INTERVIEW

山口真帆

驚きと喜びと不安。
初主演作『ショコラの魔法』


記者:鴇田 崇

写真:

掲載:21年07月07日

読了時間:約5分

 小学館の人気雑誌『ちゃお』に掲載され、シリーズ累計100万部を突破。テレビアニメ化など10年に渡って少女漫画として愛され続ける人気作「ショコラの魔法」が、ネオ・ファンタジーホラーとして実写映画になった。その主人公であり、食べるだけで願いが叶う不思議なチョコレートを作る美しき魔女ショコラティエ・哀川ショコラを、2019年にNGT48を卒業した山口真帆が原作をリスペクトして好演している。

 山口にとってはグループを卒業後、この映画『ショコラの魔法』が、初映画にして初主演だ。本作をはじめ、個人活動については、「期待以上に応えていきたいと思うことが、この仕事にとって大切なことだと思っています。個人としての活動も、それこそいろいろなことに目を向けていかないとと思うし、全力で取り組みたいと思っています」と抱負を語る山口。劇中の衣装で登場した彼女に話を聞いた。【取材=鴇田崇】

『ショコラの魔法』

よりミステリアスに

――映画初出演にして初主演だったそうですが、出演が決まった時はいかがでしたか?

 驚き、喜び、不安もありました(笑)。実写化は原作の雰囲気を出すことが大事だと思うのですが、原作がとても可愛いので、わたしが哀川ショコラ役を演じて大丈夫なのかな?という不安がありました。

――大任ですよね。その不安は、いつ消えましたか?

 衣装をフィッティングする時に実際に着てみて、ウィッグをかぶって、みなさんのご協力があって再現できたように思います。あとは実際に撮影現場に行って、作りこまれたショコラノワールに入ることで自分もショコラの世界に入れたと思うので、その瞬間に不安はなくなりましたね。

――もともと原作がお好きだったそうですが、ファンの目線では、どういう役作りをされたのでしょうか?

 漫画とアニメの両方の作品があるので、ひたすら読んだり観たりしました。あとショコラは、あまり人間味がないような、お人形さんのような表情やフォルムなので、そこは気をつけました。少女漫画らしいタッチで描かれている主人公なので、普段どおりに演じていてはショコラの雰囲気が出ないと思ったので、ショコラならではの無機質な感じを表現できるように頑張りました。

哀川ショコラを演じる山口真帆。『ショコラの魔法』より。

――監督とは、どういうディスカッションをしたのでしょうか?

 台本の読み合わせをした時に、監督がイメージしたショコラと、わたしがイメージしていたショコラの照らし合わせをしました。それほど相違はなかったのですが、監督はよりダークな感じをイメージして演じてほしいとおっしゃっていました。なので、私が思っていたよりもよりミステリアスな感じで演じることになりました。

――原作に漫画やアニメがあり、今回の映画は山口さんが演じるという点もありますが、映画版ならではの良さは何だと思いますか?

 今回の作品は、原作の世界観が忠実に再現されていると思っていて、そこは原作ファンの方もすごく楽しんでいただけるところだと思いますし、アニメよりも漫画に近い感じになっているのかなと思いました。

――確かにキャラクターの描写が丁寧ですよね。

 漫画とアニメ、両方観るとわかると思うのですが、漫画のほうがより描写がたくさんあるので、悩みを抱えている人の気持ちがわかったりするんです。その描写が映画も丁寧に描かれているので楽しめると思います。

――この種の映画ではよく出てくる質問だと思いますが、ショコラに依頼してみたいことはありますか?

 ショコラの元を訪ねてくる人は皆必死で、叶えてほしい想いがありますよね。一時の感情による部分が大きくて、自分では見つけられなかった部分をショコラに見つけてもらっている側面もあるので、自分の場合は冷静に考えちゃいますね(笑)。ただ、冷静に考えちゃうと余計に難しいですね(笑)。

山口真帆

期待以上に応えていきたい

――ところで卒業以降、舞台や映画と仕事が充実していると思いますが、いま現在、どういう心境で仕事をしていますか?

 期待に応えたいという気持ち、期待以上に応えていきたいと思うことが、この仕事にとって大切なことだと思っています。個人としての活動も、それこそいろいろなことに目を向けていかないとと思うし、全力で取り組みたいと思っています。

――お芝居は楽しいですか?

 そうですね。自分以外の誰かになれることは楽しいですし、自分が持っていない感情にもなれるので、今まで体験したことがない仕事や生活だったり、自分がこのまま生きていたら経験しなかったであろう人生を、役で体験できることは素敵だなと思っています。

 経験値はまだまだ低いから、わからないこともたくさんあります。及ばないところもたくさんあるので、いろいろな方たちの良いところを吸収して、自分にも反映できるようにしたいです。

――そのために、日々どういう努力をしていますか?

 たとえば、ある作品を観る人はどう思うかとか、どこに共感するかとか、どういうことを観ている人に感じてほしいかとか、そういうことを考えます。

――受け取る人の視線ですよね。

 そうですね。自分と他人が感じるものは全然違うと思うので、だからひとつのことにしても、他人から見たら面白くないことでも一回自分で考えた後、他人の立場になって考えたりします。それこそショコラのように、いろいろと物事を考えられたらいいなと思っています。

――女優としての課題は何でしょうか?

 足りないところはもちろんたくさんありますが、それを言うと可視化されてしまうのでここでは言わず、自分でひたすら努力するタイプなんです。

――言わないタイプでしたか(笑)。

 そうなんです。コンプレックスなどを言うと、そこだけに注目されてしまうことが多いし、それはわたしにはプラスにはならないと思うので、この時代を生きていく上での自己防衛みたいなもの、ですね。

――肩書としてはどうなりたいですか?

 やれることは何でもやっていきたいと思うし、お芝居やモデルのお仕事もたくさんしていけたらいいなと思っています。ただ、肩書きにはあまり固執せず、その人の活動を見た人がどう思うかが大事だなと、そう思います。

――最後にファンの方たちへメッセージをお願いします。

 この映画は大人も楽しめる内容になっていると思います。わたしは今回、この作品で哀川ショコラを演じるにあたって『ショコラの魔法』のレビューを観たのですが、書いているみなさん大人なんてすよね。わたし自身、この作品にはハッとさせられることが多かった。ショコラが解決する部分はその人の足りないところだったりするので、そういうところに気づける作品なんです。大人も子供も楽しめるので、いろいろな人に観てほしいです。

山口真帆

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