INTERVIEW

小林豊×柳ゆり菜×本田剛文

節目を迎え、いま何を想う。
『ブルーヘブンを君に』撮影秘話


記者:木村武雄

写真:

掲載:21年06月17日

読了時間:約8分

 小林豊、本田剛文、柳ゆり菜が、公開中の映画『ブルーヘブンを君に』(監督・脚本・原作=秦建日子)に出演。由紀さおり初主演映画となる本作は、不可能と言われた「青いバラ」を品種改良で生み出した、実在するバラ育種家をモデルに、歳を重ねても夢を諦めない女性の姿を描く。小林と本田は、主人公・冬子の孫を、柳は自動車修理工の夏芽を演じる。BOYS AND MENの小林と本田は映画での共演も多いが、柳とは初共演となる。劇中から飛び出したかのような仲の良さで撮影を振り返ってもらった。【取材・撮影=木村武雄】

3人の共演シーン。『ブルーヘブンを君に』より

キャラクターに近い?

 青いバラ「ブルーヘブン」を生み出した園芸家の冬子は、がんが再発して余命半年のステージ4と診断される。やり残した「ハンググライダーで空を飛ぶ」ことを実現させるため、蒼太(小林豊)と正樹(本田剛文)の二人の孫とその友人で溶接工の夏芽(柳ゆり菜)を巻き込んで、夢への挑戦に向かう。

 撮影はまだコロナとは無縁の約2年前、岐阜に1カ月滞在して行われた。今月2日、都内で開催された完成報告会には、由紀をはじめ、小林、本田、柳らの姿があった。小林と本田は兄弟役となったが、小林は「似た者同士だった」、本田は「自由奔放の兄貴(小林)と堅い弟(本田)でしたので演じやすかった」と振り返った。一方、柳が演じた夏芽は負けん気の強いキャラクターで、劇中では蒼太と正樹も震えあがらせるほどの気迫も見せる。

――夏芽が怒りのあまり蒼太に工具を投げる場面がありましたが、迫力がすごいですね…(笑)。

柳ゆり菜 実際に投げたのは当たっても大丈夫な軽いものだったんですよ(笑)。でも、タイミングが難しくて、投げた後に私が豊ぴょん(小林豊)を殴りかかる直前で本田君が止めに入るんですけど、私が勢いよく行くので、本田君がそのタイミングを逃さずに押さえて、さらに豊ぴょんが逃げないと本当に当たっちゃうので(笑)。

小林豊 あのシーンまでで、何か恨みを買っていたら当てられていたよね?(笑)

柳ゆり菜 (笑)でも割と早い時期に撮影したシーンだったので、大丈夫(笑)

――完成報告会ではそれぞれのキャラクターと性格が似ているかもと話していましたね。

本田剛文 それはそうかもしれないです。

――でも本田さんは正樹みたいに真面目ですよね。

小林豊 めっちゃ、真面目(笑)

本田剛文 (笑)

――今回の現場はどうでしたか?

小林豊 コロナ前というのもあって、自由に過ごせる時間も多かったんです。撮影も早く終わる日も多くて。名古屋で仕事がある時は終わった後になかなかご飯を一緒に食べに行くこともないんですけど、今回は岐阜ともあってめっちゃ行ったよね?

本田剛文 行きました。

――そこではどんな話を?

小林豊 この作品良いよねと言い続けて過ごしていた感じです。基本的には全てのご飯会に参加しました。

――柳さんはジャージで参加したと話していましたね。

柳ゆり菜 そうなんですよ。でも、ジャージをいじられ過ぎて…(笑)

小林豊 だから素敵な服一着買ってあげたじゃん(笑)

柳ゆり菜 そうだけど…(笑)。私、岐阜に1カ月滞在するのに、ワンピース1着とジャージ2セット、Tシャツ3枚くらいしか持って行かなかったんですよ。それだけで過ごしていたら、さすがに毎日同じジャージ着すぎだよねってなって、豊ぴょんがしまむらで、「しまむら」って書いてあるTシャツを買ってきてくれて、それをすごく喜んで着ていました(笑)

小林豊 さすがかっこよく着こなしていて。撮影の合間だったんですよ。僕はだいたい撮影の合間にどこかにふらっと出かけるんですけど、「お土産待ってるね~」って言われて、それでふらっと寄ったのがしまむらだったんです。

柳ゆり菜 あれを載せたらどこに売ってるんですかって。いや、しまむらやん!書いとるがなって(笑)

――このテンポ感すごく良いですね。3人での共演は初めてですよね。

本田剛文 え……僕…だんまり決め込んでいましたけど…(笑)。テンポ感良くなる前は喋りましたけど、テンポ感良い部分はあまり喋れていなかったので、そんなにかもしれないですね…(笑)

――本田さんは二人を見守っているお兄ちゃんのような感じですよね。

柳ゆり菜 本田君は喋ると目線をそらすんですよ…(笑)。

本田剛文 女性と目を合わせるのがあんまり得意じゃないんですよ(笑)。ファンの方は平気で、ファンの方は基本的に僕らの事が好きで握手会とか来てくれていると思っているので安心して。そうじゃない女性はそうとは限らないし…。目を見て喋ったら気持ち悪いと思われる可能性があるっていうのが頭のどこかにあって。だからあまり目を合わせないようにしているんです。

柳ゆり菜 目を合わせない方がちょっと気持ち悪いよ(笑)。

本田剛文 そういう習慣で28年間生きてきてしまったので…。心がまだ思春期のままなんです…(笑)

――克服出来ていないんですね。

本田剛文 そうなんですよ(笑)

柳ゆり菜 いつもお喋りはさせてもらうんですけど、いつも目が合わないんです。逃げたいっていう顔してるよね…?(笑)

本田剛文 逃げたいというか、2年前からソーシャルディスタンスを取っていたっていう。先駆けて(笑)。

小林豊 2人でお芝居の仕事で出ることが多くて、ヒロインがいると、僕もこんな感じでイジるんですけど、今回は結構フランクに喋っている方だと思う。

本田剛文 僕の中では進歩している方。

――柳さんがそういう感じだったから?

