志尊淳

 累計200万部を突破しているおおのこうすけ氏による大ヒットコミック『極主夫道』の実写ドラマが現在放送中だ。ドラマ版『極主夫道』は、“不死身の龍”と称される元極道の龍(演・玉木宏)が、極道から足を洗い、愛する妻の美久(演・川口春奈)と、娘の向日葵(演・白鳥玉季)ために専業主夫として奮闘していくストーリー。町内で起こるトラブルをコミカルに解決していく龍の姿は、観ている者をスカッとした気分にさせる。

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 そんな龍の元舎弟で、愛らしい弟分・雅を演じているのが、志尊淳だ。志尊は、2019年に『第43回エランドール賞』で新人賞を受賞するなどいま最も勢いのある俳優の1人。俳優としての活躍はもちろんだが、新型コロナウイルス禍での外出自粛期間中に行っていた活動も印象深い。

 少しでもファンの励みになればと始めたInstagramでのライブ配信『#志尊の自粛部屋』は、最大約12万人が視聴。そこから派生したプロジェクトとして、チャリーティソング『きぼうのあしおと』を実の叔父である作曲家の宮崎歩(※崎はたつさき)とともに制作した。

 同曲は、<当たり前が当たり前じゃないと不安になるね/君だけじゃない僕もみんなも同じさ>など人々の不安な気持ちに寄り添う楽曲となっている。また、オリジナルTシャツの制作などにも取り組み、それらの収益の一部から、1000万円を日本赤十字社・共同募金会へ寄付。コロナ禍で闘う人々の大きな力となった。

 『極主夫道』で演じている雅は、そんな彼のまっすぐさや、人想いな性格が滲み出ている。龍が極道から足を洗い、舎弟ではなくなったにも関わらず、慕い続ける人情深さ。そして、周囲に振り回されながらも懸命にしがみついていく愛らしさ。

 志尊といえば、『Heaven?〜ご苦楽レストラン〜』(TBS系)で演じた無邪気な天然キャラ・川合太一や、キャリアウーマンに飼われる美少年・モモを演じた『きみはペット』(フジテレビ系)など、ふわふわとした可愛らしいキャラクターの印象が強い。

 だが、男たちの友情と熱い闘いを描いた『HiGH&LOW THE WORST』で演じた、学園を統率する頭・上田佐智雄のように、戦闘力の高いクールなキャラクターもこなす演技力がある。『極主夫道』の雅も、愛らしい弟のように見えるが、ハイトーンの髪色や目つきからは、いかつさも感じる。日曜日の夜は、龍に振り回される愛くるしさと、時折見える極道らしい強さを存分に堪能したい。

 そして、可愛らしい顔立ちにも関わらず、『#志尊の自粛部屋』などで見せる男らしさも、ファンを引きつける理由のひとつだろう。愛らしさといかつさを融合した雅という役柄を、志尊はこれからどう表現していくのか。止まらない成長に期待が募る。【かなぴす】

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