INTERVIEW

久間田琳加

新しい一面が出せたら。
挑戦の『#コールドゲーム』


記者:木村武雄

写真:木村武雄

掲載:21年06月11日

読了時間:約7分

 女優・久間田琳加が、東海テレビ・フジテレビ系オトナの土ドラ枠『#コールドゲーム』に出演中だ。隕石落下の影響で氷点下45度の氷河期に突入した地球を舞台に、家族を偽装して生き抜く家族の姿を描く。久間田はその家族の長女で、頭脳明晰な高校生・陽菜を演じる。主演ドラマ『マリーミー!』では結婚願望がゼロだが法律によってニートと結婚することになった内気な女性を、『お茶にごす。』では真面目な茶道部部長を好演。今回見せるのはそれらとも全く異なる役柄だ。どのような思いで臨んだのか。【取材・撮影=木村武雄】

あらすじ

 隕石落下の影響で地軸が大きく変動し、マイナス45°Cの氷河期に突入した地球。ここ避難所第七支部では、生存者たちが限りある食糧や資源を分け合いながら共同生活を送っていた。前科二犯の天才詐欺師・祥子(演・羽田美智子)、息子の大輝(演・結木滉星)、娘の陽菜(演・久間田琳加)、夫の隆(演・やす)たち“木村家”は、支部長の如月(演・中村俊介)の考えで“家族優先”が徹底されているこの避難所で、ある秘密を抱えて日々を過ごしていた…。極限状況をたくましく生き抜く人々の世紀末サバイバルストーリー。

 ◆木村陽菜(17)…頭脳明晰な高校生。誰よりも冷めており常に一歩引いている天才肌。悪気が有るのか無いのか、あまりにもストレートでシラケた物言いが人を傷付けやすく、第七支部内でもめ事を起こすこともしばしば。だが、まだ子供な部分もあり、時折、寂しそうな様子を見せる。”家族”に懐疑的。本当の親子何てろくでもない、と。実の親だろうが他人だろうが、子供をかわいがってくれさえすればそれでいいと思っている。生き延びたいなどと思ってもいなかったが、そんな陽菜の気持ちにも徐々に変化が。いつしか、大輝への恋心が芽生え…。

久間田琳加

これまでとは違う役。現場で作り上げていった

――これまでとは異なるキャラクターですね。

 まさにその通りで、今までにない役どころでしたので私にとって挑戦でした。私の性格とは正反対の役で共感できるところもなかなかなくて。そういった役が初めてだったので、いつも以上に悩みました。

――『お茶にごす。』の時は、清楚な役柄で、もともと久間田さんに備わっているものだと思いますが、あの時の役作りは?

 今回の役(木村陽菜)よりは離れていなかったというか、あの時も近いというわけでもなかったのですが、陽菜に関しては根の性格の部分で言うと真逆な気がして。

――自分にはない「陽菜」というキャラクターをどう作り上げていきましたか。

 監督からこういう作品を観てほしいとは言われていました。それと、現場で柔軟に対応できるように作り込まないようにしました。いつもはキャラクター像をしっかり持って現場に入るんですが、スタッフさんと話していてもどこかつかみどころのない役でしたし、いろんなキャストさんに聞いても、陽菜だったらこういう行動を取りそうだよねというのがそれぞれ全然違っていたので、私だけでは判断しきれなくて。ですので、みんなと一緒にすり合わせていった感じです。

――キャストさんとはどういう話を?

 生き延びるために家族を偽装するので、陽菜だけ変な行動を取っていたら浮きますし、協調性がないように見えてあるようにも見せないといけない。やる気がないのがベースなので、ここの場面だったらどういう行動に取るのか、そのバランスが難しくて、監督や羽田さんとお話しました。

――羽田さんからは何を言われましたか?

 「陽菜だったら乗らないんじゃない」とか、そういうのを的確にアドバイスしてくださいました。家族を偽装しているとはいえ、“母親”として一番近くで見てくれているので、羽田さんの母親目線、感じていたことを素直に受け止めたい気持ちもありました。そうしたこともあって、今回はガチガチに自分で役を作りにはいかなかったです。

――ただ、頭脳明晰で天才肌、クールでいながらも母の愛情を求めているというキャラクターのベースはある程度は作っていたと思いますが、その部分は先ほどの監督から見ておいてと言われた作品を参考にしながら?