柳ゆり菜 ジャージ女でしたから。若干、女と見てない(笑)。

本田剛文 ジャージかしまむらかでしたから、構えなくて良かったのかもしれないです。役柄の時もつなぎとTシャツみたいな感じだったので。

柳ゆり菜 着替えても一緒じゃんって言われる感じの?(笑)

――柳さんは役と同じ性格ですか。

柳ゆり菜 近いです。

――舞台挨拶では撮影当時と比べ少し変わったと話していましたけど。

柳ゆり菜 大人にはなったけど、根は関西っ子なので負けん気は強いです。怒る時は、ばーっと発散して怒れるし、気の強さみたいなのはすごい似ていると思います。

小林豊 夏芽が実家に怒鳴り込みに行くシーンは衝撃的だった。おおっと!って。素でビビるわって(笑)

柳ゆり菜 じゃあ、3人とも近かったね!

小林豊×柳ゆり菜×本田剛文

節目を迎えたボイメン、そして柳ゆり菜

――ところでボイメンは結成して約11年でCDデビューは10年。NHK紅白歌合戦出場を目標に掲げ続けていています。本作では不可能を可能にすることや夢を見続ける事が大事だというのがテーマになっているので、それにからみ周年を迎えて今の自分の中で意識が変った事を教えて下さい。柳さんもこの1年で事務所も変わって転機を迎えられたので気持ちの変化や新たな目標があったら教えて下さい。

小林豊 変っていないといえば変っていないです。目の前の目標だけを追い続けています。紅白も無理だと言っている人の方が多いんですよ。名古屋のグループがそんなことが出来るはずないとか。一昨年ナゴヤドームでライブをやらさせて頂いたんですけど、ナゴヤドームも絶対無理だという人がもちろん多かった。でも、誰かに無理だと言われようが自分の夢だから絶対に叶えると言い続けてやってきたので、ある意味変わらない信念を持っているからいけているなというのがずっとあるんです。この先も信念を持ち続けていけばいけるかなと思っています。

――心が折れそうになることはないですか?

小林豊 思っている分にはタダだし、良くない?って感じです。でも、もし心が折れそうってなっても、それはまだ折れそうであって、折れていないんですよね。だから大丈夫なんです。折れないように補強すればいいだけだから、僕はその補強を友達と美味しいご飯を食べてしています。楽しい事を見つければ補強出来るんじゃないかなって思っている楽観人間です!

――でもそのポジティブさが大事ですよね。本田さんはどうですか。

本田剛文 それぞれがお芝居の仕事などをやりたい気持ちがありながら、今、メンバー全員が30歳前後になってきて、最終的に自分の一番強い「槍」は何なんだというところが随分見えてきたころです。ここから先10年でもっと面白いチームになるんじゃないかなと思います。

――本田さん、3年ぐらい前にお会いした時に気持ちが少しなよっとしている感じがしたんですが。ナゴヤドームをやる前。

本田剛文 え!?そうですか?そんな自覚はなかったです。僕の体感では変っていないつもりでいるんですけど、客観的に見て頂くと色々あるのかもしれない。

小林豊 個人で喋るとしっかりしている感じはするけど、グループでいるともっとうるさいのがいるから、大人しく見えちゃうんじゃない?

本田剛文 多少はあるかもしれない。いっぱいいるとバランス取っちゃうんでね。

――その時一対一でした…。

小林豊 え…!?(笑)

本田剛文 あ…(笑)。折れてたのかな?とは言っても、メンバーもそうかもしれないですけど、年々強くはなっている感じがします。

――ナゴヤドームが一つの自信になったのかもしれないですよね。個々も活躍されて、更に団結力もついて、良い形で年を重ねているというか。

本田剛文 生命力的な事も含めて、丸くはなっていると思います。昔はすぐ手が出る喧嘩をしているメンバーとかいたけど、そういうのは今無くなりましたし(笑)。この世界で行くぜという気持ちは元々あったものが、年々強くなっていっていると思います。

――柳さんはいかがですか。

柳ゆり菜 自分の中だけの変化でいえば、20代前半からあったので、5年前から少しずつ変っていきました。変化したいけど、環境だったり色んなもので出来ないもどかしさに苦しんでいた時期もありました。それが色んな事をちゃんと考えるようになって、自分の為に色んな決断をするようになると、違う環境にいきたいという気持ちにもなると思うんです。自分の好きと嫌い、やりたい事、やりたくない事をしっかり区別しないと時間は有限だからもったいないとすごく思って。そういう考え方だったり、変化したいと思ったのが爆発している感じはあるので、暴走しないように事務所のマネージャーさんにコントロールして頂いて…(笑)。

――好奇心旺盛な方?

柳ゆり菜 好奇心旺盛です。そこは嘘をつかずにオープンにしている感じです。なので、今急に変化しているように見えるのかも!

(おわり)

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