(C)2021「梅切らぬバカ」フィルムプロジェクト

 加賀まりこ主演映画『梅切らぬバカ』(11月12日公開)の予告編が解禁された。親子を演じる加賀まりこと塚地武雅の宝物のような日々を切り撮ったものとなる。

 母親と自閉症を抱える息子が社会の中で生きていく様を温かく誠実に描く本作。愛情と包容力にあふれる母親・珠子を演じるのは、54年ぶりに主演を務める加賀まりこ。息子・忠男役にはドランクドラゴンの塚地武雅。さらに、珠子たちの家の隣に引っ越してきた里村夫婦を、渡辺いっけいと森口瑤子が演じる。

 予告編は、ポスタービジュアルと同じ、梅の木がある庭で珠子(加賀)が忠男(塚地)の髪を切るシーンから始まる。

 珠子は正直が取り柄の占い師で、初対面でも一言目から「離婚の相談でしょ?後悔のオーラを纏ってるわ」とズバッと言ってしまう。自閉症を抱える忠男は、几帳面で毎朝決まった時間に起き、朝食をとり、家を出る。近くの乗馬クラブで、大好きな馬に挨拶するのも日課だ。

 都会の古民家で寄り添い暮らす親子2人の何気ない日常が、ユーモラスに描かれている。

 しかし、ある日、ぎっくり腰になった忠男とそれを支えようとした珠子は2人で床に倒れ込んでしまう。「このまま共倒れになっちゃうのかね…?」という、この先を案じた珠子の印象的な台詞が響く。悩んだ末に珠子は忠男のグループホーム入居を決めるのだった。

 最後は「忠さんがいてくれて、母ちゃんは幸せだよ」という珠子のあたたかく、力強い台詞が涙を誘う。良いことばかりではないけれど、ただ2人寄り添い一緒に笑って過ごすありふれた毎日こそが人生の宝物だというメッセージが、珠子の想いと重なり胸に迫る予告編に仕上がった。

 また、女優の天海祐希から届いた「太陽の様な母親珠子さんは、私まで優しく包み込んでくれた」という、加賀演じる珠子の存在の大きさがうかがえるコメントも添えられている。

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