そのままだと思いました。それを間近で見られて本当に良かったです」

 その市原は2年前のインタビューで佐藤への印象をこう語っている。「大志を見ていると自然と『頑張れ!』と応援したくなる。やらされているのではなく、自分がやりたい道の通過点として『おいしい給食』という現場があってくれたらいいな」

 その通過点の一つ『season2』、そしてその先の劇場版での佐藤の姿に注目だ。

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