 そうです。それをベースに現場で派生させていきました。でも想像していたものとは違っていて。

――結木さんが演じた役も二面性があって、お互い二面性を持ちながら現場に臨まれていたんですね。現場はいかがでしたか。

 偽装家族として一緒にいる期間が長かったんですけど、ご本人は演じた役柄とは全く違って明るくて、めちゃくちゃ気さくですぐに打ち解けて、仲良くさせていただきました(笑)。盛り上げ役というか、どんな人ともコミュニケーションを取れる凄い人だなって。

――久間田さんもそんな感じがしますけど。

 お芝居の経験がまだ浅いので、チームに馴染むという力はまだまだというか。モデルの仕事は単発が多いので。

――でも持ち前の笑顔は相手の緊張を解してくれそうですが。

 そうだと嬉しいです!

久間田琳加

中村俊介に芝居に引き込まれる。「迫力が」

――物資を得るために競争をする場面がありますが、台本を読む限りテンポの良い掛け合いが印象的です。ああいう場面に共演者の結束力が出るような気もしますね。

 それはドラマの最初のシーンですが、撮影は結構後半だったので、リアルな家族感が出ているのかなって思います!

――それと氷河期という設定で大変だったことはありますか?

 撮影の時はかなり厚着をしているのですごく暑くて(笑)。みんなで「気温マイナスの設定だからね、だれも凍えていないよー」とか声を掛け合って(笑)。監督も「ちょっとみんな凍えて!」と言っていたり、面白かったです(笑)。想像したことがない世界だったので、みんなで凍えようと団結しました(笑)。

――そうした設定や役柄としての二面性も含めて、役者としての力量が試されると思いますが、どう捉えていますか。

 正直、こうしたSFのような作品に出られるとは思ってもいませんでした。今まではどちらかというと青春や恋愛を描いた作品が多かったので、ガラッとテイストが変わって不安もありました。でも自分なりに取り組めるところは頑張りましたので、今、応援してくれている方には新しい一面を見て頂けるのかなと思っています。

――この作品によって確信めいたものはありましたか。

 学ぶところが多かったです。恋愛作品なら見ている皆さんにキュンキュンしてもらいたいですし、“胸キュン”するところにポイントを寄せて撮影に臨んだりしますが、今回はそういうポイントで考えられるものではなくて。この世界をどう生き延びるのか、こういう状況になったときに人間はどういう行動をとり、どう協力するのか、あるいは一人でも生きていきたいのか、そうした心情に迫る作品なので、新しい学びがありました。

――そのなかで共演してすごいと思った瞬間はありますか。

 もう、たくさんありました! なかでも最後のシーンです。中村俊介さんとご一緒させて頂いたのですが、生で見ると迫力がすごいというか、危うく視聴者になってしまうくらい見入ってしまいました。それぐらい迫力がありました。今回の私の役は、感情を内に秘める役どころでしたが、役を通してそうした迫力が出せたらかっこいいなって憧れを持ちました。

久間田琳加

『マリーミー!』初主演でプレッシャー、押しつぶされそうに

――さて、先ほども話しましたが、久間田さは笑顔が印象的で。過去には座右の銘は「平和」で、「平和なら笑顔がいいのかな」とも話しています。笑顔が一つのポリシー?

 でも、笑おうとかは考えてはいないんですよ。テレビのお仕事でもバラエティー番組が昔から大好きなので、その一員になれているという嬉しさが外に出ているのかもしれないですし、好きなお仕事をさせて頂いているので自然と笑顔になっているというか。

――楽しくてしょうがないんですね。

 楽しいです!(満面の笑顔)

――つらいと思ったことは?

 『マリーミー!』の時ですかね。初のドラマ主演でプレッシャーがかなりあって。撮影がお休みの日は、役から離れて自分に戻るから、撮り進めているけど大丈夫かなという不安が出てきて…。

――どう乗り切った?

 とにかく必死でした。落ち込んでいても明日は来るし、とにかく台本を読んで、自分が出来るところまでやらないとって自分を奮い立たせていました。

――撮り終えたときは安堵感とか、自信がついた?

 安堵感がガッツリ勝ちました(笑)。

――しばらく経ってどうですか。

 役者として現場に入る時の表情が変ったねって言っていただくことが多いです。ただ、自分としては「自信がついた!」ということは一切ないですけど、一つ現場を終えたという達成感はあります。

――作品を追える度に、少しずつ風格が出てきているのかもしれないですね。

 最初はドキドキしながら不安そうな顔だったと思うんですけど、そういう感じじゃなくなったんだろうなと思います。

――『#コールドゲーム』もしばらくしたら?

 そういうふうになれていたら良いですね!(満面の笑顔)

久間田琳加

(おわり)

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