高畑充希

 菅野美穂、高畑充希、尾野真千子が5日、都内で映画『明日の食卓』(瀬々敬久監督、5月28日公開)完成報告会に臨んだ。

 椰月美智子氏の同名小説が原作。同じ名前の息子を持つ、住む場所も環境も異なる3人の母親が、理想と現実の狭間で揺れ、息子への愛と憎しみを行ったり来たりし追い詰められていく姿を描く。3人の母親を主演の菅野美穂を始め、高畑充希、尾野真千子が演じた。

 うち高畑は、若くして母となりシングルマザーとして働きづめのなかで息子を育てる加奈役を務めた。結婚も出産も子育ても経験したことがない高畑は「全てが手探りでした」とし、1週間の撮影期間の記憶がないぐらい追い詰められたという。

 演じた加奈は、子供の前では元気いっぱいの姿を見せるが仕事に明け暮れる日々や将来への不安も抱えている。「辛い事ばかり起きるから嫌になって…。そのなかで救いになるのが親子で楽しんでいる時間。ご褒美のような感じもあって。あとは耐えて働いて耐えて走っていました」

 そんな加奈にも共通点はあったという。大阪の町工場で働いている女性ともあって「私も東大阪で育って、間近で見てきたので土地や空気の懐かしさは自分が育った環境と重なりました」。また、息子を演じた阿久津慶人とは大阪弁を教えるなどして距離を縮めたとも明かした。

親子を演じた阿久津慶人と高畑充希

 その高畑は、3人の母親のうちトップバッターで撮影に入った。「魂を抜かれて終わった気がして、その2倍、それ以上かもしれないものを監督とスタッフは撮影していてそのエネルギーがすごすぎて引くなと」と本音をもらすほど、壮絶で過酷な撮影だったようだ。

 2人のシーンを試写で観たときも「すごい瞬間が多すぎて、息を止めるように観ていました」と振り返った。

 この日はそれぞれの息子を演じた柴崎楓雅、外川燎、阿久津慶人と、瀬々敬久監督も登壇した。

左から瀬々敬久監督、阿久津慶人、高畑充希、尾野真千子、柴崎楓雅、外川燎

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