手紙を読み上げる道枝駿佑(右)と目を光らせ聴く井ノ原快彦

 井ノ原快彦、道枝駿佑、森七菜、映美くらら、阿部純子、兼重淳監督が7日、都内で、映画『461個のおべんとう』の公開記念舞台挨拶に臨んだ。井ノ原と親子を演じた道枝は感謝の思いを綴った手紙をサプライズで披露する段取りを忘れ、照れ笑い。そんな“息子”に井ノ原は「そういう所も全てキミ。それは素敵なこと。後輩で息子役だったけど尊敬しています」と称えた。

 TOKYO No.1 SOUL SETの渡辺俊美によるお弁当エッセイ『461個の弁当は、親父と息子の男の約束。』(マガジンハウス・刊)の映画化。本作の主人公で、ミュージシャンとして多忙な日々を送りながら、息子との約束を果たすため、高校3年間、461個のお弁当を毎日欠かす事なく作り続けたシングルファザーの鈴本一樹を演じるのは、井ノ原快彦。進路や学校生活などに悩みを抱える一樹の息子・虹輝をなにわ男子の道枝駿佑が演じた。

 昨年の夏に撮影。今年1年は本作の宣伝で共にする時間が長く、井ノ原は実の息子のように思い、道枝が所属するなにわ男子のメンバーも「息子のグループのような感覚。メンバーにもため口を使っていいよ」と伝えたそうだ。

 映画から飛び出して親子関係の様な信頼を築いた2人。初日を迎え、道枝は事前にしたためた井ノ原宛の手紙をサプライズで用意した。しかし、その段取りを忘れ、急いで手紙を取りに戻る失態も。照れ笑いを浮かべつつ、気を取り直し、手紙を読み上げた。

 その内容は「僕は内気な方だけど、撮影の合間でも気にかけ話してくれて、周りを盛り上げてくれて感謝しています。パパの背中を見て撮影したこの作品で、僕も少しはパパみたいに成長したかな。何十年後かに父親役を演じた時は、パパの背中を思い出して、頑張りたい。きょうの舞台挨拶でパパから井ノ原さんに戻ります。優しさに甘えてはいけないので。でも悩んだり、苦しい時はまたパパになってね」という趣旨のもの。

 道枝は時折、声を震わせながら読み上げ、それを横で聞く井ノ原の目には光るものがあった。改めて井ノ原は「クランクアップした時は引き離されるような感じでした。手紙を忘れる所とか、全てキミで、全てスムーズに行けば良いというものではない。それを実現してくれていた。後輩ですし、息子役だけどとても尊敬しています」と声を震わせ、感謝した。

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